書道用品・和画材市場ユニカのブログ
書道用品、水墨画用品に関する豆知識や展覧間情報を逐次掲載!
last update 2013/05/22 10:22
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OA用和紙について Vol.1

OA用和紙

Q:レーザープリンター(キャノンレーザープリンターLBP−1310)で印刷する場合、本体取説には64グラム/平方メートル以上の紙を使用するように書かれています。HyperOA和紙 墨染A4判ではレーザープリンターでの使用が可能とのことですが、両面自動印刷は難しいとして、手差しでの印刷はできるのでしょうか?HyperOA和紙 墨染A4判の購入を検討中なので是非教えてください。

A:弊社、ハイパーOA和紙の目方は、約45g/1屬任垢、和紙に強さ(こわさ)をもたせています。印刷する時は、和紙の繊維方向(縦目)に給紙して頂きますと大半の機械で出力印刷出来ます。給紙方法は、自動給紙でも手差しでも対応しています。但し、年々新機種が発売されている今日、市販されている全ての出力機械で出力テストをする事は不可能ですので、「100%印刷する事が出来ます」とは言えません。この点はご了承をお願い致します。一度、 1袋だけでもご購入頂き、お手持ちの機械で出力テストをして頂けると幸いです。

★当社のハイパーOA和紙は、裁判書や弁護士等法務用に使用される長期保存用中性紙和紙ですので、アルカリや酸性の強い静電気防止剤を使用しておりません。それゆえ、冬場のご使用時には、機械によっては静電気が帯電する場合があります。この場合は、布等に水を含ませ硬く絞って、和紙の束の小口4辺をさっと撫でると、和紙に帯電した静電気が布に移り、和紙の機械適正がよくなります。和紙には、基本的に裏表があります。表面はつるつるしており、裏面はざらざらしていますので、表面片面印刷をお薦めしています。書道では、表面の反射をきらい、わざと裏面に印刷される場合があります。また、和紙は薄い為、両面に印刷した場合、表面に裏面刷した文字がうつって見えます。当社には、和紙を2枚貼り合わせた和紙で両面印刷できるOA和紙がありますが、両面色付きでプライベートに使用する和紙です。



樹肌紙について Vol.1

樹肌紙

Q:私はデンマークに在住の〇〇と申します。私の家の隣人が、デンマークでも有名な本のカバーを作る職人なのですが、日本を訪れた際に購入した杉紙を探しております。彼が日本に問合せした所、その杉紙を作っている方は数少なく、彼が購入した杉紙を作った職人の方はリタイヤされていて、数が多い注文があれば、他の職人の方が作成することも可能だと言われたそうです。そんなに多い注文は出来ないとのことで、私に日本で販売していることろはないかと尋ねてきたので探しているのですが、なかなかインターネット等では見当たりません。

 日本では裏に厚紙を貼りあわせて賞状等に使われる、杉の根を薄くはいで作られる柾目の杉紙だと聞いています。HPでユニカさんの樹肌紙を拝見して、これは似ている商品かもと思ったのですが、杉紙とは違った商品なのでしょうか?似ているのであれば、サンプルで購入したいと思います。また、もしそちらで杉紙を販売しているお店や作成している方の情報等ありましたら教えていただけませんでしょうか? 勝手なお願いで申し訳ございませんがよろしくお願い申し上げます。

A:材木を薄く削って、紙の様に使用する物は昔からありました。しかし、材木を薄い紙状にしますと、早いものでは、数ヶ月で切り口から割れてきます。当社の樹肌紙はこの劣化を最小限に押さえる為に開発した物です。樹肌紙は、材木を1ミクロン以下に削り、和紙で裏打ちをしております。両面樹肌紙は真ん中に和紙を挿んで貼り付けております。当社の樹肌紙は、書画を書く事は元より、葉書、名刺、写経、板絵に使用されてり、家具の修理等や、色んな物に貼ったりしておられる様です。
 原材料は、天然の樹木を使用しておりますので、樹木の香りがします。又、年月と共に、木肌がやけてきます。基本的には、幅10cm位の原料を横に1mm位の糊しろで接着して広い幅の樹肌紙を作っておりますので、手でつなぎ目を触ると、糊しろ部分がわかります。極力、同じ木目になるように揃えておりますが、何分、天然素材の為、多少の木目違いや木調が異なる場合があります。杉は、柾目、檜は板目、桐は柾目と板目の中間位で取っています。

  奈良県吉野町の林業業者にて昔、観光土産として、材木だけ(裏打ちしていない)て作っておられましたが。非常に高価なもので、現在は止めておられます。又、秋田県でも吉野と同様、観光土産品として作られていた様ですが、現在は不明です。



墨染め染色用墨液について Vol.1

墨染め染色用墨液


Q:先日いただいた御社の「墨染め3点セット」の使い方について質問です。
筆、または刷毛により描き染めをする場合は、どのような使い方をするのでしょうか。墨液に希望濃度になるまで水を加え、それにバインダーを加えて使えばいいのでしょうか。そしてそのあとアイロンで熱処理をすれば固着するのでしょうか。熱処理後の水元は必要ですか。私の場合、帯地に直接柄を描いたり、のれんに文字を直接書いたりすることがありますので、その際簡便にかつ堅牢に染まる墨があると非常に助かります。よろしくご教授ください。また、このセットの他に、単独でいただける墨汁とバインダーはありますか。こちらもよろしくお返事ください。

A:この「墨染め3点セット」に入っておりますバインダー・助剤は糸先染め・生地染め・製品染めに向くものでして、筆や刷毛での描き染め(引き染め・捺染)には向いておりません。申し訳ございません。
ですが、当社には、別途、墨染め墨液の他、当社で販売中の染色用カラーインク「マーブリング」「彩液」、ダッチマーブル用インク「マードレー」にも使用できる布用共用バインダー(定着剤)「ミラダイフィックスと言う製品が御座います。

布染め専用定着剤「ミラダイフィックス」
ミラダイフィックス使用方法
ミラダイフィックス使用

墨染め墨液・糸先染め・生地染め用のバインダーは、単品売りもございます。下記墨染め染色用墨液のページをご参照下さい。

墨染め染色用墨液



書道セットについて。Vol.1

書道セット

Q:書道セットについて。
初めまして。今度、6歳(年長)の息子に、初めて習字を習わせようと思ってます。どのような筆から購入したらよいのかアドバイスをお願いいたします。尚、硬筆のほうは一年ほど習っています。


A:必須な用具は、筆・墨液・硯・文鎮・下敷・半紙といったところになります。一番楽なのは、子供向けの書道セット(バックに一式入っている)を購入されることだと思います。
下記に単品からの推薦商品をお選びいたします。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shodo1.html

<筆>
初めてお習字を習われるとのことですが、年長さんとの事ですので、最初は半紙に1〜2文字のひらがなを習うようになるかと思われます。子供さんでも筆が運びやすいところでは
「22905 竹風(当店価格400円)」
「22906 書道(当店価格400円)」
あたりがお勧めです。硬筆を習ってらして、「書く」ことに慣れていらっしゃるようです
ので、特に「書道」の方がいいかもしれません。

筆のページはこちらです
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shofude/shofude.html

<墨液>
書道の練習用に最適です。
「12203 墨の精墨液 180cc (当店価格240円)
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/bokueki/bokueki.html

<硯>
軽くて、落としても割れにくいので子供さんに向いています。
「24035 セラミック硯(当店価格240円)

http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/suzuri/suzuri.html

<文鎮>
2本組の方が、半紙の全体が見える形で押さえられるので、書きやすいということで、書道セットによく採用されています。
「25948〜25950 カラー書鎮2本組(各色とも当店価格400円)」
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/komono/bunchin/bunchin.html

<下敷>
「規格」というのが、半紙サイズですが、一回り大きい「美濃中」というサイズも人気があります。厚みは1mmのもので充分ですが、折り目がつきやすいので、2mmを買う方もいます。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/komono/shitajiki/shitajiki.html

<半紙>
「手良子」シリーズは、特に子供さんの習字用に作られていますのでお勧めします。H−100というものでいいと思います。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shodoukami/shodoukami.html

また、通われる教室の先生によって、筆や墨、紙などについては「これにしましょう」という指導があったり、教室で販売していたりする場合もありますので、まずはお教室の先生に問い合わせして頂いて、「何でもいいですよ」ということでしたら、上記参考にしていただいて、そろえられたら宜しいかと存じます。早い時期からお習字を習うことは、情操的にもとてもいいそうですね。お子さんが楽しんで習われることを願っております。



拓本用品について。Vol.1

拓本用品

Q1拓本墨13802、缶入り960円は、量的に拓本紙24652、4枚入り800円に対し余裕がありますか、補充液を必要としますか。
A1墨量的には、十分対応できると思われますが、戸外での作業、乾燥した場所での連続した作業になられる場合は、念のため補充液の用意をお勧め致します。

Q2拓本墨には冬季用と夏季用がありますか。
A2特にございません。「拓象缶入」は、普通の書道用墨よりも乾燥しにくく、気温による影響も少なめになってはおります。多少は気温により、粘りがでる場合もございますが、影響は少ないと思います。

Q3書道用の和紙を使うと、乾いたタヲル地で深めの文字を軽く抑えると破れますが拓本用紙は大丈夫ですか。
A3当社の拓本用紙は、一般的な書道用紙に比べ、水に強い和紙で、丈夫ですが、和紙は水を吸収すると弱い為、全く破れない訳ではありません。多少深めの文字部を押さえる際も破れにくくはなってはおりますが、深めの部分を作業するときはできるだけ丁寧に、ゆっくりと押さえて頂く事をおすすめ致します。

Q4送料は拓本墨、拓本紙夫々に就いて必要ですか。
A4送料は「1回のご注文総額」に応じてお願いしております。ご注文商品総額(消費税除く)が5,000円未満の場合、お客様負担とさせていただいております。
たとえば、
 拓本用拓象 缶入 黒(ネット価格960円)
 補充液 黒(ネット価格800円)
 拓本用紙(ネット価格800円)
を各1のご注文では、総額2,560円ですので、送料を頂戴します。(送料は地方により変わります。)
以下のページもご参照ください。

送料http://www.e-unica.co.jp/common/info.html
以上となります。



絵手紙用雅印について。Vol.1

絵手紙用品

クリスタル雅号印


Q:はじめまして。〇〇と申します。
今、絵手紙を始めまして、雅号印や一文字印(違いはいまいちわかりませんが・・・。)のはんこを探しています。

とにかく手頃な価格で雰囲気だけ楽しめれば良いのであちこちうろうろしているのですが、みんな私にはお値段のはる物ばかりで困っていました。

そんなときユニカさんのHPにクリスタルの一文字印があるのを発見して、注文したいな・・・と思ったのですが、送料が品物以上にするのでは、ちょっと考えてしまって、クリスタル印のような計量で小さい物でも、500円位の送料はかかりますか?

A:送料の件でございますが、当店では基本的に宅配便にて商品配送をする関係上、税込5,250円以下のお買い物の際に送料として735円(本州の場合)頂戴しております。

でも、壊れ物や高額品ではなく、小さい商品を少量お求めのお客様へはメール便での配送のご案内もさせて頂いております。

クリスタル印でしたら、このメール便にてお送りできます。送料は80円からとなっておりますが、郵便受けに直接お届けとなりますので日時指定ができませんことと、お支払方法が「郵便振替」のみとなることをご了承くださいませ。ご注文の際、メモ欄に「メール便希望」とご入力ください。



布染め専用定着剤「ミラダイフィックス」ついて。Vol.1

布染め専用定着剤「ミラダイフィックス

Q:高校で書道を教えている者です。
授業でTシャツに文字を書かせたいと思い、普通の墨液で試してみたところ、洗濯をしてみたら地がグレーに染まってしまいます。それはそれで味があっていいのですが、洗濯をしても洗濯する前のように白い地がはっきりと残るようにできる専用の墨液、つまり文字を書いても色落ちや色写りしない墨液はないでしょうか?

貴社の商品で染色用墨染墨液というのがあるようですが、これは全体を染める用途にだけ適していてるものなのでしょうか?ご回答を宜しくお願いいたします。

A:この度はお問合せいただきまして誠に有難うございます。
Tシャツに墨液で文字を書かれるとの事、どの墨液でもそのままですと色落ちをしてしまいますので、布染め用の定着剤を使用されることをお勧め致します。
【商品名】 ミラダイフィックスキット 定価1,000円
【セット内容】
 プレコート液 50ml
 ミラダイフィックス 50ml
 スキージー 1個
 説明書


使用方法は、
1、染める布地にプレコート液を塗布し乾燥させます。
2、墨液にて刷毛染め(文字や模様を描く)の後、乾燥させます。
3、染めた場所に直接、スキージー(へら)を使い、ミラダイフィックスをこすりつけます。染めた墨液が生地裏まで染みていた場合は裏からもミラダイフィックスをこすりつけます。
また、墨液の方にあらかじめミラダイフィックスを入れておくと、粘度も上がり、にじみを防ぐ効果も得られ、描き易くなるようです。
ミラダイフィックスの混ぜ具合は、ご使用の墨液の種類やお好みにもよりますので色々な濃度にてお試しいただくことをお勧め致します。

(ミラダイフィックス使用方法)http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/smiradyefix.html

(ミラダイフィックス使用例)http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/rmiradyefix.html

なお、ご指摘の「染色用墨染墨液」は糸先染め・生地染め・製品染めに向くものでして、筆や刷毛での描き染め(引き染め・捺染)には向いておりません。



写経用品について。Vol.1

写経用品について

Q:写経を紺紙に金線を引いてあるものに金粉を膠(ビン詰め)で溶き水を加えて作成しているのですがどうもすっきりできあがりません。金粉の練り方をお教え下さい。

A:トキ皿に金粉を入れ、膠液を少し加え、人指し指の腹で練る。丸めるように、また皿の壁面に貼り付けるようにして練っていきます。
次に、水を加え、薄めます。数分放置後、上澄み液を破棄し、皿を弱火にかけ水分を蒸発させます、次にまた、膠を加え同じ様に練り、希釈、乾燥を繰り返し金粉を磨きます。乾燥した金の色が光沢を見せてくると書く為の膠を加え使用します。



写経用品について。Vol.2

写経用の筆について


Q:貴社の写経筆を使っているのですが、一本でどれくらいの枚数を使用できるのでしょうか?

A:筆の毛質(硬い、柔らかい)、墨の濃さ、書かれる時の筆圧、書かれる早さ、下敷の材質や厚さ、等の使用条件によって筆の磨耗度合いが異なります。

それ故、一概に使用枚数をお答え出来ませんが、基本的には、硬い毛の小筆で、早書きすると、筆の穂先は早く磨耗するようです。穂先が切れていたり、磨り減っていれば買い替え時期です。

50枚足らずで穂先が切れたり磨り減ると言う事は余りありませんが、穂先に墨の滓が付き団子状態になって書き難くなってくる事はあると思います。この様な場合、毛先に水を含ませ紙に線を引くように毛先を整えながら水分を取 って下さい。これを2〜3回繰り返していただければ墨の滓も取れ使いやすくなります。使用後もこの様にお手入れして頂くと、次に使う時に穂先が堅く固まっていませんし、先割れも起きにくくなります。筆も長持ちします。

筆は天然の獣毛と天然の竹を使用して作りますので、同じ銘柄の筆でも手になじみ難い物もあります。専門家は小筆の場合、同じ筆を10本とか20本購入し、実際に書いて見て、自分に使いやすい筆を数本選びます。しかし、一般の方はこの様な購入方法は出来ないと思いますが、筆とはこの様に微妙な物であることをご理解下さい。
ご参考までに、書道用の筆ページもご覧下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shofude/shofude.html



写経用品についてVol.3

写経用品について

Q:事情があって千枚写経をしているのですが、50枚足らずのうちに、筆の書き心地が悪くなります。

A:書き心地が悪くなるのは、筆の穂先に墨の滓がコビリ付く事から起こると思います。書き心地が悪くなれば、ティッシュペーパーに水を含ませ、墨の付いた穂先部分を数回拭き取ると元通り書きやすくなります。もうひとつの方法は、毛先に水を含ませ紙に線を引くように毛先を整えながら水分を取 って下さい。これを2〜3回繰り返していただければ墨の滓も取れ使いやすくなります。

 特に寒くなると、18度以下の環境では、墨の液が粘り(ゲル化)はじめ、暖房機等で部屋が乾燥する事から水分が蒸発し、より粘った状態の墨の液となります。この様な状態の墨の液でご使用された時は、非常に書きにくくなります。この場合は、墨液にぬるま湯を足して薄めて下さい。出来れば硯の温度をホットプレート等で25度位にして頂くと書きやすくなります。

こちらは、墨の快適温度約25℃を保つ「硯・墨池保温シート」です。

 何かご事情がおありの様で千枚写経をされておられるとの事ですが、写経を千枚書かれると言うことは大変な修業です。書き心地良く書きたいと思われるのは重々理解できます。この様な場合は、専門家と同じ様に、同銘柄の小筆を10本位購入されて、墨の滓が付きはじめたら、上記の様にお手入れをして頂き、数本の筆を交代(手入れした筆を休ませる)で使用されると長持ちします。



布染め専用定着剤「ミラダイフィックス」ついて。Vol.2

布染め専用定着剤「ミラダイフィックス」

Q:お尋ねします。Tシャツに字を書きたいのですが、滲まず、洗濯しても落ちない墨はありますか? 染色用染墨液で字は書けますか?よろしくお願いします。

A:Tシャツに書を書かれたいとのことですが、染色用染墨液では膠が入っておりませんので、文字を書くことは出来ません。ミラダイフィックスという商品を使って、文字を書ける方法がございますのでご案内致します。

ミラダイフィックス
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/miradyefix.html

ミラダイフィックス使用による作品例
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/rmiradyefix.html
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滲みを出さない方法
お好みの濃さに墨を磨り終えた後、墨の量の20〜50%程度のミラダイフィックスを加えて混ぜ合わせます。ミラダイフィックスの量により、粘度が上がり書き難くなりますが、その分、滲みませんのでゆっくりと作業してください。温度が上がるにつれて筆先が繊維を引っ張るので絵具を乗せるように筆を運んでみてください。そうしますと、着色箇所と無地の部分の繊維の引っ張りが少なくなり、乾燥した後引き連れが起きにくくなります。
書を書く場合は、運筆が困難なため楷書体が良いかと思います。画数によっては、数回墨を付け直す必要があります。
落款をする場合、印泥をつけたあと、ティッシュペーパーなどで当て紙をして余分な朱を取り去ってから、ミラダイフィックスを落款の部分に筆で乗せるように優しく塗ってください。商品同梱のスキージ(へらのようなもの)でこすると朱が走ってきれいに押せない場合がございます。

※その他の注意
筆:使用した後、乾燥してしまうと水に溶けにくくなりますので、使った後は速やかに洗ってください。もし乾燥した場合は熱い湯に浸して柔らかくなってから指でほぐして洗ってください。作業途中で筆を洗った場合は、よく水毛を切って使用しませんと墨が水分で薄まり滲みが走ってしまいます。

絵具、パレット:筆同様、固まってしまったら熱いお湯に浸して柔らかくしてから洗ってください。

Tシャツ:織りが緻密で毛羽立ちがないほど発色はきれいになります。必ず事前に洗濯をして、毛羽立ちと皺をアイロンで押さえてから作業してください。
またこの場合、商品に同梱のプレコート液は使う必要はございません。プレコートはマーブリングやマドレーを布に染めるときのみに使用するものです。



篆刻用品について。Vol.1

篆刻用品について

Q:はじめまして、篆刻に興味を持ち始めいろいろ検索しているうちに貴社にたどり着きました。
篆書の常用漢字、人名用漢字、干支辞典と、ひらがな、かたかな、アルファベットの逆文字辞典、季節用語集がおまけでついているとのことですが72ページの中に含まれているのでしょうか? それとも別冊なのでしょうか?
あと、篆書の常用漢字は1945字ありますか?
人名用漢字は何字ありますでしょうか?
あと作例がいくつ載っているかも知りたいです。
以上お答え頂ければ幸いです。

A:当社の「石を彫る」という篆刻教書の中に、篆書の常用漢字、人名用漢字、干支辞典と、ひらがな、かたかな、アルファベットの逆文字辞典、季節用語集が全て入っております。作例は学生や子供、一般を含めまして約100例ほど掲載されております。
また、人名用漢字は全部で285文字、篆書の常用漢字も1945文字掲載されております。
こちらの本は、72ページしかございませんが、印の歴史からさかのぼり、印の種類や印式、印の彫り方についても分かりやすく説明されてますので、てん刻をこれからはじめる方には最適の一冊です。
石に文字を彫るということで、あらためて文字と向き合ってみると、ひとつひとつの文字の持つ美しさや造形的なおもしろさに気付かされたりして、新たな発見があることと思います。是非挑戦してみてください。



篆刻用品について。Vol.2

雅号印について

http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/hitomojigain/hitomojigain.html
http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/betugain/betugain.html

Q:こんにちは。はじめてメールします。
雅号印についてお尋ねしたいのですが、よろしくお願いいたします。希望としては三文字雅号印を白文で発注した場合、大きさの規格や材など一番安く仕上げた場合、どのくらいの価格になるでしょうか?値段が折り合えば、ほかの一文字雅号印等と共に注文を検討したいと思っています。面倒でも回答の方よろしくお願いします。

A:別製雅号印の価格は、ご希望の文字数とサイズで決まります。
石印材質は「青田A級石」の1タイプとなります。
3文字の場合、8mm角で、 税込6,720円から、となっており石のサイズにより価格が上がります。
詳細は下記ページの表をご確認ください。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/betugain/betugain.html

なお、納期はご注文確定から約1ヶ月となります。
またご質問等ございましたら、お気軽にお問合せください。
よろしくご検討の上、ご用命賜ります様、心よりお待ち申し上げております。



表装、軸・額装について。Vol.1

表装、軸・額装について

Q:洋紙(マットコート紙)に墨1色でインクジェット出力された、版画のコピーがあるのですが、これを軸装することはできますか。やはり、用紙が和紙でないとだめなのでしょうか。

A:軸は、伸ばして飾り、巻いて収納します。その為、通常は、本紙(作品)の紙は和紙の一層紙又は薄い和紙や画仙紙で書かれた作品を軸装にします。
理由は、厚い紙や硬い洋紙で書かれた作品を軸装しますと、巻いたり伸ばしたりした時、作品の紙の厚さの分だけ、内側の円周と外側の円周が異なる上、紙の厚いものや硬い紙は、裂地と作品の境目に段が出来たり、巻き癖が直らず表面が波打った状態となります。又、軸を巻いて強く締めた時に横皺が出易くなります。
それ故、和紙でも厚口や二層紙に書かれた作品は、軸装仕立てする事はあまりありません。稀に、二層紙の和紙で書かれた作品を軸装仕立てする場合は、二層紙を二枚に剥がしして表面の作品を軸装仕立て致します。
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墨一色でインクジェット出力された版画との事ですが、この版画のインクジェット用インクは顔料インクでしょうか? 水溶性の染料で出力されたお作品の場合は、通常の裏打ちを施しますとインクが滲みます。この様は状態を、書道では、「墨が泣く」と言います。
裏打ち作業は、作品の裏から霧吹きで水を塗布し、作品の皺を伸ばし、裏面に糊を塗って薄紙を貼り付け乾かします。
水の使用を最小限にして裏打ちする別の方法としては、ドライマウンティングと言う方法もありますが、マットコート紙に、折り目とか皺が入っていない状態であれば裏打ちは不要かも知れません

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結論と致しまして、お手持ちのお作品は、洋紙(マットコート紙)であると言う事と、インクジェット出力されている事を考えますと、軸装加工には不向きであると判断します。表装をされて飾られる事をご希望でしたら、額装またはパネル貼りにされる事をお勧めします。以前、ニューヨークの夜景写真をインクジェットで出力された作品をパネル貼り(裂地マットにベタ貼りをし、表面に透明アクリル板をはめて仕立てました)をさせて頂いた事があります。結構良い仕上がりでした。
ご一考の程お願い申し上げます。



墨染め染色墨液について。Vol.2 

墨染め染色墨液について


Q:私は趣味で和紙の原料の楮や再生パルプを使って漉き絵を制作しています。
黒色の染色に市販の墨汁を使ってみたのですが、定着が出来ないためか思い通りの“真っ黒”に染色できません。何か良い方法はないかとネットで検索してみたところ、御社で販売されている「染色用墨染墨液」を知りました。購入前に質問させて頂きたいのですが、こちらの商品は楮やパルプを先染めするときにも使えますでしょうか?

A:弊社には、織物・編み物用の和紙の糸「紙衣かみこ」と言う製品があります。「紙衣」は、弊社墨染め墨液で染色、定着させる事は出来ます。紙衣の原料は、マニラ麻100%の製品ですが、以前、試験品として製造したマニラ麻+雁皮+ケナフ混合の和紙の糸にも墨染め墨液で染色、定着しております。
しかし、「紙衣」糸は、一旦紙に漉いた後、2ミリから15ミリの幅で紙を細くそうめん状に裁断・スリットした物を撚糸して糸にした物です。紙に漉く前の原料を、弊社墨染め墨液で染色、定着した事がございませんので、正確なお返事をしかねます。
一度、弊社墨染め3点セット(お試しセット)で、染色、定着試験をして頂きたくお願い申し上げます。



墨染め染色墨液について。Vol.3 

墨染め染色墨液について

Q:墨染めの染色手順は御社ホームページで紹介されている墨染め手順と同じで宜しいのでしょうか?もし、お分かりになりましたら教えて頂けると、大変助かります。

A:個人もしく個人の工房にて、当社の墨染め墨液セットにて手染めで墨染めをされる場合は、弊社ホームページ掲載の染色方法で行って下さい。墨染め3点セットにも、染色方法を記載した紙が入っています。業務用では、各染工場様の染色技術があります。

染色方法:http://www.e-unica.co.jp/colum/ssenshoku.html

染色作品例:http://www.e-unica.co.jp/colum/rsenshoku.html

 墨染め染色墨液は、書道用の墨と同じ原料を使用して造られておりますのが、染色用として特に墨の吸着が良い様に開発された製品です。墨の原料は煤ですので、染料の様に水に溶けているのではなく、水中にミリミクロンの状態で分散しています。

 それ故、墨の煤は、被染色物の繊維の絡み目や撚糸の捩れ部分、又は織物の折り目部分に吸着され引っかかっている状態ですので、表面をこすると落ちます。その為、摩擦や洗濯に強くする必要がありますので、墨染め墨液で染色した墨を定着剤で固定させます。乾燥した状態での摩擦には強いのですが、湿った状態での摩擦(湿摩擦)には弱いと言う欠点があります。染色業界の常識として、染料でも黒色は湿摩擦が弱い様です。

 手染め場合は、浸染が多いようですが、この場合、被染色物が墨染め液に浸かる時間差により、ムラに染まります。基本的には1回染めですとムラ染めと思って下さい。また、真っ黒に染める場合は、前処理として被染色物に助剤処理を必ず行い、墨染め染色の工程を2回以上行って頂くとかなりの黒さになります。

[ご注意]
墨染め墨液は、
書道に使用できる濃度ですので、必ず水で薄めてご使用下さい。墨液が無駄になるだけですので、説明書通りのご使用方法で行って下さい。



布染め専用定着剤「ミラダイフィックス」。Vol.3 

布染め専用定着剤「ミラダイフィックス 

Q:古布(木綿、絹)に墨をたらしたり、筆で一筆でさっと書いた後柿渋に浸け染めしたいと思っています。タペストリーや洋服にリメイクしようと思っています。
説明どおりにやるだけでいいのか不安です。何か参考になる「本」を教えてください。

A:古布に墨で何か書いてから、柿渋で染められるとのことですが、ミラダイフィックスの使用方法についてということでよろしいでしょうか?下記に、ミラダイフィックスを用いて布に墨で書く方法をご案内致します。

◆ミラダイフィックスを使い際の方法◆
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ミラダイフィックス
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/miradyefix.html
ミラダイフィックス使用による作品例
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/rmiradyefix.html
ミラダイフィックス使用方法
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/smiradyefix.html
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[滲みを出さない方法]
 お好みの濃さに墨を磨り終えた後、墨の量の20〜50%程度のミラダイフィックスを加えて混ぜ合わせます。ミラダイフィックスの量により、粘度が上がり書き難くなりますが、その分、滲みませんのでゆっくりと作業してください。温度が上がるにつれて筆先が繊維を引っ張るので絵具を乗せるように筆を運んでみてください。そうしますと、着色箇所と無地の部分の繊維の引っ張りが少なくなり、乾燥した後引き連れが起きにくくなります。

 書を書く場合は、運筆が困難なため楷書体が良いかと思います。画数によっては、数回墨を付け直す必要があります。

 落款をする場合、印泥をつけたあと、ティッシュペーパーなどで当て紙をして余分な朱を取り去ってから、ミラダイフィックスを落款の部分に筆で乗せるように優しく塗ってください。商品同梱のスキージ(へらのようなもの)でこすると朱が走ってきれいに押せない場合がございます。

※その他の注意
 筆:使用した後、乾燥してしまうと水に溶けにくくなりますので、使った後は速やかに洗ってください。もし乾燥した場合は熱い湯に浸して柔らかくなってから指でほぐして洗ってください。作業途中で筆を洗った場合は、よく水毛を切って使用しませんと墨が水分で薄まり滲みが走ってしまいます。
絵具、パレット:筆同様、固まってしまったら熱いお湯に浸して柔らかくしてから洗ってください。
 古布:繊維が緻密、毛羽立ちがないほど発色はきれいになります。必ず事前に洗濯をして、毛羽立ちと皺をアイロンで押さえてから作業してください。

 またこの場合、商品に同梱にプレコート液は使う必要はございません。プレコートはマーブリングやマドレーを布に染めるときのみに使用するものです。
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 この後に、柿渋で染められる際、ミラダイフィックスがついている部分が、はじいてしまう可能性がございます。又、墨の濃度や、繊維の質などによって滲み具合や仕上がりも異なりますし、ミラダイの部分がどのくらいはじくかも、こちらでは確認しておりませんので、事前に、染める布と同じ布の切れ端などで、テストしてからご使用頂く事をお願い致します。
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雅号印について。Vol.2

雅号印について

Q:購入を急ぎ、一週間程度で、身近な書道の先生に印を依頼し、手にして疑問に思ったことを質問させてください。
淑の字ですが、さんずいの次の、上の字の二画目が右に横線をかきますが、出来上がってきたものは左に横線があり、淑の字が不自然な仕上がりとなっています。篆刻の本を見ても、頭をかしげている始末です。以前このホームページを見ていたので、不躾ですが忙しい中申し訳ありません。
この淑の字は、書の世界に通じるのでしょうか? 製作にして下さった方は、これで言いのですよ..と。簡単で結構です。知識を分けて下さい。

A:篆刻作家の先生に聞いてみたところ、仰っていただいた部分の逆に横線が入っていても、てん書としては正しいものだそうです。てん書は、日本の現代漢字と比較すると、偏と旁が逆の文字もあったりして、違和感のあるように見える場合もございますが、書の世界では、間違ったものではございませんので、ご安心下さいませ。もし、右に横線が入った「淑」をご希望でしたら弊社でもご注文承りますので、よろしかったらご検討下さいませ。
別製雅印のご注文
http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/betugain/betugain.html



筆について。Vol.1

筆について

Q:私は、○○と申します。小学6年と小学4年の娘が、冬休み明けに学校で書初めをすることになりました。
学校でも斡旋の販売があったようですが、転校してきたためその販売には間に合いませんでした。そこで、御社のHPを見ていたのですが、学校から参考にともらった資料の筆のサイズと似たものを見つけられませんでした・・・・・穂太さ15mm・長さ66个、穂太さ18mm・長さ66个任后アドバイスいただければと思います。よろしいでしょうか?メールでも電話でもかまいません。

A:小学生が書初めに使われる筆で飛翔という木軸筆がございます。

http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shofude/kijikufude.html

をご参照くださいませ。
5号(15mm)と7号(18mm)が適してるかと存じます。
商品はご注文いただいてから、2,3日後の納品になりますが、土日、祝日、年末は29日から冬休みに入りますのでご了承ください。



書道用の紙について。Vol.1

書道用の紙について

Q:お尋ねします。
中華画仙紙の夾宣で50×170cmサイズの紙を探しています。そちらで扱っておられる紙に該当するものはありますか?
また発送していただく場合、到着は何日ごろになるでしょうか?ご回答よろしくお願いいたします。

A:中華画仙紙の夾宣は、ホームページには掲載しておりませんが取り寄せが可能でございます。しかしサイズが53×234センチとなりますので、ご自身で裁断して頂く必要がございます。 



OA和紙について。Vol.2

OA和紙について

Q:OA和紙の墨染めは両面インクジェトプリントが可能でしょうか?
色はクロ一色です。また、両面プリント可能な和紙はありますでしょうか?
お知らせください。よろしくお願いします。

A:ハイパーOA和紙墨染は、コーピー機・インクジェットプリンター、レーザープリンター、サーマルプリンター、ドットインパクトプリンターに使える様に改良された商品ですので印刷は可能です。只、両面に印刷してしまうと裏の字が透けて見えてしまいますし、書道の半紙の様に裏表があり表と裏で風合いも違ってきますので、両面の印刷はあまりお勧めできません。

OA和紙便箋いかるが3色A4判10枚入でしたら両面印刷可能です。墨染より厚手になっており楮模様との簀目模様が入った色和紙です。



雅号印について。Vol.3 

雅号印について

Q:HPを拝見しました。書画のところに印を押したいのですが、名前が〇〇△△というのですが、この場合、△△で印鑑を作るのか、名前4文字でつくるのでしょうか。教えてください。

A:書画用の落款印には、朱文(文字が朱色になる凸文字)と白文(文字が白抜きになる凹文字)があります。

基本的には、白文は苗字に使用します。例えば「〇〇之印」又は「〇〇之章」とし、苗字の文字数によって変動します。

余談ですが、「印章」と言う言葉は、ここからきたものと思われます。「・・之印」は昔は「代表者之印」とか「内閣総理大臣之印」と言う何かを代表する役職等に限定して使用されていた様です。今も会社や政府では、この様に使用されています。個人名は、本来、「・・之章」としますが、現在は、個人名にも「・・之印」として使用されています。

朱文は雅号又は下の名前等の文字を使います。例えば、「△△」です。
出来れば、白文印と朱文印をお持ちになるのが一番良いのですが、1個(カ)のみですと、朱文「△△」をお持ちになる事をお勧めします。
書画に使用する場合は、作品の大きさや作品効果を考えて、白文+朱文、白文のみ、朱文のみ、を押印する場合があります。

標準的な使用方法は、作品の左側に、上から、作者のお名前署名(署名を入れない場合もあります)、白文、朱文と言う順序になります。勿論、作品の大きさにより、印の寸法も大きいものから小さいものまでを効果的に使用されます。
他に、冠帽印と言うものがありますが、これは、飾り印とも呼ばれ、作品の一番右上に押します。最近は殆ど使用されません。

今回は、○○様の書画作品の大きさが不明ですので、印の寸法についてご説明が出来ません。
お電話でのお問い合わせも承っておりますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。



OA和紙について。Vol.3

OA和紙について

Q:OA和紙 墨染インクジェットA4判20枚入とHyperOA和紙A4判100枚入りとの紙質はどのように違うのでしょうか?

A:回答
◆OA和紙 墨染インクジェット
インクジェット専用の紙なので、HyperOA和紙に比べて少しやわらかい風合いで厚さも少し薄めです。

◆HyperOA和紙
インクジェットはもちろんレーザープリンタなどにも対応している和紙です。レーザープリンタの紙送りにも対応するよう、OA和紙 墨染インクジェットに比べると少し強く(硬く)作っております。



赤ちゃん筆について。Vol.1 

赤ちゃん筆について

Q:白人の赤ちゃんのブロンドの毛で筆を作ることは可能でしょうか?さらに、その毛が6ー7センチほどで短く、量も少ないのでとても細い小筆のようなものを作ることは可能でしょうか? もし可能であれば、料金も教えてきたいただきてく、お願い申し上げます。

A:お問合せの赤ちゃん筆の件なのですが、メーカーに問い合わせたところブロンドの髪の毛でも特に問題はないそうです。白人の赤ちゃんは、くせっ毛が比較的多いのですが、筆を作る際に真っ直ぐにする作業を致しますので、その点も問題はございません。
髪の量が少ないということなのですが、頂いた髪の毛の中から使えるものとそうでないものを選別致しますので、あまりにも少なすぎる場合を除いては、小筆もしくは面想筆くらいの筆にすることは可能かと思います。
万が一、少なすぎて筆に出来ない場合は、髪の毛をお送り頂いた段階で、ご注文もキャンセルとさせて頂きますので、ご安心くださいませ。長さは、6〜7センチあれば大丈夫です。
また、料金は一律10,500円(税込)でございます。毛が少なくても、筆自体のサイズはそのままで、毛の穂先のみ小筆サイズになる旨、ご了承くださいませ。
インターネットからご注文頂きますと、折り返しメールにて、髪の毛を郵送して頂く際の注意点などメールで差し上げております。



下敷きについて。Vol.1

下敷きについて 

Q:2メ−タ−四方くらいの書道用下敷きはありませんか?

A:生地幅は最大で1.8メートルとなっております。長さはご希望の長さに裁断致します。生地の厚さは1ミリ、2ミリ、3ミリの三種類あります。価格は都度お見積致します。



写経用品について。Vol.4

写経用品について


Q:法華経用の縦28×横75で37マスくらいの用紙はありますか?

A:あいにく当店で取り扱っております写経用紙はすべて般若心経用で、横幅が47センチ程しかございません。
当店の仕入先も、般若心経用の用紙しか取り扱いがないようでお取り寄せもできません。
ご要望にお答えできず、誠に申し訳ございません。今後もどうぞ当店をご利用いただけますよう、心よりお待ち申し上げております。ありがとうございました。



文鎮について。Vol.1 

文鎮について

Q:カラー文鎮(2本組)赤の目方表示は、は2本でですか、それとも1本の重さでしょうか?

A:カラー文鎮(2本組)赤の目方表示について。575gは、外装(紙箱)込みの商品重量で、文鎮自体は2本で550gとなっております。「大きさの割には、ずっしりと重い」という感触です。
小さいサイズはもちろん、大きいサイズの紙を使われる時にも充分対応できますため、実は大人の方からのご用命が中心になっております。ぜひ一度お試しいただければと思います。



墨染め染色用墨液について。Vol.4

墨染め染色用墨液について


Q:墨染墨液用定着剤は、毎回液を変える必要が有りますか。廃液の処理方法は?

A:定着液は、染める度に変えて下さい。また、廃液に関しましては、メーカーによりますと染色墨液・定着液ともに特に環境に影響を与える物質は入っておりませんので、そのまま家庭排水として処理できるとのことです。



篆刻用石印材について。Vol.3

篆刻用石印材について

Q:青田 221-51 2.5cm角 20本入商品を、こちらの希望で、切断加工した上での販売に対応していただけますでしょうか?

A:青田石は中国産の石で、すべて中国で加工された状態で輸入されております。
ですので、当社では切断加工をしておりません。ご希望に沿うことが出来ず、誠に申し訳ございません。
どのような形状への加工をご希望か、お問い合わせの内容からはわからないのですが、こちらの石は彫刻刀でも彫れるやわらかい石ですので、簡単な加工ならご自分でしていただけます。
書道家の方はよく、糸ノコを使って、好みの形状に加工されています。また、学校の美術教材として使用されており、彫刻刀などで色々な形に加工されてもいます。



墨染め染色用墨液について。Vol.5

墨染め染色用墨液について

Q:染色用墨染墨液3点セットの質問なんですが、ポリエステル100%の素材の物でも真っ黒に染めることはできますか? 染めた後、洗濯をした時に色落ちすることはありますか? 

A:ポリエステル100%の素材に染めることはできます。他に綿、麻、絹、ウール素材も染めることができます。
「真っ黒に染めたい」とのことですが、真っ黒に染める場合は、2度染めをしてください。(1度では真っ黒に染まりません。)
「色落ち」についてですが、こちらは、染色のあと念入りに水洗いをし、さらにバインダー処理をきっちり仕上げることで、ほとんど防ぐことができます。
具体的な処理方法に関しましては、商品に添付しております「使用説明書」をご参考にしていただければと思います。
またその他、ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。



墨落とし・汚れ落としについて。Vol.1

墨落とし・汚れ落としについて

Q:おばあちゃんの知恵 手良子墨おとし8枚入について、ソファーについた墨でもおちますか? 墨がついて一週間ぐらいたちますが、どうですか?

A:ソファーについた墨汚れとのことですが、ソファーの張り生地は布でしょうか?
墨液(液体墨・磨った墨ともに)には、煤(すす)の微粒子が含まれています。服などに墨がついて汚れたときは、この煤の微粒子が布地の細かい繊維に引っかかったような状態になっています。
「墨おとし」は、紙タイプ・ジェルタイプともに、この繊維に引っかかった煤の微粒子を、包み込み、繊維から押し出すようにして取り除く、というものです。ですので、もみ出すようにしていただく作業が必要になります為、ソファー本体の生地についた汚れなどの場合、このもみ出し作業がうまくできないかと思われます。
また、裏から当て布をしたりすることもできませんし、水を使用しますので輪ジミなどができる可能性も高くなります。
以上のような理由で、きれいに汚れを落とすのは難しいかもしれません。
カバー式のもので、ソファー本体から汚れた部分を取り外せるのならば問題なくお使いいただけると思います。ただ、繊維の種類によりましては、落ちにくいものもあるようです。
又、布に付いた墨は、時間が経つほど、落ちにくくなります。



写経用品について。Vol.5

写経用品について

Q:写経用紙 白100枚の行数をお知らせください。

A:当社の写経用紙の行数は「25行」となっております。なお、当店で取り扱っております写経用紙はすべて同じ行数です。般若心経を書くのに丁度良い行数と聞いております。



書道用の紙について。Vol.2

書道用の紙について

Q:書初め用の半紙を探しています。サイズは702×190のものです。取り扱われていますか? ご回答をお願い致します。

A:当店で取り扱っております書初め用紙は、八つ切判:680×174(mm)と三枚判:240×1000(mm)という2種類のみになります。
書初め用紙は、地方によっていろいろなサイズのものが使われており、その地方のみでしか取り扱われていないものが多くあります。
年末年始は、学校等での書初め指導が行われることもあり、学校近くの文房具店さんのほか、地元のスーパーやホームセンターでも、季節商品として書初め用紙を取り扱われる所が多いようですので、一度お問合せされてみてはいかがでしょうか。



書道用小物・筆巻きについて。Vol.1

書道用小物・筆巻きについて

Q:赤の色は染ではなくて塗ってあるようですが素材のままとどのような違いが有るのでしょうか?

A:筆巻きの素材である竹は、そのままですと濡れた筆の水分を吸い、汚れ易かったり、かびやすかったりするため、防水も兼ねて塗料が塗られています。染料ですと水分がつくと色落ちしてしまう為塗料を使っています。
国産の筆巻で「白」としてありますものは、青竹の皮の色を生かし透明の塗料をぬった仕上げになっております。「赤」「黒」といった色につきましては、「黒」は墨の汚れが目立たぬ様、「赤」は女性好みの色といったお客様のご要望もあって作られるようになったようです。
また、中国産のものは「白」は完全に皮をむいた竹ひごで作っています。これは中国の竹の皮は、あまりきれいなものがないからでもあります。品種の関係で、皮を剥いても内部までシミがあるような竹も多い為、シミのある竹ひごは色物に使用しているという裏事情もあるようです。
これとは別に中国産の筆巻きで「柄物」として色様々な糸で綴られた筆巻きもございますが、これはもともとランチョンマットとして生産されているものに、筆巻き様の紐をつけて筆巻きに仕立て直したもので、使われている竹ひごの品質があまりよくなく、染料で色づけされたものです。ですから大変お安い価格となっております。
国産の筆巻きの中には、今回お求め頂いたものよりもさらに細いひごを用いて作られた、御簾に匹敵するような繊細な作りのものもございます。
以上、ご質問から少しそれましたが、筆巻きにまつわるお話です。



墨染め染色用墨液について。Vol.6

墨染め染色用墨液について

Q:染色をすると縮む場合がありますよね? 特に黒は縮率が高いように思います。生地にもよると思いますが、こちらの染料は縮みの出方はどうでしょうか?

A:この染色用「墨染墨液」は染料ではなく、顔料ですので、一般的な染料の場合と比べることはできませんが、熱を加えて染めますので、生地によって、水につけたり熱を加えることによっての縮みはあると思います。
もし、同じ素材の生地をお持ちのようでしたら、一度試験染めをして頂いて仕上がりの確認をおすすめ致します。



水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について。Vol.1

水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について

Q:先日、「顔彩」を購入いたしました。使いかたを、知らないのですが、普通に水彩絵具のように水でといて使えばいいのでしょうか。

「顔彩」の使用方法は、固形の水彩絵具を使用するのと同様に、水でぬらした筆で絵具をこすって絵具を溶かし、別途パレットなどで濃さを調節したり、混色してから彩色する形になります。
絵具を溶かすときは、よく洗った筆を使わないと、前に取った絵具の色が混ざってしまって汚くなってしまいますのでご注意ください。それから、あまりたっぷり水をつけてしまうと、お皿の中の絵具がふやけすぎてぐちゃぐちゃになったり、その後の保管状態によってはかびてしまったりしますので、ご注意下さい。
「顔彩」は、単色の販売もございますので、補充もできます。



赤ちゃん筆(胎毛筆)について。Vol.2

赤ちゃん筆(胎毛筆)について

Q:3歳の娘の髪の毛を筆にしたいと思っています。髪の毛がなかなか生え揃わずにいたため、前髪以外は切っていません。それでも筆に出来ますか?

A:後ろ髪はまだ切られたことがないようでしたら、きれいな形の筆先を作ることができますのでご安心下さい。
「まだ切ったことのない髪」と限定しておりますのは、筆作りにはいわゆる「毛先」が必要だからです。切ったことのない毛先は自然に先が尖った、円錐形をしています。そのため、沢山集めて束ねると円錐形の筆先になります。
「赤ちゃん筆」とは言いますが、ある程度の年齢まで伸ばされてからご注文される方も多い様です。
私事ですが、私の息子は毛が薄く1歳になったときに無理やり作りましたが大変細い寂しい筆になってしまいました。女の子だったらもっと大きくなってから作れたのにな、と残念に思ったくらいです。



水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について。Vol.2

水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について

Q:キラリとアクセントに 顔彩メタリック緑M50は、顔に塗っても大丈夫ですか?

顔彩」は日本画用の絵具です。顔に塗った場合、荒れたり、異常が出る場合が考えられます。皮膚などへ直接塗る行為は避けていただきたく存じます。
(メーカーへ問い合わせて上記回答を得ました。)



水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について。Vol.3

水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について

「彩墨の磨墨は白硯で! 彩墨用画硯セット 5枚組もついて」
白硯(4000円/5個)に非常に興味がありますが、原産地は日本ですか? 教えてください。

A:この「彩墨用画硯」は日本製です。「彩墨」を製造している、奈良の製墨会社の墨運堂さんが彩墨に合わせて、自社で製作しているオリジナル品です。品質はとてもよいと思います。ぜひ使ってみていただけたらと思います。



筆について。Vol.2

筆について

Q:私は小筆を使ったコースで書道を習っているのですが、筆がすぐダメになってしまうんです。たぶん洗い方がおかしいんだと思います。こないだまで通っていた書道教室で教えてもらった洗い方は、筆に少しだけ水を含ませてティッシュや半紙で含ませた水が透明になるまで押さえるという方法でした。でも、透明になるまではずいぶんと時間がかかって大変でした。
ユニカさんの商品取扱注意事項に「使い終わられた後は毛先に水を含ませ紙に線を引くように毛先を整えながら水分を取って下さい。これを2〜3回繰り返していただければ・・・」とありますが、2〜3回では水がまだ墨の色をしたままだと思うのですが、そのまま乾かしていいのでしょうか?
2〜3回でいいということだったら、筆がダメになったのは洗いすぎが原因だったということですよね。
すぐダメになるので筆をいっぱい注文してしまいました・・(//・_・//)カァ〜ッ…

A:洗い方の基本は、書道教室の先生に指導して頂いていた方法でよろしいかと思います。
 でも「水が透明になるまで」というのが、実は難しい所です。一般的な小筆の造りは、毛先となる毛(イタチ毛などが多い)の周りに一段短い「化粧毛」と呼ばれる毛が巻かれております。たいてい、毛先が茶色、化粧毛が白となっていて色が違うので見た目にも段になっているのがわかります。
 この長いほうの毛先部分だけを使って文字を書きますね。洗うときも、この毛先部分だけを洗いたいのです。

 そこで太筆のように根元から洗わず、水を含ませて毛先についた墨をふきとるようにして洗うわけですが、この時「水が透明になるまで」何度も水を含ませておりますと、水が染み込んで、化粧毛を固めている糊が取れてしまい、化粧毛がさばけてきてしまうことがあります。そうすると、短い化粧毛の先がバサバサとしてきて毛先もまとまらなくなってきて、書きにくくなってきてしまうことがあります。かといって、あまり墨が残っていますと、毛先と化粧毛の境目あたりに墨の固まりが出来てきて、段々毛先がまとまらなくなり、先割れを起こしたりしてしまいます。加減が難しい所なのですが、「洗い過ぎない程度によく洗う」ことが大事かもしれません。
 それから「すぐダメになる」ということですが、熱心に練習される方は特にです!小筆の毛先に使う「イタチ毛」は、筆に使う毛の中では腰があり、固い部類に入ります。固い分、摩擦を受けやすく、毛先が擦れて消耗し、傷みやすいのです。また、1本の筆をずっと使いつづけていると段々擦れてきて書きにくくなり、そこで新しいのをおろすと、書き味が変わってしまい慣れるまで書きにくく感じるようなことはありませんか?
 小筆を使い慣れている方に聞いたのですが、同じ筆を何本か用意され、何枚か書いたら次の筆、また何枚か書いたら次の筆、というようにして使ってやると、同じ調子で消耗していくので、急に書き味が変わることなく、長い期間で使用することができるのだそうです。
 「小筆は消耗品」と割り切り、余り高くないものを多めに用意され、回して使われるのもよいかもしれません。



墨落とし・汚れ落としについて。Vol.2

墨落とし・汚れ落としについて

Q:おばあちゃんの知恵 墨おとしジェルタイプ 12gについて。
 先日、気に入ってる白色のサッカーパンツと筆をかばんに詰め込んで帰ってみるとパンツに墨が2箇所大きく付いてしまいました。母に何度か洗ってもらい薄くはなりましたが取れません。丁度お尻の目立つところでショックです。この商品できれいに取れるでしょうか?

A:大切なユニフォームが墨で汚れてしまわれたとのこと、とても残念でしたね。
「墨おとしジェル」は、昔からの方法である、ご飯粒を使って繊維に付着した墨のすす(粒子)を押し出して除去する、という物理的な方法を応用したものです。
墨 をつけてしまってからの時間、付着した繊維の種類、墨の量などによっては、完全に落としきれるとは言い切れないのと、すでに他の方法(洗剤等)である程度洗われた後ですと、落ち具合がわかりにくく、「落ちた」という実感が少ないかもしれないです。
 また、乾燥機にかけたり、アイロンを当てたりといった熱を加えた後ですと落ちにくくなるようです。
 このような理由で、劇的な効果は期待できないかも知れないですが、もしお試しになられるようでしたら、ご注文の際、備考欄に「メール便希望」とご記入ください。通常は送料735円頂戴して宅配便でお送りのところ、メール便(郵便のようなものです)で送りますので送料80円でお送りできます。



書道用の紙について。Vol.3

書道用の紙について

Q:夏休みの子どもの任意の宿題(公募の書道コンクール)で条幅(26x78cm)というサイズの用紙に課題を書く、というのがあるのですが、どうしてもそのサイズの用紙を見つけることが出来ません。こういうサイズは市販されてるのでしょうか?
市販であれば、取り寄せ可能でしょうか? また、別の課題で条幅(136X35CM)というのもありますが、こちらは半切の用紙で良いのですか? あわせて、お返事宜しくお願いいたします。

A:まず「136×35cm」のサイズについては【半切】という規格の用紙になります。ただ、商品によりまして1cm前後の誤差がありますが、規定にひっかかることはないはずです。
【半切】と書いてある商品をお選びになれば大丈夫です。
次に「26×78cm」というサイズですが、これは【埼玉判】と呼ばれるサイズだと思われます。
学童の書初めについては、全国各地で独自のサイズの用紙が採用されているため、一般的には販売されておりません。ネットで見つけるのは難しいと思います。
当店でもお取り扱いがなく、誠に申し訳ありませんが、まずは学校近くの地元の文具店に問い合わせてみてください。(学校に文具を納品しているようなお店なら可能性高いです)
また、埼玉県内のホームセンター、スーパーなどでも季節的に取り扱われることがありますので、お問い合わせになってみてはいかがでしょう。
どうしても見つからなければ学校にお問い合わせになれば、取り扱い店を紹介してくれるはずです。



和の文房具、樹肌紙について。Vol.1

和の文房具、樹肌紙について

Q:こんにちは、初めまして。御社の、「樹肌紙葉書」について教えてください。
木のぬくもりが伝わる、とても素敵な葉書で、気になっています。まず、OA機器対応となっていますが、普通の葉書のように、プリンターにセットしてプリントすることができるのでしょうか。(インクジェットプリンター使用)
また、裏面の宛先は、筆ペンもしくはマジックで書こうとおもっているのですが、にじんだりしませんか? 
以上、お教えいただけると幸いです。

A:「樹肌紙葉書」に使われている木材は、極薄に削られたものですので、インクジェットプリンターに掛けていただいても支障ない薄さです。
また、裏面は和紙を使用しております。にじみに関しましては、若干のにじみがありますので、小さな文字をプリントされるときには多少気になることがあるかもしれません。
マジック(サインペン)や筆ペンでの使用感としては、一般的な和紙便箋などに書かれた時と同等(若干のニジミ感あり)程度と考えていただけたらと思います。



墨染め染色用墨液について。Vol.7

墨染め染色用墨液について

Q:綿のズボンを染めたいと考えているのですが、生地を染めるのははじめてで何を買ってよいやら分かりません。必要な道具と手順を教えてもらえませんか。

A:墨染め染色に必要な道具は下記の通りですが、弊社では取り扱っておりませんので、お近くのホームセンターか何かでお揃えになって下さい。
・計量量り(被染物の重さを量る為、体重計で代用していただいても可)
・コンロ(台所を使って頂いても可)
・汚れても良い鍋(煮染めにしますので)
・温度計、
菜はし、計量カップ
 ズボンを染められたいとの事でしたら、それがゆったりと入る大き目の寸胴鍋のような物が必要かと存じます。

 染色手順は墨染め3点セットの説明書又は、下記のページをご参照下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/sensyokusumi/ssenshoku.html



赤ちゃん筆(胎毛筆)について。Vol.3

赤ちゃん筆(胎毛筆)について

Q:すでに髪を切ってしまったのですが。毛先と根元がそろっていないかもしれないのです。逆になったりしたかも。長さも均一ではないし。髪の毛が薄かったので、量も少なくて。極細になるのはかまわないのですが。赤ちゃん筆を作れるだけの最低量があるのかどうか不安です。
もし、作れないようだったらキャンセルとかできるでしょうか?
お返事お待ちしております。

A:赤ちゃん筆(胎毛筆)を作る際は、なるべくたくさんの髪の毛を送って頂いて、そのうち使えるものを選別して筆に加工します。目安としては大人の手で一握り程度とご案内してるのですが、よろしければビニール袋にいれて一度お送り下さい。こちらで赤ちゃん筆に仕立て可能か不可能かの旨、判断させていただきます。お送り頂く際、万が一の紛失などのトラブルを防ぐため、書留郵便をお勧めしております。
髪の毛がほんとうに少ない場合には、小筆程度にしか出来ない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
万が一、筆にすることができない場合はキャンセル承りまして、髪の毛は返送致しますのでご安心下さい。



赤ちゃん筆について。Vol.4

赤ちゃん筆について

Q:赤ちゃん筆の作り方で、赤ちゃんの頭髪ではなく、大人の頭髪で筆を作ってもらう事は可能でしょうか?

A:大人の髪の毛で胎毛筆(赤ちゃん筆)筆をつくることも可能です。筆というのは、文字を書く為の道具ですので、筆の毛には毛先が必要です。それ故、赤ちゃん筆(胎毛筆)は、生まれてから一度も散髪されていない毛先のある赤ちゃんの髪の毛を使うことにより、まとまった穂先ができるのです。しかし、大人の髪の毛は何度も散髪を繰り返すことにより、毛先が切り取られ毛先が無く、赤ちゃん筆のような穂先にはなりません。あらかじめご了承ください。

 ご注文していただいた後に、髪の毛を送って頂きます。お送り頂いた髪の毛を全てを筆にするわけではなく、その中から状態のいい髪を選別いたしますので、なるべく多めの髪の毛を送ってください。少なすぎると小筆にしかならない場合もございます。毛先と根元はきちんとそろえて送ってください。

 また、送っていただく際は、なるべくですが書留でお願い致します。お客様から送っていただいたのに、こちらで受取ってないなどというトラブルを防ぐことにもなりますので、ご理解お願い致します。定形郵便でも結構ですが、万が一の郵便事故の場合、責任は一切取れませんのでご了承下さい。



写経用品について。Vol.6

写経用品について

Q:のびよく、なめらかな書き味写経墨 1.0丁型について。
写経用墨が欲しいんですが、濃墨とか、漆黒の墨がありますか。紹介してください。

A:写経墨と書かれた写経用の墨が黒く艶がございます。普通の濃さから中濃墨位でお使いください。
これよりワンランク上の商品に、超品写経墨というものがございます。油煙粒子が細かく、更に伸びがよいのが特徴です。



赤ちゃん筆(胎毛筆)について。Vol.5

赤ちゃん筆(胎毛筆)について

Q:はじめまして。今回、赤ちゃん筆(胎毛筆)を作っていただこうかと思っています。しかし、我が子は生後1年1ヶ月が過ぎました。そんな場合でも作ってくださりますか?また、そうすることで縁起が悪かったりなど、言い伝えがあれば教えてください。

A:通常、8cmほどまで髪の毛が伸びていましたら、筆にすることは可能でございます。
赤ちゃんによって、髪の毛の伸びるはやさ異なりますので、一概に何ヶ月と申し上げることは出来かねてしまいます。もし、まだ8cmまで達していないようでしたら、もう少し後になってからご依頼下さい。
また、赤ちゃんの髪の毛を筆にするということ自体は、昔からの慣わしなどではなく、臍の緒の代わりとして、近年になって(具体的にいつ頃かは分かりませんが・・)筆屋さんが始めたサービスだそうです。特に言い伝えや縁起が悪いなどということなどはございませんので、どうぞご安心下さい。

※胎毛筆は、一度も散髪していない赤ちゃんの毛を使って作る筆になります。万が一、散髪したことがあるといった場合でも、筆は作れるのですが、穂先が無い為、形が先細りにはなりませんので、ご了承ください。
ネットからご注文を入れて頂きますと、折り返しメールにて、髪の毛の切り方や送付の仕方など詳細をお送り致します。
何点か注意点もございますので、それまで髪の毛は切らないようお願い致します。



水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について。Vol.4

水墨画・日本画用絵の具、顔彩系絵の具について

Q:キラリとアクセントに 顔彩メタリック赤金M10について。
こういった商品は使った事がないので質問させて下さい。この絵の具は普通の水彩絵の具の要領で使えるものなのでしょうか?
乾いた部分に触れると、光る部分が取れてしまうという事などはありますか?また塗り重ねれば重ねるほど光沢が増すような「厚塗り」は可能でしょうか?
パソコン画像をプリントし、アナログ画材で加筆しようと考えており、金屏風のような感じを出したいのですが、塗った部分は誰でも分かるくらいキラキラとしますでしょうか?

A:この絵の具は普通の水彩絵の具の要領でお使い頂けます。水を含んだ筆で溶いてお使いください。
乾いた部分に触れると、光る部分が取れてしまうという事はございます。あまり定着率のよいものではございませんので、乾いた指でこすったりすると、はがれてしまうことがございます。特に厚塗りした部分は、はがれやすくなります。
また塗り重ねれば重ねるほど光沢が増すような「厚塗り」は可能です。しかし、金屏風のような光沢になるほどまでは無理かと思います。顔料に含まれるメタリックの割合は一定ですので、重ね塗りをしてもキラキラした光沢の部分はそれほど変わらないそうです。
塗った部分は誰でも分かるくらいキラキラと見えると思いますが、人によって感じる基準も異なりますので、どのようにキラキラしていると申し上げるのが困難ではあります。
金屏風のような・・ということでしたら、この顔彩はそこまでの光沢は出せないかと思います。
もし金色のものをお探しでしたら、
下記ページ中央あたりにある写経用の金錠をご紹介致します。
こちらは、真鍮粉を使用していて、光沢もキラキラ感も顔彩メタリックより勝ると思います。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/shakyo/sumi.html
15435 写経用金錠5錠入



布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.3

布用定着剤、ミラダイフィックスについて

Q:貴社お取り扱いの布用定着剤「ミラダイフィックス」を使って、墨や絵の具でTシャツに手描きする場合、描く前にプレコート液をシャツに塗ったほうがいいですか?

A:墨や絵の具での手書きの場合は、プレコート液は使う必要はございません。プレコートはマーブリングやマドレーを布に染めるときのみに使用するものです。

※注意
絵具をお使いの場合は、メーカーによって成分などが異なりますのでミラダイフィックスではうまく定着しない場合もございます。事前に同じ布でテストしてから、お使いくださいませ。

下記に墨を使って手描きする方法をご案内致します。絵具の場合もやり方は墨と同様です。
お好みの濃さに墨を磨り終えた後、墨の量の20〜50%程度のミラダイフィックスを加えて混ぜ合わせます。ミラダイフィックスの量により、粘度が上がり書き難くなりますが、その分、滲みませんのでゆっくりと作業してください。粘度が上がるにつれて筆先が繊維を引っ張るので絵具を乗せるように筆を運んでみてください。そうしますと、着色箇所と無地の部分の繊維の引っ張りが少なくなり、乾燥した後引き連れが起きにくくなります。
書を書く場合は、運筆が困難なため楷書体が良いかと思います。画数によっては、数回墨を付け直す必要があります。
落款をする場合、印泥をつけたあと、ティッシュペーパーなどで当て紙をして余分な朱を取り去ってから、ミラダイフィックスを落款の部分に筆で乗せるように優しく塗ってください。商品同梱のスキージ(へらのようなもの)でこすると朱が走ってきれいに押せない場合がございます。

※その他の注意
筆:使用した後、乾燥してしまうと水に溶けにくくなりますので、使った後は速やかに洗ってください。もし乾燥した場合は熱い湯に浸して柔らかくなってから指でほぐして洗ってください。作業途中で筆を洗った場合は、よく水気を切って使用しませんと墨が水分で薄まり滲みが走ってしまいます。
絵具、パレット:筆同様、固まってしまったら熱いお湯に浸して柔らかくしてから洗ってください。
Tシャツ:繊維が綿密、毛羽立ちがないほど発色はきれいになります。必ず事前に洗濯をして、毛羽立ちと皺をアイロンで押さえてから作業してください。




布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.4

布用定着剤、ミラダイフィックスについて

Q:ミラダイフィックスは塗っただけでは定着力はなくて、アイロンをかけると定着するものなのでしょうか?中温のアイロンで強く押し付けるようにしたほうがいいですか?
何秒ぐらいアイロンすればいいのでしょうか。

A:はい、アイロンをかけることによって熱で定着致します。アイロンの押し付ける時間は、作品の大きさなどによって異なるので特に何秒というのは明確には申し上げることは出来ませんが、ゴワゴワ感がなくなり、柔らかさが出てくるまでアイロンをかけてください。



墨染め染色用墨液について。Vol.8

墨染め染色用墨液について

Q:墨染め染色用墨液用定着剤とミラダイフィックスとはどういう違いがあるのでしょうか?使い方ですが、墨にこの定着液を混ぜて、それをTシャツに塗ったら、定着されますか?

A:墨染墨液用定着剤は、布や糸を染色用の墨染墨液(普通の墨液とは成分が違います)で浸け染めをした物をこの専用定着剤に浸けて煤の定着処理をする際にお使いいただくものです。

Tシャツに墨で絵や文字を書いたりする際には、ミラダイフィックスをお使いください。



樹木の絆創膏、キニヌールについて。Vol.1

樹木の絆創膏、キニヌールについて

Q:おじいさんの知恵を生かした樹木保護液キニヌールについて。
この「樹木保護液キニヌール」は、雨に流れ落ちたりしないのでしょうか?何日かに一度?塗り直しが必要なのでしょうか?

A:キニヌールは、乾いてしまえば雨で流れ落ちたりすることはございません。
症状によっても違いますので、一概に申し上げることはできないのですが、通常、一度しっかり塗って頂ければ、短期間の間に定期的に塗る必要はございません。一度乾いた後に何度か少しづつ重ね塗りして頂いても問題はございません。
真皮ができるまでに、長い時間を要しますので、一年くらい経ってからまた塗っていただいたりするといいかと思います。



建築用品について。Vol. 1

建築用品について

Q:建築マーキングチョークブリスター 3P 白について
屋外で使うのですが、雨にぬれても消えないですか?

A:こちらの商品は雨に濡れると若干落ちる恐れがあるそうですので、雨に濡れても消えない商品をご希望でしたら、同じページの下にある、
「建築用ウルトラマーキングブリスター 3P 黒赤白 (30375)」
をお勧め致します。



書道用品について。Vol.1

書道用品について

Q:学童のお習字用に セラミック硯4.5平 GY-01について。
中身が分からないのですがもう少し具体的にどんな商品ですか?

A:みかけは普通の硯と色も形もほぼ一緒でございます。
天然石ではなく、セラミック製なので、軽くて持ち運びがしやすいのが特徴です。小学生の書道や、初めて書道を始めるとのことでお道具を検討でしたら、こちらの硯で充分かと思います。
高価な天然石との違いについて説明させて頂きますと、高い石を使ったものは、表面が非常に滑らかでざらつきがないので、粒子の細かい墨を磨ることが出来ます。



布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.5

布用定着剤、ミラダイフィックスについて

Q:こんにちは。書道教室をしています〇〇です。イベントでTシャツに筆文字を書きたいと思い染料を探しています。墨染め墨液で、文字を書く事は出来ますか?洗濯による色落ちはしますか?出来たら雅印も押したいと思いますが適当な染料はございますか?よろしくお願いいたします。

A:まず、墨染め墨液で文字を書く事についてですが、こちらの商品は染色用(浸染)の墨となりますので、布に書く場合、墨が繊維に留まらずに滲んでしまいます。
ミラダイフィックスという商品を用いて、Tシャツなどの布に墨で文字を書く方法をご案内させて頂きますので、ご参照ください。

<<ミラダイフィックスについて>>
-----------------------------------------------------------------
ミラダイフィックス
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/miradyefix.html
ミラダイフィックス使用による作品例
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/rmiradyefix.html
ミラダイフィックス使用方法
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/miradyefix/smiradyefix.html
-------------------------------------------------------------------
<<墨を使って文字を書く方法>>
お好みの濃さに墨を磨り終えた後、墨の量の20〜50%程度のミラダイフィックスを加えて混ぜ合わせます。ミラダイフィックスの量により、粘度が上がり書き難くなりますが、その分、滲みませんのでゆっくりと作業してください。

注※滲んだ感じにされたい場合もあるかと思います、その場合は  ミラダイフィックスの量を調節してください。いずれにしても、事前に同じ布 もしくは、いらない布で、滲み具合や運筆の具合などをテストしていただくことをお勧め致します。
温度が上がるにつれて筆先が繊維を引っ張るので絵具を乗せるように筆を運んでみてください。そうしますと、着色箇所と無地の部分の繊維の引っ張りが少なくなり、乾燥した後引き連れが起きにくくなります。

書を書く場合は、運筆が困難なため楷書体が良いかと思います。画数によっては、数回墨を付け直す必要があります。

落款をする場合、印泥をつけたあと、ティッシュペーパーなどで当て紙をして余分な朱を取り去ってから、ミラダイフィックスを落款の部分に筆で乗せるように優しく塗ってください。商品同梱のスキージ(へらのようなもの)でこすると朱が走ってきれいに押せない場合がございます。
雅印を押して、完全に乾いたら、上記のページにある、【ステップ3】アイロンがけを行ってください。

※その他の注意
筆:使用した後、乾燥してしまうと水に溶けにくくなりますので、使った後は速やかに洗ってください。もし乾燥した場合は熱い湯に浸して柔らかくなってから指でほぐして洗ってください。作業途中で筆を洗った場合は、よく水毛を切って使用しませんと墨が水分で薄まり滲みが走ってしまいます。

絵具、パレット:筆同様、固まってしまったら熱いお湯に浸して柔らかくしてから洗ってください。

Tシャツ:繊維が綿密、毛羽立ちがないほど発色はきれいになります。必ず事前に洗濯をして、毛羽立ちと皺をアイロンで押さえてから作業してください。
またこの作業の場合、商品に同梱にプレコート液は使う必要はございません。プレコートはマーブリングやマドレーを布に染めるときのみに使用するものです。



墨落とし・汚れ落としについて。Vol.3

墨落とし・汚れ落としについて

Q:作品(条幅)に墨で汚してしまった部分を修正して消すものとかは取り扱っていますか?

A:紙についてしまった墨を落とすようなものは、大変申し訳ないのですが、弊社では取り扱いがございません。
服などに付着した墨を落とすものだったらあるのですが、紙についてしまったものは、こすったりして洗うことが出来ませんので物理的に不可能でございます。
墨は不活性でありますので、和紙の上では、どんな薬品を使っても消したり、しみ抜きすることが出来ません。逆を言えば、何百年も前の古文書が現存し、またそれらの墨の色が色褪せていないのはこの特性のおかげでございます。
また、汚れた部分を白い何かの液体などで覆っても、何十年と経った後、その部分は必ず変色していってしまいますので、ご注意下さいませ。
大切な作品かと思うのですが、お役に立てず大変申し訳ありません。



墨磨り機について。Vol.1

墨磨り機について

Q:斜め」が違う!手磨り調 SS型墨磨機 墨磨職人 漢字硯板付について。
どのようにしてすれるのか教えてください。また動力は何ですか。

A:こちらのタイプは、まず硯が斜硯といって、斜めになっております。斜めのまま硯が回転しますので、墨と硯が面ではなく点で接します。
そのため、過重が集中して、細密な硯面と併せて微粒子の磨墨液が短時間に得られます。水をかきあげながら磨りますので、長時間墨が水につかったままにならず、ひび割れやふやけを防ぐことができますので、墨に優しい磨り方といえるでしょう。
また、動力は電気です。家庭のコンセントから電気を供給してモーターを動かして、ギアを回転させながら硯を回転させる仕組みとなっております。



表装について。VOL..1 

表装について

Q:表装を頼みたいと思いますが、半切、全紙等の区分が分かりません。書は約35センチ×138センチのものですが丸表装の場合どうなるのか教え下さい。

A:この度はお問合せありがとうございます。半切、全紙というのは紙の大きさです。
本紙寸法幅が下記の通りです。
半切 350mm以内
全紙 700mm以内
連落 450mm以内

お客様の作品は半切の大きさになります。
丸表装、三段表装の違いは下記URLをご参照下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/hyoso/jikuso.html

上手くご説明できなくて申し訳ございません。お問合せはお電話でもお受けしております。
ご検討の程よろしくお願いいたします。



篆刻用品について。VOL..4

篆刻用品について

Q:朱肉を探しています。
朱色系ではなく、エンジ系(黒色がかかった暗赤色)を探しています。
貴社の朱肉で色見本はありませんか?

A:お問合せありがとうございます。
弊社HPの下記アドレスをご参照下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/tenkoku/indei.html

印泥美麗か古色が朱色より黒色がかっているかと思います。
(美麗が暗赤色で、古色は赤茶色になります。)

お時間をいただければ色見本をお送りいたしますので、郵送先のご住所等ご連絡下さい。お知らせ頂いたご住所に色見本をお送りいたしますので、2.3日お待ちいただきたいと存じます。

捺印後の風化ですが、天然顔料ですのでどれも風化はしにくいです。
只、油で練ってありますので保存場所、環境によっては油の劣化(しみ出したり)があったりする事はございます。



墨落とし・汚れ落としについて。VOL.4

墨落とし・汚れ落としについて

Q:先日この墨おとしを、友人からいただきました。大変よく落ちてうれしく思いました。もっとほしいのですが市販されているところをおしえてください。

A:当店は、ネットショップでの販売ですので、店舗での取り扱いがある販売店様があるか解りかねます。大変申し訳ございません。
墨おとし5個位まででしたらメール便でお送りできますのでその備考欄にでも記載していただければメール便での発送をさせていただきます。その場合お支払いは郵便局払いのみとさせて頂いております。ご了承下さい。



布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.6

布用定着剤、ミラダイフィックスについて

Q:サイトを拝見してメールいたしました。布に文字を書くのに、今はミラダイフィックスkitを使っています。ですが、墨染墨液用助剤と墨染墨液用定着剤で代用は可能でしょうか?お手数をおかけしますが、ご助言ください。

A:お問合せを頂きありがとうございます。さて、ご質問の件ですが、墨染め用の助剤や定着剤は、布、糸、製品の浸染用の製品ですので、捺染には使用出来ません。
布に墨で文字を書いたり絵を描いたりした物の表面に皮膜をはって洗濯堅牢度を上げる為に造ったのが、ミラダイフィックスです。今後とも宜しくお願い致します。



染色用墨染墨液について。Vol.8 

染色用墨染墨液について

Q#180200 染色用墨染墨液3点セットに興味があります。
購入前に以下の点を伺いたいのですが、よろしくお願い致します。
1、定着用バインダーは、どういった堅牢度に対応するものでしょうか。
摩擦堅牢度のみになりますか?
2、今回購入予定の墨液でうまく染まるようでしたら、
今後、色々な色味の黒を染めてみたく思っております。
御社の普通の墨で染色した場合でも、可能でしょうか。
3、普通の墨で染色する場合のデメリットがあれば、教えて下さい。

A:先程はお電話いただき有難うございました。
お問い合わせの件、下記の通りでございます。

1、定着剤は、洗濯堅牢度を上げるためです。
染色用墨染め墨液は、ミクロの粒子で水の中に高分散されている為、一見水に溶けた染料の様に思われます。しかし、墨の煤は、染料ではなく顔料ですので水に溶けてるわけではありません。
それ故、繊維のねじれ目や織物の折り目に煤がひっかかっている状態ですので、洗濯や摩擦時の色落ちを少なくする為に使います。

2、3、書道用の墨、墨液には「膠や糊剤」が入っていますので、乾いたら布が硬くゴワゴワになります。
書道用墨をお使いになるのでしたら、ご自分で定着する方法をお考えになる必要があるかと存じます。

以上、又何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
ご利用を心よりお待ち申し上げます。



赤ちゃん筆(胎毛筆)について。Vol.6

赤ちゃん筆(胎毛筆)について

Q:御社の胎毛筆(赤ちゃん筆)の筆軸の素材についてお伺いしたくメールさせていただきました。

A:お問い合わせのメールを頂きありがとうございました。
胎毛筆(赤ちゃん筆)の軸は竹でございます、うるし化学塗料を塗ってありますので濃い目の茶色に仕上がっています。
以上でございます。又何かございましたらお気軽にお問合せください。



和の文房具、樹肌紙について。Vol.2

和の文房具、樹肌紙について

Q:弊社では、印鑑の制作と名刺印刷をして販売しているのですが、御社の製品を仕入れることができるのでしょうか。
また、その製品で名刺を制作してみたいと思うのですが、いくつか疑問点がありますので、教えていただけますでしょうか。

1.「樹肌紙」について、葉書両面と同じ仕様(縦目・両面貼付け)のA4版がほしいのですが、ありますか?
ない場合、制作していただくとなると価格・納期の見積りを教えてください。

2.「大色紙」の厚さ2mmは、両面貼付け?片面?スライスしたままのものですか?

3.片面貼付けの「樹肌紙」製品は、放置しておくと反ってしまいますか?
(例えば、A4版・写経用紙・半切1枚入・寸松庵色紙)

4.名刺サイズ(91*55)の「樹肌紙」はありますか?作ることはできますか?
発注枚数によって価格が異なるのであれば、教えてください。
(100枚/500枚/1000枚/10000枚 100枚セット×最低ロット数は?)

5.A4版・ハガキサイズなどは、家庭用プリンタ(顔料・染料)で印刷することはきますか?
くっきりと印字できる印刷機のお奨めは何ですか?

突然のメールでいろいろ記載しましたが、宜しくお願いいたします。

A:お問い合わせのメールありがとうございました。
卸売りもしております。下記にてご質問にお答えします。

1)A4判 横目両面貼りはありますが、A4判の「縦目、両面貼り」の製品はございません。と申しますのは、両面縦目にいたしますと、プリンターによっては、紙が1回転して給紙されるプリンターでの印刷の場合は、樹肌紙は紙送りされないか、割れてしまう恐れがあるからです。葉書は小さいので両面縦目でも大丈夫です。

2)大色紙その他色紙、短冊類は普通の色紙と同じ仕様で、厚紙台紙の表面にだけ樹肌紙がはってあります。

3)片面貼り付けの製品は、基本的に書かれた後、表装(額装など)していただくも のですので、そのまま長く置かれますと反ってしまう可能性はあります。
寸松庵色紙は厚紙台紙の上に樹肌紙が貼られていますので反りません。

4)名刺1枚サイズの製品はございません。現在製造元が製造を中止してしまっていますのでお作りする事もできません。
名刺1枚サイズをご希望の場合は、樹肌紙A4判横目・両面貼り(名刺10枚用) をカットして下さい。名刺寸法カット用のトンボが入っております。

樹肌紙名刺用A4判の現在在庫は、桧が40枚、杉200枚、桐130枚ございます。なくなり次第廃番となってしまいます。

5)家庭用プリンターで印刷可能ですが、木の香、風合いを重視してにじみ止め  処理をしておりませんのでメーカーのインクによっては滲む場合ががあるかもしれません。
「滲み」を嫌われる様でしたら、インクジェットプリンターでは無く、レーザープリンターでの印刷をお勧めします。

以上十分ご質問にお答えできましたでしょうか。
ご不明な点は又お気軽にお問合せ下さいませ



お支払いについて。Vol.1 

領収書について

Q:先日、篆刻用の印材を購入致しました○○と申します。
お聞きしたい件がありまして、メールいたしました。
料金支払い後に領収書の発行をお願いしたいのですが、購入した商品の一部の領収書発行は可能ですか? 例えば、10個購入したが5個分のみの領収書が必要と言う様な場合です。

A:ご連絡ありがとうございます。
一部のみの領収証発行は可能でございます。
料金支払いの控えをファックスいただければ確認後、領収証の発行をいたしま。
お手数ですがよろしくお願い致します。



墨池について。Vol.1

墨池について

Q:質問です。
純銅の墨池は、筆置きはついてますか?

A:お問合せを頂きありがとうございました。
銅の墨池には、プラ墨池や陶器のもののような筆を置く部分はついておりません。
又何かございましたらお気軽にお問合せくださいませ。



布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.7

布用定着剤、ミラダイフィックスについて

Q:ミラダイフィックスは絹に描いた墨も定着させることが出来ますでしょうか。

A:当社取り扱いの布用定着剤ミラダイフィックスは、基本的には天然繊維の布に対応する様に作られておりますが、化学繊維の布には少々定着が劣るとの事です。
但し、布に使用される糸の組成や布の密度(緯糸・経糸の1インチ当たりの本数)によって多少定着性は異なります。
今般ご質問の絹の場合は、定着性に問題はありませんが、樹脂系の定着剤ですので、定着剤の付いたところは、多少手触りに抵抗感があるかも知れません。



和紙はがきについて。Vol.1

和紙はがきについて

Q:今、和紙のはがきを探しています。
『605202 美濃和紙 手漉きはがき5枚入り 耳付』ですが、郵便番号枠は入っている商品ですか?
また色は白でしょうか、もしくはクリームっぽい色でしょうか?
郵便番号枠がなくクリームっぽい和紙はがきを探しています。

A:お問合せいただきありがとうございました。
まず、郵便番号の枠ですが入っておりません。次に色は白色のみになります。
又何かございましたらお気軽にお問合せください。



海外からのご注文方法。Vol.1 

海外からのご注文方法

Q:スペインのカナリアス諸島に住んで居る日本人、〇〇△△です。
僕の友達数人が習字(書道)に興味を持ち習字道具一式が入手出来ないか相談を受けました。外国からも購入可能でしょうか? 連絡お願い致します。

A:もちろん、海外からのご用命も承っております。
お品物はEMS(国際スピード郵便)にてお送りする形になります。

手順と致しましては、
1.ご注文内容・送付先をお知らせください。
2.当社から送料を含めた金額(日本円)と、当社銀行口座をご案内いたします。
3.当社指定口座へご入金ください。
4.ご入金確認後、商品をお送り致します。
という形になります。

書道用具一式をご希望とのことですが、あいにく初心者用のセットのようなものがございませんので、一品ずつお選びいただく形になります。もし「何を選んだらよいかわからない」ということでしたら、どういったものをお書きになりたいか(半紙に太筆で書きたい、小筆で小さい文字を練習したい、うんと大きな紙に書きたい、など)と、ご予算をお知らせいただければ、お勧めの用品をご案内することも可能です。どうぞお気軽にご相談ください。

参考までに、日本でのご注文方法をご覧下さい。



海外からのご注文方法。Vol.2 

海外からのご注文方法

Q:商品の注文についておたずねいたします。海外(インドネシア)へ発送していただく事は可能でしょうか? インドネシア ジャカルタ △△〇〇

A:もちろん、海外への発送も承っております。
代金は先払い(銀行振込)、送料は実費を頂戴いたします。ご注文の手順はHPでご紹介しております手順と異なりますので下記ご確認くださいませ。

1、HPにて商品をご覧いただき、お買い上げになられたい商品の「コード」「品名」「規格」「数量」「送り先」を当アドレスまでメールでお知らせください。

2、ご希望の商品を揃え、梱包した状態で重さを量り、送料実費を計算いたしまして、EMS・SAL・船便それぞれの送料と商品総額を折り返しお知らせいたします。EMS・SAL・船便のうち、どれをご利用になるか決めて頂き、お返事ください。

3、確定したお支払い総額と当社銀行口座をお知らせいたしますのでご入金をお願いいたします。

4、入金確認出来次第、商品を発送させて頂きます。

以上となります。
手続きや商品のことで分かりにくいことがございましたらまたお気軽にお問い合わせください。なお、当社土日が休日の為、ご連絡いただいたタイミングによりましてはお返事が遅くなる場合がございます。ご了承ください。



海外からのご注文方法。Vol.3 

海外からのご注文方法

Q:こんにちは。書道具はヨーロッパのオーストリアからも注文できますか?教えて下さいね。宜しくお願いします。

A:当社の商品は海外からでも、ご注文できます。
ご住所と注文したい商品と数をメールでお知らせください。送料を含めた金額を折り返しお知らせしますので、当社の銀行口座へ代金をお振込ください。入金確認後、商品をお送り致します。商品は航空便(EMS)でお送りします。船便でもお送りしますが、1ヶ月以上の時間がかかります。なお、海外から送金いただくと、高額の手数料がかかります。
その手数料はお客様の負担になります。もし、日本国内に入金を代行してくれる知人がいらっしゃるようでしたら、国内からの入金をお勧めします。



海外からのご注文方法。Vol.4 

海外からのご注文方法

Q:はじめてお便りいたします。〇〇と申します。
実は現在、アメリカ、ニューヨークに住んでいますが日本画を描いてみようかなと素人考えで画材、その他をインターネットで探していたところ貴社のサイトを見つけました。欲しいものがあるのですがニューヨークまで送って戴く事は可能でしょうか? 購入はクレディットカードで可能でしょうが送料の方が、、、。
突然で失礼ですがご返事いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

A:早速ですが、ニューヨークからのご注文の件です。ご注文を承ることは可能です。
1)
まずはご入用の商品と商品番号を決定、ピックアップしていただき、ご住所・お名前・希望の送付方法と合わせてこちらへメールでお知らせください。
2)折り返し、送料を含めた合計金額をお知らせ致します。
3)送金をお願いします。
4)入金確認後、商品を出荷致します。
【配送について】
郵便局から出荷致します。EMS、SAL、船便それぞれご希望の方法でお送り致します。重さで料金が決まりますので、商品が決まりましたらこちらで梱包の上、総重量をはかり、料金をお知らせします。
商品単品の重量はHP上に掲載しておりますが、配送用のダンボールケースや緩衝材の重量も加わりますのでご了承ください。
料金については日本の郵政公社ホームページをご覧下さい。
http://www.post.japanpost.jp/fee/simulator/kokusai/index.html
【入金について】
クレジットカード払いは、日本国内発行のものでしたら使用できます。お持ちでしたら、一番おすすめ致します。
ない場合、銀行より送金いただく形になりますが、海外からの送金は送る側も受け取る側も手数料が大変高くなりますので、もし日本国内に立替で送金をしてくださるようなお身内がいらっしゃるようでしたら、その方法をおすすめ致します。
以上、ご確認いただきまして、よろしければご用命いただければ幸いです。尚、当社は土日が休業日の為、ご注文のタイミングによりましてはお返事が遅れる場合がございます。ご了承下さい。



雅号印について。Vol.4

雅号印について

Q:お世話になっております。ニュージャージーの○○でございます。

今日は、別製雅号印についておたずねしたく、メールさせていただきます。

条幅用の落款印として、
白文、陰影NO.12、21mm、△□

というかたちを考えております。

白文、大きさ、陰影のタイプ、名前、など、伝統的な雅号印と、ちょっとちがうのですが、いかがでしょうか。こちらでは、他の方の状況などがわかりませんし、また知識がございませんので、まったくのひとりよがりにならないようにしたいと思っています。

お手数をおかけしますが、アドバイスをいただけたらと思います。

A:毎度有難う御座います。メールを受け取りました。

ご質問にお答えします。

正式な印としましては、白文はご自分の苗字(Family name)を彫ります。例:松井之印。

朱文は、雅号とか下の名前(Given name)を彫ります。例:愛子。

それ故、一つの作品に、白文印と朱文印を一緒に押される場合は、上に白文印、下に朱文印です。勿論、作品効果等により、白文印だけを押印もしくは朱文印だけを押印する場合もあります。

今回ご希望の印影NO.12は白文印でご自身のお名前「△□」をご希望です。最近は、作品の多様化と作品効果を目的に、白文で雅号や下のお名前を彫る事も多くなっておます。当社の印影見本でも紹介しています。

それ故、今回のご注文は問題がありません。しかし、上記で説明させて頂いた様に、「白文」の苗字印と「白文」の雅号印を一つの作品に一緒に使用する事は無いと思います。

白文の「△□」は単独でのご使用をお勧めします。



OA和紙について。Vol.4

OA和紙について

Q:中性紙を探していて、貴社の製品を発見しました。日記の用紙としてワープロ打ち可能な用紙を探しています。

非常に適性がありそうなのですが、一点だけ気にしております。
表裏に印刷したいのですが、レーザートナーで、やや薄い目に黒でプリントしたときに、裏に映る程度はいかがなものでしようか。

それがあまり気にならないレベルでしたら注文したいのでご回答お願いします。
またその判断が微妙なときに、見本を数枚いただけるでしょうか?

A:弊社は、書道用品販売ですので、書道用品以外の製品も書道用品から派生した製品となります。それ故、弊社の中性紙は、全て和紙です。千年和紙・OA和紙「墨染すみぞめ」と言う製品名です。

OA和紙ですが、コピー機、ドットインパクトプリンター、レーザープリンター、インクジェットプリンター、サーマルプリンターでの印刷に対応しております。
しかし、和紙で出来た製品ですので薄紙で、紙に裏表があります。表はツルツルしており、裏はザラザラしています。薄紙の和紙ですから、裏に印刷しますと裏の文字は表写りします。
和紙を二枚貼った(裏表の紙色が異なります)和紙や裏写りしない厚い奉書紙もありますが、日記用の用紙には適しません。

昔から和紙を使用される理由は、長期保存の出きる中性紙で耐折強度が高く、紙が薄いので沢山の和紙をファイルしても嵩張らない。この事から、法務関係では、B列4番の強靭な和紙の使用を薦めています。現在は、A列の和紙も薦めています。

役所や法律事務所等でこのOA和紙をご使用される方法は、A3判やB4判の和紙を半分に折って綴じる様に書式設定されて印刷されます。表面の左右(折り目部分は印刷しない書式設定)に印刷して、半分に折ることで裏表として綴じられます。
又、二つ折にした裏面に当たる文字も表面には影響を与えない程度となります。

結論としましては、和紙を裏表に印刷する事はお勧め出来ません。表面のみに印刷して、半分に折って綴じられる事をお勧めします。

以上です。

見本をご希望でしたらご連絡下さい。お送りさせて頂きます。



表装について。Vol.3

軸装について

Q: 無地(和紙を何種類かから選べる)の軸表装を探しています。
よくあるものは、にじみも少なく本来の水墨にはあまり、適しません。(初心者ならよい)
よくある一般的なのは3000円〜5000円でしょうか。
・直に絵が描けるもので、しかも、もっとよい紙を探しています。
・回りの布は、できれば何種類かの中から(紙、布も)選べるほうがよい。
たとえば 作品サイズ(紙寸法:33×135センチ程度)なら!できるでしょうか?

A:ご質問の軸は、当社でも6年位前まで取り扱っておりました。商品名は「既成無地軸」と言い、書道用でした。三段表装(半切横1/3)と半切丸表装の2種類です。
裂地は、商品価格を抑える為、余っている裂地を使用しますので製造の都度、裂地が変わり選択できませんでした。

結局、何かのイベント等で使用される程度であまり売れませんでした。専門家の方の要望にこたえる為に、各サイズ、各裂地、各紙、各仕立て方法の組み合わせで在庫を持つことは不可能です。実際、専門家の方は、ご自分の気に入った紙に書いた若しくは描いた作品を軸装希望される方が絶対数多く、既成無地軸では満足されません。そこで、6年前に取り扱いを中止いたしました。

お客様ご希望の無地軸製品を作るには、お客様よりご希望の紙を裁断した状態で当社に送って頂き、ご希望の裂地を使って、ご希望の仕立てをした方が良いと思います。この方法でしたら、お受けできます。

下記のURLをご参照して頂ければ目安価格がわかります。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/hyoso/jikuso.html

ご一考の程お願い致します。

★但し、ご希望の紙を送って頂いても、裏打ちをしてから軸仕立てにしますので、ニジミや発色は、未裏打ちの状態でご使用になる時とは異なります事をご了承下さい。又、水墨画の場合、濃淡・塗り重ね等があると思いますが、この場合、乾燥により作品や軸が波打つと思います。やはり、何かのイベントか海外でのデモンストレーション等にのみにお使いになり、本来のお作品は、描かれた後に軸装される事をお勧めします。




墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.1

固形墨  墨液・練り墨

Q.平成の墨の特徴について教えて下さい。

墨造りの最も大切な点は、いかに均一な暢びの良い膠液を造るかにかかっています。これまでは分子量分布の幅の広い、適度に脂肪分を含んだ二次加工のし易い膠を、墨専用膠として専属業者が製造してくれておりました。
墨専用膠は外に用途も少なく、多品種少量生産を強いられますので、その規模は特殊技術をもった家業として代々受け継がれてきたのです。
それが昭和60年代までに環境問題・技術者の高齢化・3Kの重労働・後継者不足のため次々と廃業を余儀なくされ、現在に至ってはもはや安定供給は不可能になりました。
膠その物が無くなった訳ではありませんが、墨造りに最も適した専用膠が無くなったのです。
これまでの墨造りでは、専用膠2〜3種類を配合し、一定温度の下に溶解時間(平均6時間、物によっては24時間以上)のコントロールで、容易に流れの良い膠液を調整できましたが、今では精製された分子量分布の幅の狭い膠を、墨の骨格造りに2〜3種類、色出しに2〜3種類、合計4〜6種類が必要なため従来に比べ非常に複雑になっています。
また、組成の異なる膠の種類が多くなりますと、中には熱に弱い膠もあり、溶解時間のコントロールだけでは墨造りに必要な均一な膠液造りが難しく、新たな溶解技術の開発に取り組み、試行錯誤を繰り返しておりました。
平成5年にこの開発に取り組みまして、平成9年に基本的な膠配合、新たな膠の溶解技術によりこれまで以上に均一な膠液ができるようになりました。
この方法で造りました墨を「平成の墨」と呼び平成10年から販売をさせて戴きました。平成の墨の特徴は昭和の墨に比べ、多少誇張した表現になりますが、膠の薄い膜を一枚はがした様な風呂上がりのような墨色と言えます。
それだけに、もう一方の原料であります煤の持ち味をよりシャープに表現できますので、一煤煙一銘柄の原則を守り、個性のある墨造りを進めて参ります。
この研究の過程で皆様にご迷惑をかけておりました、墨の割れの問題、煤煙組成による新墨の発砲(アワ)の問題も大幅に改善することができました。
もとより墨色・書き味は、ご愛用戴きます皆様お一人お一人のお好みによりますので、原料環境の変化により開発して参りました平成の墨と昭和の墨をご試墨戴き、忌憚のないご意見・ご指摘を賜りますようお願い致します。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.2

Q.大和雅墨とは何ですか。

墨は普通の濃さ(固形分10%程度)以上でお使い戴くものと、淡墨(普通の濃さを20〜30倍に薄めたもの)でお使い戴く場合があります。
淡墨用の墨は、墨色の冴えが大変重要になりますが、反面濃い状態では黒味がやや物足りなくなります。
この原因は膠の使用量の違いから起こります。黒味を強調したい墨に比べ、淡墨に使用する膠の量は1.5〜2倍になります。
これは和墨と中国墨の膠の使用量の違いと考えて戴ければ良いと思います。当社の「大和雅墨」は、この淡墨使用の為に造りました一連の墨の総称であります。
中国の乾隆時代の墨の淡墨における透明感のある色調を基本に、日本人の美意識を織り込んでこれまで製造して参りました。
平成時代に入り、これまで使用して参りました膠が、日本にも中国にも無くなりましたので、これからの大和雅墨は、これまでの煙るような淡墨の美しさから、芯と滲みが比較的はっきりした透明感のある美しさに変っていきます。
原料事情により大きく変化致しますが、これまでに無い、平成の「大和雅墨」を目指して開発を進めて参ります。今後最も変化のある墨となると思いますのでよろしくご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
「大和雅墨」は昭和30年代初め、当時の和墨と区分する意味において、墨それぞれの特徴と色調(薄茶系、赤紫系、薄茶紫系、青系の黒、青墨、茶系の黒、茶紫系の黒等)を明記し19種類発売致しました。現在は原材料の都合で16種類になっています。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.3

墨の造り方は中国も同じなのですか。

日本の墨 http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/shosumi.html

.「煤と膠」を原料とする墨の製法は、中国から伝来したものですから基本的には同じです。
しかし、その配合は長い年月の間に変わってきました。私はその原因は、水と民族の美意識の違いと考えます。
現在の日本の墨造りは、中国の明時代の影響を強く受けています。明代の墨が清の乾隆時代に代表される様な流れの良い、淡墨の美しい墨に変化したのは、中国の水の問題なしに考えられません。
中国の水は硬水で、私達軟水圏の日本人は、あの生水を飲みますと腹痛を起こすことが多々あります。
硬水は軟水に比べて、物を溶かしたり分散させたりする力は弱いものです。日本にも石鹸を使って泡のでない井戸水など硬度の高い水がありますが、それでも硬度は100以下の軟水なのです。
中国の水は硬度300以上の硬水です。この硬水に膠を均一に分散させるためには、分子量の少ない弱い膠を多く使う必要があったのです。
そして石のような硬い墨を造り、細かく磨ることが、硬水にうまく分散させるために最も大切なことでした。
中国の墨の造り方は煤と膠を練り合わせ、その墨の塊を大きな金槌で何百回も叩いて練り合わせるのですが、文献では何千、何万回(千杵・万杵)も叩いたと書かれています。
少しオーバーですが、叩くことにより膠はへたり(弱くなる)、粘度低下を起こします。その墨の塊を木型に入れ、テコの応用で人間の全体重をかけ、硬く締め上げて造ります。
そのため墨は非常に緻密にでき上がります。日本のような湿気の多い国では、この緻密さ故に気候の変化に順応できず、割れが多くなるのはそのためです。この時代の墨を日本の軟水で磨りますと、黒味は少し足りませんが、淡墨では透明感のある美しい墨色となります。
当社でこの淡墨の美しさを表現するために造り上げたのが、「大和雅墨」であり「百選墨」なのです。
この当時の、漢民族の美意識は完璧を美とするもので、陶磁器を見ても私たち日本人には少し暑苦しい感じが致します。
しかし、この時代に完成した紙、筆はそれ以後の書道用具の頂点に君臨しています。紙も筆も墨も硬水の下で、如何に滑らかに柔らかく書けるかを追い求めた、漢民族の美意識の極致なのかもしれません。
一方日本は軟水圏にあり、その水は良く物を溶かし分散してくれますので、比較的強い膠が使えますし、日本人の美意識は黒味の冴えた物、言い換えれば白黒のはっきりした物にすがすがしさを感じます。
また、墨もあまり石のように硬いと嫌がられ、滑らかに磨れてさらりとした書き味が好まれます。明墨の影響を受け、それ以後日本人の美意識に磨かれてきたのが和墨造りと言えます。和墨造りは煤10に対し膠6が標準であるのに対し、唐墨造りは煤10に対し膠10以上となります。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.4

電子顕微鏡でみた煤の世界

Q.油煙墨と松煙墨の違いを教えて下さい。

焚き方による煤の違いからお話し致します。昔のお灯明、お寺などでご覧になったことがあるかと思いますが、素焼きの皿に種油を入れ、イ草の芯を浸して火をつけ明かりとします。
油煙焚きの方法は、そのお灯明の炎の先から10cm程離してお皿(釜)をかぶせ、そのお皿に煤を集めて一定時間後掃き採ります。
「手焚き油煙」は、小部屋にこのお灯明を沢山置き、注油、お皿の回転、採煙を繰り返し採取します。
この方法を「芯焚き法」と言います。機械焚きの場合も原理は同じです。この焚き方をしますと、炎の先から近い所で煤を集めるものですから煤に高温が加わり、焼き締めたような煤になります。煤の粒子の大きさは、芯の太さで加減します。
細い芯で焚けば、粒子の細かい煤になりますし、太い芯で焚けば、炎も大きく粒子の大きい煤を採ることができます。
油煙は菜種・桐・胡麻など植物性油や重油・軽油・灯油など鉱物性油から、この芯焚き法で採ることができます。鉱物性油の場合は、燃焼温度も高くより固い煤になります。
現在は環境問題のこともあり、集塵の難しい芯焚き法は植物性油のみで鉱物性油は採っておりません。芯焚き油煙は、固く焼き締められた均一な大きさの粒子です。
一方松煙採りは、障子などで隔離された比較的大きな空間で空気の流通を少なくし、松材を直接不完全燃焼させて煤を採る方法で、油煙のように煤自体に高温はかかりませんから、柔らかく凝集した粒子の煤になります。
この方法を「直火焚き法」と呼んでいます。焚き方には、油煙タイプ採りの「芯焚き法」と、松煙タイプ採りの「直火焚き法」があり、液体原料は芯焚きが、固形原料は直火焚きが適しています。
直火焚き法でも炎の大きさを加減することにより、細かい粒子から大きな粒子まで採り分けることができますが、芯焚き程粒子の大きさの揃った煤を採るためには、さらに分粒装置が必要になります。
植物性松煙は赤松の表皮を削り取り、その後に刃物目を入れ、暫く放置しておくと松脂が吹き出します。それを削り取り、乾燥させた後、細い棒状に小割りして樟子張りの部屋の中で直火焚き法で採取します。
小割りした松材をさらに細くし、空気の流入を抑え小さな炎で採煙しますと、細かい赤みの美しい煤が採取できますが、炎のコントロールが難しく、収量も極端に少なくなりますので大変高価な物になります。
この直火焚き法では、採煙部屋も大きく、炎の調節ができませんので、小さな粒子から大きな粒子まで、混然一体に混じった柔らかく凝集した煤になります。
 松煙は細かい粒子だけの時は赤系に、少し大きな粒子が混じり始めると茶系に、さらに大きな粒子が増えると紫紺色に、ほとんど大きな粒子になりますと青系になるとお考え下さい。
油煙タイプの煤は、焼き締められていますから、煤自体凝集するのが遅いのですが、松煙タイプの煤は、あまり高温がかかっておりませんので、細かい粒子が凝集して大きな固まりになり、年月と共に青系に変化していくと考えています。
また松材を燃やすため、松が地中から吸い上げた硫黄分など雑多な物質を含んでいます。これらが膠を変質させ膠の分解を早め、より煤の凝集を早めています。
 古来、油煙墨に比べ松煙墨の寿命が短く、そして青墨化していくのはこのためと考えられていますが、私達にもまだまだ解らないことが沢山あり、これがまた変化の多い松煙墨の魅力でもあります。
現在製造しております青墨は、赤松を直火焚きで大きな粒子で採煙したもので、茶系の粒子の10倍から100倍近くの大きさになります。現在では、この直火焚き法が進歩し、限定空間で焚けるようになりました。
また、集塵装置も良くなり、炎の調節・分粒も可能で、多量生産致します工業煙の主流設備となりました。本来、液体原料は芯焚き、固形原料は直火焚きとなっておりましたが、液体原料も直火焚きで燃やせるようになりました。
菜種油を直火焚きで燃やしますと、焼き締められない柔らかな凝集体の煤になります。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.5

固形墨墨液の根本的な違いを教えて下さい。

固形墨と液体墨の根本的な違いは、硯で磨るか磨らないかにあります。当たり前のことですが、大きな違いがあります。固形墨を磨りますと、硯それぞれの鋒鋩の持ち味により変化(分散)しますが、粒子径の幅の広いものとなります。硯の鋒鋩には必ず粗密があり、その鋒鋩が作り出す粒子径を中心として、細かい物から粗い物まで幅広い粒子の存在する磨墨液は、濃い時には重厚さを、淡墨の時には立体感を表現します。言い換えれば硯石が作り出す分散液なのです。 

一方液体墨は、工場で造った時の分散状態が基準となり、かつ、液の分散を良くするために、粒子径の揃った原料を使いますのできれいなのですが、濃い時にはやや重厚さに欠け、淡墨においてはやや平面的になります。時間の経過と共に少しずつ凝集沈殿が起こり、この傾向は益々進みます。ただ、膠使用の液体墨は、加水分解による蛋白質の分解があり、合成糊剤使用の液体墨より劣化による凝集が早いので、短時間に新墨から古墨までの疑似的表現を味わえる面白みもありますが、淡墨以外での使用は表具を困難にします。原料面から申しますと、膠の皮膜は硬く割れ易いのですが、透明度が良く製造後3〜5年経ちますと、膠も枯れ独特の冴えがでて参ります。一方液体墨の場合、膠使用製品は、加水分解を抑えるため塩分(ニガリ 主成分塩化マグネシウム)が入っていますので、乾きにくく冴えのない皮膜となります。合成糊剤使用製品の皮膜は、弾力性があり割れることはありませんが、冴えに少し物足りなさを感じます。

温度と粘度
  物性面から申しますと、固形墨は膠のゲル化を利用して造りますので、新墨では水温18℃前後(固形分10%程度の普通の濃さ)以下になりますと、急激に粘度が増加し、ゼリ−状に固まる性質をもっています。冬季冷たい水で磨られた時、思うような磨墨液が得られなかったご経験をおもちの方も多いと思いますが、これが膠の性質なのです。年数が経ちますとゲル化温度も膠の枯れと共に下がってきます。このことが、墨が枯れて書き易くなる大きな原因なのです。良い分散液にするためには18℃以上の水温が必要とお考え下さい。

一方の液体墨はゲル化を塩分で抑えるか、合成のようにゲル化がないものですから、低温になれば粘度は高くなりますが、粘度曲線はなだらかてす。冬季、屋外でご揮毫の場合は液体墨が適しています。皮膜の点から申しますと、膠の皮膜は硬くて割れ易いものです。表面に浮(墨溜まり)が出るほどの濃墨作品を表具しますと、表具の善し悪しにもよりますが、墨溜まりに亀裂が入ったり、最悪の場合は剥離することがあります。これは膠の皮膜が硬く壊れ易いためです。表具技術は膠の皮膜の弱さをカバ−する技術でもあると思います。膠使用の液体墨は濃墨では表具できませんので論外ですが、合成糊剤の皮膜は前述のように柔軟性をもってますし、乾燥防止剤は塩分のように皮膜に残らず、固形墨より少し乾燥時間は掛かりますが、良く乾燥しますと固形墨より安全です。乾燥時間を少し遅くしているのは、建物の機密性が良くなり、冷暖房の効果で湿度が低く乾き易いため、乾燥による濃度・粘度上昇を抑えるためです。濃墨・超濃墨での作品作りは、合成糊剤皮膜の柔軟性と表具性の良さが必要なのです。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.6

膠使用の液体墨合成糊剤使用液体墨の比較について。

ご質問にお答えする前に、なぜ合成糊剤使用の液体墨ができたのかをお話しします。ご存じの通り昭和30年頃までは、液体墨と言えば墨汁しかありませんでした。これは膠と煤を練り合わせ、ニガリ(主成分 塩化マグネシウム)を大量に加え、液の比重を上げ、煤の沈殿を押さえると同時に塩漬けにすることにより膠のゲル化を防止し、さらにホルマリンで膠の腐敗を止めたものです。この製品は和紙には向きませんが、吸い込みの少ない洋紙には黒光りして、絵の具の黒では出せない美しさを持ていましたので、非常に乾燥が遅いのですが良く売れていました。反面、吸い込みの強い紙に書きますと皮膜を作る膠液が紙に吸いとられ、煤だけが表面に残り品の無い黒になり、おまけに乾燥が遅く、また、一度乾いても梅雨時分には空気中の水分を吸ってべたつく代物で、勿論表具のできるものではありません。
  戦後10年近く経過し世の中も収まり、書道を志す人も増え始め、学校教育にも書写が取り入れられるようになりました。この時期に先生方から墨汁に代わる乾きの早い、和紙に適した墨色の良い学童用の液体墨を造るようにとのご依頼を沢山戴くようになりました。これからの学校教育には、授業時間の制約上良質な液体墨が必要になる。日本の書写教育のために早急に開発するようにとのことでした。膠は固形墨を造るためには、これほど重要で便利な材料はありません。科学技術の進んだ現在でも膠に代わり得る材料は無いのです。膠の持つ特質に、温度が下がるとゲル化するという性質があります。煮魚の汁が、冬の寒い日にゼリ−状ににこごり、大変おいしいことは皆様もご存じのことと思います。これは魚の膠質が気温の低下でゼリ−化したものです。この性質を利用して冬に固形墨を造ります。膠は蛋白質ですので、細菌の寒天培養と同じく、気温の高い時期に製造しますと空気中の雑菌を拾い猛烈な勢いで繁殖し腐敗します。墨が厳寒期に製造されるのは、腐敗菌の繁殖を抑えゲル化強度を高め、墨の内部から低温乾燥し墨を均一に締め上げていくのが墨造りで、墨がこの世に生まれてから2000年以上になりますが、この原理は変わりません。日本における墨の故郷奈良では、冬の風物詩になっております。
  「宿墨は使うな」とお聞きになったことはあるかと思います。また、日本画ではその都度、顔料を膠で練ってお使いになっているのをご存じかと思います。これには原因があるのです。膠は固形墨の内部に取り込んで乾燥しますと100年単位の安定した状態を保ちますが、水中では加水分解により、急激に高分子の鎖が断ち切られ粘性の低下が始まります。また、腐敗による蛋白質の分解が始まると1日単位で粘性が無くなり、強烈な腐敗臭を発生し作品を台なしにする危険があります。そのため磨墨液は、磨ったその日に使いきり、使った筆、硯はきれいに洗っておくことを教えているのが“宿墨は使うな”ということなのです。また、2〜3日前に溶解した膠液で顔料を練って用いた場合は、近い将来に顔料の剥離が起こりますし、最悪の場合は作品から悪臭を発することもあります。これ程取り扱いが難しいのが膠なのです。このことからお解りのように、固形墨には最も適した材料である膠は、安定な液体墨を造るための材料としては、最も不安定な物なのです。「すらずに書ける」液体墨の開発の最初は、勿論膠の二次処理から始まりました。.殴覯修鮖澆瓩襪海函↓加水分解による粘度低下をできるだけ遅くすること、I綰圓鮖澆瓩襪海函これが安定した液体墨を造るための条件です。当時から墨汁を造っておりましたので大体の目安をつけることはできました。先ず、ゲル化温度の低い低重合度の膠(分子量の小さい低粘度の膠が最も安定)を探すこと。それによりニガリ(塩化マグネシウム)の量を減らすことができ乾燥が早くなる。防腐処理を完全にする。この開発を通じて、あらゆる膠の試験を繰り返すことにより、先代社長は膠の性質を会得し、かつ、液体墨の原料としての膠の物理的限界を感じたのかもしれません。膨大な試作試験の結果、高濃度の練り墨状にすることにより、これまでに無い書道専用の液体墨として、“すらずに書ける”「墨の精練り墨」として発売させて戴きましたところ、法外のご好評を得て生産が追いつかず、お得意先様にご迷惑をかけながらも会社発展の大きな第一歩の開発となりました。黒みはやや弱いものの淡墨では美しい色調が、以後の淡墨専用の「条幅用墨の精」に発展しています。しかし、蛋白質の加水分解による粘度・分散力の低下は、薬物、機械の高度化でも自然の摂理には逆らえず限界があります。塩分で膠のゲル化を抑えることが、より表具性を弱くし、その上加水分解による粘度低下により、煤の凝集が起こるのですから益々弱くなるのです。ただ表現において、この蛋白質の分解の過程で芯と滲みのバランスが変化しますので、淡墨用としては面白いと思いますし表具も充分可能です。膠を原料とした液体墨を普通の濃さ(固形分10%程度)以上の濃度で使い、表具屋さんに持ち込みますと、さすがはプロで一目で見分け、フィクサ−という合成樹脂製の固着剤をサッと吹き付け表具してくれます。何のことは無い、この製品は固形墨と同じ天然膠で造りましたと売り込んでも、できあがった作品の上に、合成の皮膜がもう一枚乗るのです。表具屋さんで吹き付けてくれる合成樹脂の皮膜が、余白の部分まで飛び散り、時間経過と共に変色する紙に、曼陀羅模様が出るのではないかと心配しています。表具屋さんにどうして見分けるのかを聞きますと、“寝ている墨は危ない”、“起きている墨は大丈夫”と禅問答のような返事です。よくよく聞ききますと、紙が縮んで入れば大丈夫、縮んでいなければ危ないと解り納得しました。先代社長は、練り墨はを開発する過程で徹底的に膠を研究し、液体墨の原料としての膠の物理的限界を感じたのでしょう。ここに全く膠を使わない、新しい液体墨を造ろう。それはゲル化のない、加水分解もない、腐敗しない、そして表具のできる学童に使いやすい液体墨でなければならない。これが合成糊剤を原料とする液体墨の開発の始まりとなったのです。手慣れた膠を使わないのですから、何から手をつけていいか皆目解りませんでした。これまでの墨屋のカンだけでは手も足も出ないと考えた先代社長は、当時工業試験場の場長を務めていた兄に相談し、技術者を採用して開発を始めたのです。その頃は高分子科学もまだまだで、それほど種類も無かったと思います。昭和33年頃にはポリアクリル酸ソ−ダ−を原料として、液体墨らしい物ができ上がりました。膠を使いませんからゲル化もありませんので、ニガリも要りません。水中でも膠と比較できないほど安定です。合成物ですからそれ自体の腐敗もありませんし、表具性も完璧です。夢のような材料ですが、ただ一つカ−ボンとの相性が悪いのです。墨屋用に造った原料ではありませんし、膠とは丸っきり性質も違います。これまで使っていた町の鍛冶屋の混和機程度では皆目歯が立たず、6kgのカ−ボンを処理するのに1日掛かる始末で、それでも完全な分散ではありません。一番大きな欠点は膠製品に比べ書きにくいことです。それでも珍しいのか少しずつ売れ始めました。担当していた技術者は墨屋の将来に見切りをつけたのかやめていきました。当時大学生で応用化学を専攻していた現会長は、まだ教養課程で何の知識もありませんでしたが、先代社長から次々に質問が参りました。文献を調べ、高分子化学の教授に意見を聞き、訳も分からず報告したものが、社長経由で現場にいくという始末で、この時から合成樹脂を原料とした墨液の開発が現会長の仕事となりました。爾来40年近く、その間には大失敗もありお得意先、先生方に大変ご迷惑をかけたこともありましたが、改良に改良を加え、初期の液体墨とは丸っきり違う配合となりましたが、次々に新製品を世に出すことができ、会社発展の第二の開発となりました。書き味につきましても、固形墨と比べれば今一歩の感がありますが、膠を原料とした液体墨に比べ遜色の無いところまで参りました。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.7

漢字用仮名用の墨の違いを教えて下さい。

一般的に仮名用(細字)・写経用は暢びの良い墨が好まれます。
そのため仮名用は、粒子の細かい植物性油煙を原料とします。
粒子が細かくなればなるほど煤の表面積が大きくなり、それだけ膠の必要量も多くなりますので、流れは良くなりますが黒味は弱くなります。
漢字用は黒味を大切にしますので、一般的には仮名用ほど細かい煤は使いません。
また、漢字用を仮名に使っても問題はありません。
現在の墨造りは、仮名用も漢字用も良く分散するようにできています。
仮名用の硯は小形の物が多いので墨も使い勝手が良いように小型の物を造ります。
作品造りの上で黒味を強く出したい時には漢字用を、黒味を押さえて品よく表現したい時には仮名用をお使い下さい。
また、仮名條幅用の場合は漢字・仮名の区別はあまりありませんが、素紙・加工紙に合うかどうかと墨色のお好みによります。
料紙など胡粉の強い紙には、それ向きの墨を用意しております。
ご相談下さい。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.8

高価な墨と安価な墨の違いは何ですか

現在も墨はすべて手造り品です。その価格は、原材料の価格差と造る職人さんの技量により大きく変わります。
安価な墨は、経験年数の少ない職人さんが造ります。
最もコストに影響するのは原料の違いです。学童用の1Kg当たり5〜600円の煤から、手焚き油煙(植物性油煙)の1Kg当たり5万円前後の物まで、さらに高価な純植物性松煙などその差は百倍以上になります。
人件費・特に原材料費をベ−スに価格は決まりますが、それが墨の良否を決定づけるものではありません。
ただ安いからといって品質が悪いとお考えにならない様にお願い致します。
学童用の墨は、現在一番大量に造られている最もポピュラーな煤を原料としています。
少し根底の赤みは少ないのですが、大人の方の練習用にも充分使って戴けます。
墨の値段から申しますと最高品と最低品の価格差は、10倍程度ですから高級品ほど割安になります。これは人件費の差が原料費の差ほど大きくないためです。
相対的に粒子の細かい根底の赤みの強いものが高価な墨ですし、淡墨における透明感のでる墨は技術的にも難しく高価になります。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.9

.購入時の墨の良否の見分け方は。

墨のできるまで http://www.e-unica.co.jp/colum/sshosumi.html

お買い上げの際に、ご試墨をして戴けないことを申し訳なく思います。
墨造りの大切なポイントは、均一な流れの良い膠液を造ることと、煤と膠を良く練り合わせることです。
この基本的な作業ができていれば新墨としては及第です。
出来の善し悪しは製品の墨の肌に現れます。
墨の型は梨の木でできていますが、墨の肌に、この型の木目が写っていれば、練りの良く効いた墨と言えます。
また、“墨は軽い方が良い”とお聞きになったことがおありかと思いますが、これは古墨のことで、新墨で軽いふかふかした物は、練りも悪く流れも良くありません。また、空気中の湿気を吸い易く命の短い墨色の汚い物です。
市場で販売している墨は、製造後5年以下の物が大半ですので、持ち重みのする墨肌の緻密な物をお選び下さい。
重くとも湿気の感じる物は良くありません。
墨に木目が写り、良く乾燥していて、持ち重みのする墨を選んで戴ければまず間違いはありません。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.10

の保管はどうすれば良いのか。

.「煤と膠」を原料とする墨は、日々の気候条件に順応して絶えず変化しています。
中でも膠は、湿気の多い日は水分を取り込み、乾燥した日は放出し、自然環境に順応して成長しています。
急激な温度・湿度変化、例えば、直射日光の当たる所、湿気の多い所、冷暖房機の風が直接当たる所は最も嫌う場所です。
四季の影響の少ない所、例えば、土蔵の中などは理想的ですが、現実的ではありません。
墨の桐箱は土蔵と同じ条件を持っています。
従って直射日光の当たらない引き出しの中や箪笥の中で湿気の少ない所が良いでしょう。
気密性の高い箱や水滴に水が入ったままの硯箱に長く入れることは良くありません。
カビや腐敗、割れの原因になりますのでご注意下さい。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.11

.墨の香料は何でしょうか。

墨の出きるまで http://www.e-unica.co.jp/colum/sshosumi.html

墨の原料の一つである膠の匂いを消すために用いられた香料は、使う人の気持ちを落ち着かせるという副次的な作用もあります。
墨に使用する香料は刺激的な香りではなく、側に置いておくと、そこはかとなく香りが漂ってくるという“幽香”です。
昔は天然香料の甘松末・白檀・龍脳・梅花・麝香等を使用しておりました。
今では、合成香料の梅花・麝香等多種普及しておりますが、弊社では龍脳を主として使用しております。
墨の箱を明けた時に漂う香りは、振香(ふりか)といって包装時に箱に入れる香料の香りです。
墨を磨って初めて漂う香りが典雅を好む墨客に愛され、後に良墨は芳香を持つものとなったようです。
jyakou

写真は、麝香鹿の香嚢です。この中に香料が入っています。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.12

Q.製造過程での練りの多寡による紙への影響については。

墨造りの最も大切な点は、如何にして均一な膠液を造るかと言うことと、均一に練り上げるかと言うことです。
墨の善し悪しは煤によることもありますが、膠が最も大切です。
膠はコラーゲンを含むゼラチンを主成分としたタンパクの一種です。
墨は膠の持つ特性を利用したものです。
その膠の特性とは、
/絏垢18℃以下になりますと急激に増粘し、ついにはゼリー状に固まります。
これをゲル化すると言います。ゲル化温度は膠により異なります。
蛋白質ですので、水中では急激に膠の高分子の鎖が切断され粘度低下を起こし、酸化作用により炭酸ガスと 水に変化致します。これを加水分解と言います。
F以性蛋白質ですから細菌の最高の食料であり、非常に腐敗し易い物です。
今回のご質問にお答えするためには、膠という接着剤の持つ3つの性格(ゲル化する・加水分解を受ける・腐敗し易い)が大変重要になります。
墨造りを冬場に行いますのは、ゲル化を利用して墨の内部から水分を抜き、均一に締め上げるためですし、空気中の雑菌が少なく、その繁殖を抑えることができるためです。
また、加水分解を遅らせるためには、均一に良く練り上げた墨でなければなりません。
練りの悪い、軽い墨を造りますと、空気の流通が良いため割れにくいのですが、湿気を吸い易く、加水分解により膠の分解が早いため煤の凝集が進み、墨の寿命を極端に縮めます。
このような墨は紙に書きましても、煤が微粒子にならず紙繊維への浸透が阻害され、ただ紙の上に煤が乗っている状態になり、墨色も悪く表具性も悪くなります。
墨の枯れは、自然界における蛋白質の分解の過程であり、この分解の過程においてその表現の変化を長く楽しむためには、加水分解をできるだけ抑えることが大切で、そのための墨造りは、均一な膠液で良く練り上げ緻密な墨を造り上げることが、大変重要であります。
良く練り上げられた緻密な墨の磨墨液は、紙への浸透も良く、煤が紙の繊維の奥深くまで絡み付き、冴えた墨色になりますし、表具性も格段に良くなります。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.13

.大文字と小文字では、墨を使い分けた方が良いのか、適性を知りたい。

書作品ギャラリー http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/hanpu/hanpu.html

大変難しいご質問で、お答えが適正であるかどうか自信がありませんが私の考えを申します。
大文字でも小文字でも同じ墨が使えます。
色のお好みは個々の感性によるものですが、作品をどの位置で鑑賞するかによって変わるのではないかと思います。
大文字は少し離れて鑑賞するでしょうし、小文字は近付いて鑑賞すると思います。
大文字の場合は少し粗くても黒味の冴えたものが、そして小文字の場合はキメの細かい暢びのある墨が良いように思います。
同じ墨でも硯の鋒鋩の違いや磨るときの力の入れ加減、また水の温度によっても表現が変わります。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.14

.筆の締まりの良い墨と悪い墨がありますがどうしてですか。

墨は「煤と膠」を練り合わせ、固めて乾かしたもので、製法的には殆ど完成されています。
筆のバランスのとれた締まり具合いは、平均的な配合から申しますと、練りと均一な膠の溶解技術に原因があります。
複数の性質の違う膠を、如何に均一に溶解するかが墨造りの最も大切なことなのです。
見かけの溶解と真の溶解には大きな差が出て参ります。
言葉で表現することは難しいのですが、どぼどぼした溶解液と油のように滑らかな流れの良い溶解液とでは、煤と練り合わせる時に影響を与えます。
締まりの悪い墨は、暢びや紙への浸透性も悪く、淡墨の時には濁りが出て参ります。
膠の溶解が不均一で、煤との練りに手抜きがありますと最悪の墨となります。
ただ原料の膠、煤とも毎回同じ品質とは言い切れませんので、締まり具合いに微妙な誤差がでて参ります。
墨造りに従事する私達にとりまして、最も神経を使う点がご質問の点であります。
筆の締まり具合のバランスは、お使いになる皆様のお好みにもよりますが、締まり過ぎると筆さばきに難がでて参ります。
出来の良い墨は、新墨のうちは締まりが強いものですから筆さばきに重さを感じますが、製造後3〜5年経過してお使い戴ければ、この重さも消え使い易くなります。
この原因は墨造りに必要な膠の量と書く時に必要な膠の量に差があり、造るための量が少し多いことに起因します。
この時の新墨は、20%近くの水分を内蔵しておりまして、3〜5年の間に加水分解により余分の膠が分解して、書く時に適した膠量になるためです。
詳しいことは墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.18 「墨の枯れ」
にて説明します。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.15

液体墨の寿命はどのくらいですか。

膠を原料にした液体墨は、塩分で加水分解を抑えていますが、完全に止めることはできません。2年程度を目安にしていますが、保存環境に左右されます。中には30年近く長生きした物もありました。
凍結を繰り返しますと、品質は早く劣化致します。条幅用NO.1〜NO.3、この製品群は、塩分が含まれておりますので通常では凍結の恐れはありません。

合成糊剤を原料とした液体墨は、加水分解されにくいので5年以上の寿命があります。ただ凍結防止剤は含まれておりますが、過度の低温(マイナス20℃程度)で凍結致しますと極端に劣化致します。
冷凍庫などにいれて凍結させないで下さい。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.16

の経年変化とはどういうことでしょう。

墨に用いる膠は、動物(主に牛)のコーラゲンという物質を含んでいる、主に皮の部分から取り出したゼラチンを主成分とする蛋白質の一種です。墨を練り上げるのに必要な膠の量は、書く時の膠の必要量よりも少し多いものです。
このために新墨は少し粘るように感じますが、年月を経ると共に加水分解等により徐々に粘度が低下し、書く上で暢びと分散・接着力のバランスのとれた良い状態へと変化します。
そして最後には、その分散・接着力を失い、墨としての寿命を終えることになります。
墨が枯れると言うのは、言い換えれば蛋白質の自然界における分解の過程なのです。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.17

の寿命について教えて下さい。

墨の寿命は、使用する膠の強・弱(分子量の大・小)により異なります。
弱い(分子量の小さい)膠ほど安定な物ですが、煤を練り上げるのに一定の粘度が必要なため、膠の使用量が多くなり、その結果黒味が弱くなります。
強い膠を少なめに用いた場合は、黒味が強くなりますが墨の枯れが早くなります。
当社では一般の和墨造りでは、黒味を強調するため少し強い膠を用い、大和雅墨など淡墨の美しさを強調する場合は、弱い膠を少し多く用いています。
昭和30年代以後は、墨造り技術が進み緻密な造りになっておりますので、和墨造りであっても、人の寿命以上の使用に耐える寿命をもっておりますし、淡墨用造りでは、その2〜3倍の寿命があるものとこれまでの経験から推察しております。
ただ、墨の寿命も生まれてからの環境によって大きく変化します。湿気の多い所や冷暖房機の風が直接当たる所は墨にとって一大脅威です。枯れるまでに腐敗したり割れてしまっては何にもなりません。
使用後は水気をふき取り箱にいれて保管されることをお勧めします。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.18

.墨は古いほど良いと言われますがどうしてですか。
新墨と古墨の違いは。

一番大きい原因は墨造りにあります。煤を練って固める為に必要とする膠の量が、書く時に必要とする膠の量より多いと言うことです。新墨は粘るとか筆が重いとか感じられるのはこのためです。
膠はコラーゲンを含むゼラチンを主成分とする蛋白質の一種です。膠は水の中で高分子から低分子へと変化していきます。これを加水分解と言います。 
また、膠独特の性質として気温が18℃以下になりますとゼリー伏に固まり、これを「ゲル化」と言います。墨を冬場に造るのは、膠の腐敗を抑えゲル化を利用するためです。
新墨はその体内に20%程度の水分を保持しており、その水分で膠の加水分解が起こります。気湿が18℃以下になりますと膠のゲル化が起こり、体内の水分を排徐し、20℃以上になりますと膠のゲル化が止まり、外部から水分を取り入れます。この働きを毎年繰り返し、徐々に体内の水分量を下げていきます。
新墨から3〜5年が、加水分解による膠の粘度低下の一番大きい時なのです。この頃を過ぎますと書く時に必要な膠の量に近づいてきます。さらに年数を経過しますと加水分解が進み、膠の力が低下し、煤を分散させる力も弱まりますので、筆跡がしっかり残り透明感のある滲みに変化します。勿論、運筆も軽やかて濃墨でも書き易くなります。言い換えれば墨の枯れとは、白然界における蛋白質(膠)の分解の過程なのです。 
このことでもお解りのように、墨は湿気の多い所で保管すると寿命は極端に短くなりますし、時には腐敗菌が繁殖し数日で分解することすらあります。同じ条件の下に生まれた墨も、それ以後の環境で大さく変化しますので、必ずしも古い墨はすべて良いとは言い切れません。
磨墨後、磨り口側面部を拭き、湿気の少ない所に保管することが大事なのです。良い条件で保管された墨は100年200年の寿命をもっています。勿論、墨造りも大切でよく練れた緻密な墨でなければなりません。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.19

.古墨は製造よりどのくらいの年数を経たものをいうのですか。

大変難しいご質問です。墨を造る私達は、新墨の期間を3〜5年と考えています。 
これは墨を造る時に必要な膠の量が、この期間に加水分解され書く時に必要な膠の量に近づいてきますし、墨の持つ水分量も安定して、加水分解もこれ以後はゆっくりしたものになるからです。
墨の寿命は墨がどのような環境の下に保存されるかにかかっています。
湿度100%・ 気温30℃で放置しますと1ヵ月ももちません。温度、湿度の比較的低い条件の良い所(土蔵など)で保存致しますと数百年の寿命をもちます。墨は我が身を磨り減らしてその役目を果たす物ですが、一方墨自体は湿度に大変弱い物なのです。
同じ日に製造した百丁の同質の墨が、未使用のまま10年後には、それぞれの環境の影響を受け完全に駄墨になり果てた物から、昨日造った物かと思える物まで百種類の異なった墨に変身するのです。
現在、日本に保存されている明代や清代の墨の中に、完全に膠の生きている見事な墨が残っています。これは大名の道具飾りなどとして、水を見ること無しに最高の保存環境の中で伝来して来たものです。
墨の枯れは、言い換えれば、膠という蛋白質の自然界における分解の過程なのです。墨造りの独断と偏見で申しますと、湿度の少ない机の引き出しなどに桐箱などに入れて保存された状態で、最も書き易くなる製造後10〜15年経過した墨から古墨と言っていいのではないかと思います。
墨造りから考えます古墨とは、現在使用に耐える墨であり歴史的、骨董的価値ではありません。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.20

.墨は古くなるほど軽くなるというのはどういう意味ですか。物理的に軽くなるのですか。
墨の出きるまで http://www.e-unica.co.jp/colum/sshosumi.html

墨は「煤と膠と水」で造られています。新墨の場合、その体内に水分が20%近く含まれています。保存する環境や、夏と冬では異なりますが、これも徐々に少なくなり、製造後3〜5年経てば一定してきます。
墨が枯れ長い年月の内に軽くなるというのは、膠が墨に含まれる水分により徐々に加水分解され、炭酸ガスと水になり空気中に放出され、膠の重さが減っていくためです。
墨には膠が40%程度含まれていますから、理論上は、全部の膠が分解して無くなり墨としての生命を終えた時には、40%軽くなると言うことです。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.21

.墨を枯れさせるには、フイルム包装を外した方が良いのですか。

墨は湿度に最も弱く、また、余り急激に乾燥し過ぎることも良くありません。
特に新墨の時の過度の乾燥は、割れの原因になるのです。
販売店の陳列ケースの中は熱源もあり、特に湿度の少ない環境になっています。
その乾き切った墨を磨りますと水分が墨の表面に回り膨張します。
しかも緻密に造られた墨ほど内部に水分を取り込みにくく、墨の表面と内部の水分による膨張の差が大きくなり、割れの原因になるのです。
この現象を抑えるために、流通の過程だけフイルム包装をしています。
お買い上げ後はフイルムを外して戴いて結構ですが、墨がご家庭の環境に慣れるまで少し時間をおいて戴ければ有り難いのですが。
墨の枯れには適度の湿気も必要なのです。
ただフイルム包装をしていましても、墨は販売店で過度に乾燥していますから過度な湿気は禁物です。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.22

茶墨とか青墨とか墨にも色合いがありますが、煤の原料が違うのでしょうか。

煤の色合いは燃やす原料や燃やし方によって異なります。
色合いの基準は、菜種油の芯焚き油煙墨の淡墨の色を茶系として、これより赤く感じるものを赤系、青く感じるものを紫紺系、青系に分類しています。
芯焚き植物性油煙は、油の種類により多少の色目は変わりますが大体において茶系です。
芯焚き鉱物性油煙は、その油の燃焼温度の違いにより茶系から紫紺系まであります。
松煙のように木の樹脂を木片もろとも燃やす直火焚きでは、酸素の供給量の加減、木の乾燥状態、焚き窯(装置)の違いにより赤系から青系まであります。
また直火焚きで鉱物性固形物、鉱物性油を焚いても赤系から青系まで採取することができます。
松の木を直火焚きしたのが本来の松煙ですが、直火焚きで採取した煤の総称まで松煙と称するようになりましたので、当社では本来の松を焚いた物を「純植物性松煙」、鉱物性原料を直火焚きした物を「鉱物性松煙」と呼んでいます。
この焚き方による煤の性質が良く似ているためです。
青墨の煤はこの直火焚き法の中から生まれます。
青系の煤の粒子は赤系、茶系の粒子の10倍以上の大きなものです。
赤系、茶系の粒子は一般的には細かい粒子の集まり、紫紺系は細かい粒子と粗い粒子の混合体、青系は粗い粒子の集まりと考えて戴ければ良いと思います。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.23

Q.松煙墨は墨の状態で青くなるのですか。紙に書いた状態では青くならないのですか。

これまでにもお話ししてきましたように、松煙墨は最初茶墨でありましても、長い年月の内に青墨化して参ります。
紙に書いた状態でも青墨化したものを、私は過去に見ております。
それはお経の巻物でしたが、書かれている内容、書かれた時代はその時ご説明を受けたのですが、今は記憶に無く、ただ巻物の初めの方が青墨化していて、巻物を全部見ますと、後ろの方は明らかに茶系の松煙墨でした。
あまりの見事な変化に、ただただ感動致しまして今でも鮮明に覚えています。
松煙墨は紙に書いた状態でも青墨化致します。
もう一つ例を挙げておきます。
木の看板に墨でお書きになる場合は必ず油煙墨をお使いになることです。
油煙墨は木に浸透して長い年月風雨にさらされ木自体が痩せてきても、文字は浮き上がって残りますが、松煙墨で書きますと、風雨などにさらされ急激に青墨化し、最後には文字が剥離してしまいます。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.24

Q.10年ほど前の青松煙と今のでは墨色が大きく違うのはなぜか。

本来青墨は煤自体の青さを表現するものでありますが、原料のロット振れが大きく色調が一定致しません。
その色調を補正するために、ごく少量の天然藍を用いて参りました。
また藍で補正した物は、その旨を墨の説明書に明記して参りました。
いつ頃からか青墨は絵の具の青のような色と考えられるのか、もっと青く、もっと青くとのご希望があり墨屋もどんどん藍を加えて青さの競争になってしまいました。
現在は筆が青く染まるほどの化学染料を含んだ青墨が一般的となり、純粋な青墨用松煙とは似ても似つかない色になったのです。
また染料は煤に比べて極端に耐光性が弱く、作品その物が変色する危険性があります。
当社では、天然の藍を墨(彩墨 藍)にした物がありますので、青みを強調されたい方はお好みの色まで磨り込まれたら良いと思います。
当社の青松煙始め多くの青墨は、これまでの青さを抑え、原料本来の持つ青さを大切に平成10年から製造を切り変えております。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.25

日本と中国の墨を磨り合わせるのは本当に良い方法でしょうか。

日本の固形墨も中国の固形墨も原料は共に膠ですから、磨り合わせても問題はありません。
ただ現在の中国の墨は膠が極端に強くなっています。墨専用の膠を造るところが急激な都市化の流れに押され廃業を余儀なくされ完全に無くなりました。
接着用の強い膠を、無理に長い時間炊き詰めて粘度を落とし造っているのですが、流れの悪さは避けられません。
中国の墨も文化大革命以前の物であれば、充分使い物になりますので磨り合わせても面白いかと思います。
古墨と新墨を磨り合わせて、芯と滲みのバランスを変えたり、個性の違う墨を磨り合わせて、ご自分だけの墨色を造ることができるのは固形墨だけですのでお試し下さい。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.26

Q.油煙墨松煙墨を混ぜるとどうなるのか。

油煙墨も松煙墨も共に膠で固めていますので、混ぜ合わせても問題はありません。
原料の性質から、普通濃度以上の場合は一般的に油煙墨の黒は反射色、松煙墨の黒は吸収色ですので、混ぜ合わすことによりその間の調子をとることができます。
淡墨における美しさ、透明感は松煙墨が勝っておりますので、松煙墨の色調の異なるもの同士を混ぜる方が良く、油煙墨との混ぜ合わせは淡墨においては少し濁るように思います。
何分これはお使い戴く皆様方のお好みの問題であります。
はっきり言えますことは煤の粒子は松煙墨より油煙墨の方が細かい物ですから、松煙墨に油煙墨を磨り込みますと流動性が良くなり書き易くなります。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.27

固形墨液体墨は混ぜても良いのですか。

固形墨は膠で造ります。液体墨は膠で造った物と、合成糊剤で造った物の2種類あります。
膠同士の製品は混ぜることができますが、膠製品と合成糊剤の製品は混ぜることができません。
造る立場から申しますと、混ぜ合わせて戴かないのがベターですが、お使い戴く皆様がご自分だけの色調、粘り(筆の抵抗)をお求めになりますのもまた自然の流れと思います。
ご注意申し上げたいのは、まず少量の混合で合うかどうか試して戴いて、淡墨で変な滲みが出ないか、煤が凝集しないかを調べて下さい。
また、一見大丈夫に見えましても、時間の経過と共に変化が現れる場合がよくありますので混合したものはできるだけ早くお使い戴くことです。
長時間おかれることは良くありません。特に気温の高い時期にはご注意下さい。
冷蔵庫に入れておられることがありますが防腐に少し効果があるだけで、加水分解は止まりませんし、表具性が極端に悪くなります。

※液体墨に固形墨を磨り合わせる場合は、組成が丸っきり違いますので、濃墨の場合などに凝集沈殿を起こすことがあります。
液体は液体同士混ぜて下さい。ただ液体墨はメーカーによりその組成は大きく違いますので、始めは少量でお試し下さい。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.28

と水との関係についてはどうでしょうか。

墨を磨る水は「木の葉にたまった朝露」が良いと聞かれたことがあると思います。
墨には軟水(特に硬度20〜60)が良いことは、カーボンの分散・暢びがよく特に滑らかな書き味が得られる点で事実でありますし、幸いなことに日本は軟水域であります。
一般的には硬度が高くなりますと運筆に硬さと重さが感じられ、分散・暢びにも影響を与えます。
しかし硬水がすべて悪いのかと言いますと、その水の組成により一概に言えません。
水の硬度は一般的に100未満を軟水、100〜300を中硬水、300以上を硬水と分類されているようですが、現代ほど世界の数多くの水(ミネラルウオーター)を経験できる時代はありません。
硬度20程度から硬度1500程度まで販売されていますので、一度お試しになっては如何ですか。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.29

磨墨時の水温による墨色の変化について。

膠の特性として水温が18℃以下になりますと増粘しゲル化します。
冬場の暖かい部屋の中でも硯が冷えていたり水温が低い場合は、磨り下ろした墨がそのまま分散しないで水中でゲル化してしまい発墨いたしません。
冬の午前中は墨の下りも悪く発墨も悪いが、午後には良くなるという経験のお持ちの方も多いとお思います。
分散の良い磨墨液を得るためには、水温は必ず20℃以上が必要なのです。冬場などは部屋を20℃以上に保ち、硯に40〜50℃のお湯を注いで磨って戴きますと良い磨墨液が得られます。
冬の野外でのご使用は液体墨の方が向いています。
10℃前後の低い水温で磨りますと疑似古墨調の分散になりますので、淡墨では思わぬ表現ができることもあります。
水温を変えて色々お試し戴くのも面白いと思います。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.30

.墨の磨り方について(美しい淡墨の出し方)。
 1.淡墨の場合、最初濃く磨ってあとで薄めるのが良いと言われるが、
   最初から一定量を薄 く磨ったものとの違いは。

淡墨用の墨http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/daiwagaboku/daiwagaboku.html

硯の鋒鋩により芯と滲みのバランスは大きく変わります。
細かい鋒鋩の硯も比較的粗い鋒鋩の硯も、その特性を生かすことにより色々な淡墨を楽しめます。
大切な点は墨磨りにあります。淡墨使用であっても墨はトロトロになるまで濃く磨って下さい。
濃く磨ることは、硯の鋒鋩における分散だけではなく、磨墨液が流動しあうことにより、より細かく分散するためです。
刃物を研ぐ時研ぎ汁を流し過ぎるとうまく刃物は研げません。
研ぎ汁が流動することにより、より冴えた研ぎができるのと原理は同じです。
墨は濃く磨り下ろして、必要な濃度まで薄めることが大切です。
磨る時の力の入れ具合いも大切で、力を入れ過ぎると粗くなります。
芯と滲みのバランス等表現の面白さを考えてお試し下さい。多量の水の中に少し磨り下ろした淡墨は、その硯の鋒鋩が作り出す分散で、硯の性質がはっきり現れますが少し硬いように思います。
濃く磨ることは磨墨液の粒子分布の幅を広げ、淡墨における冴え・立体感を表現するために大切なことと考えます。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.30-2

.墨の磨り方について(美しい淡墨の出し方)。
 2.墨の磨り方で墨色が違うと聞きましたがどうしてですか。

硯各種 http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/suzuri/suzuri.html

固形墨の墨色は硯の持つ鋒鋩の分散液なのです。磨り下ろした煤の大きさで色は異なって見えます。
淡墨にすれば良く解りますが、細かく磨墨した分散液は、筆跡と滲みの濃さの差が少なく明るい色調となりますが、粗く磨墨した分散液は、筆跡と滲みの差がはっきりした濁りのある暗い色調になります。
濃く使いますと細かい時は反射色であるものが粗い時には吸収色になります。
これは磨り下ろした煤の粒子の集合体の大小に起因致します。
書き味では細かく磨りますと流れが良くなり暢びも良くなりますが、粗く磨りますと暢びが悪くなり筆が重くなります。
一つの墨で硯を変えることにより、また、力の入れ加減を変えて磨墨することにより、色々の色調を表現できるのは、固形墨だけの面白みでもあります。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.31

Q.淡墨の滲みについて。
1.筆跡より滲みの部分が澄んだものか、そうでないか。

淡墨用の墨http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/daiwagaboku/daiwagaboku.html

墨を造る時に必要な膠の量と書く時に必要な膠の量に違いがあります。
造る時に必要な膠の量が少し多いため、新墨は粘るとか暢びが悪いと感じられると思います。
新墨時は墨自体15〜20%の水分を含んでいます。
冬場はゲル化により内部の水分を吐き出し、気温が20℃を越えますと空気中から水分を吸収して加水分解を起こすという変化を繰り返します。
この間に膠が分解され造る時に必要な膠量から書く時に必要な膠量へと近づいて参ります。
墨の最も変化の激しいのは製造後3〜5年間で、それ以後は墨の水分量もおかれる環境により異なりますが安定して参ります。
新墨はこの3〜5年間に減少する膠の量を織り込んで造っているとも言えるのです。
緻密に造られた新墨の淡墨は、筆跡と滲みの色の差はそれほどありません。
滲みの透明感もあまり感じられませんし立体感も弱いものです。この原因は筆跡の粒子と滲みの粒子が良く似た大きさの微粒子であるためです。
年数の経過と共に加水分解により膠が少しづつ減っていきます。
長い分子が切断され短い分子が多くなりますと、煤も少しずつ凝集して参ります。
微細な凝集体が紙の繊維内部に絡み付き、そこを濾過したより細かい粒子が滲みとなりますので透明感がでて参ります。
また筆跡と滲みの差が大きくなりますので立体感もでて参ります。
この美しさをより良いものにするためにも緻密な墨造りが必要であります。
また墨の保存におきましても湿度の多い所に置きますと、加水分解が活発に起こり膠の分解も早いので、煤の凝集体も大きく育ち墨がボケると言う状態になるのです。
このような墨でも少し膠を加えた水で磨ってやりますと、思わぬ表現ができることがありますので大切にして戴きたいと思います。
墨は湿気の少ない所に保存することが大切なことはお解り戴けたと思います。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.31-2

Q.淡墨の滲みについて。
2.煤の種類で滲み方、滲みは変化するのか、また膠の影響は。

淡墨用の墨http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/daiwagaboku/daiwagaboku.html

均一な固い粒子の油煙の滲みも美しいものですが、一面立体感に欠けると思います。
淡墨で面白いのは、粒子径の幅の大きい松煙系であります。
特に赤松から採る純植物性松煙は木片をそのまま燃やしますので、地中の栄養分である硫黄分や燃焼時の灰分など雑多な不純物が含まれております。
そのため膠の劣化は油煙墨より早く進み、茶系が青系に変化したり、芯と滲みの変化が早く立体感に勝っています。
芯と滲みの変化は、墨の枯れに従ってどんどん変化するものですし、最後は膠分を失い煤の塊の様になり墨としての生命を終えます。
淡墨用の墨は煤の分散を良くし、経年変化に耐えるためにより安定な分子の短い膠を多く使い、より緻密な墨に造ります。墨の寿命も一般の墨と比べて2〜3倍の寿命となります。
加水分解による抵抗力も増し墨の枯れも遅くなりますが、黒さにおいては少し物足りません。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.31-3

Q.淡墨の滲みについて。
3.筆跡の交わったところに後先の差がはっきり現れるのはどうしてか。

淡墨用の墨http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/daiwagaboku/daiwagaboku.html

緻密に造られた墨は、はっきり表れるのが普通です。
古墨になって膠気の落ちた時には、この約束事が崩れる場合があります。これは膠の力によるものです。
淡墨の場合、先に書いた線の筆跡と滲みは膠の力が働いていますので、後からの線は、その膠の力に弾かれて余白のような空白ができ、下に潜ったように見えます。新墨の力が強い時ほど顕著に出ますが、膠の力が弱くなるにつれその余白は小さくなり、最後には後の線が先の線の上に乗るようになります。
墨の方から言えば、膠力の低下によるものですが紙との関係もあります。
また最近の画仙紙の中には現れないものを多く見かけるようになりました。
これまでのトロロアオイ(黄葵)に代わり化学糊が紙漉きの主流になってから多くなったように思います。
化学糊が悪いのではなく、その使い方が拙いのだと思います。これまでに販売されている画仙紙を全国(北海道〜九州)から集めて試験致しましたがほとんど化学糊でした。最近は、分散の強い紙が増えているようで交わりの差の幅が小さくなってきているように思います。
中には訳の分からない滲み方をする紙がありました。
淡墨で汚いものは濃く書いても良いとは思いません。
紙のサンプルを入手した場合、試墨用の墨を決め、淡墨で事前にお調べ戴くことが大切です。

※液体墨では、分散剤や界面活性剤の使い過ぎで、淡墨で使いますと滲みばかりで筆跡の残らない物もたまにあります。分散し過ぎで起こる問題でありますので、普通の濃さ以上でお使いの場合は問題あり'ませんが、筆の毛の脂肪分を抜くことがありますから、ご使用後は良く筆を洗われた方が良いと思います。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.32

Q.電動墨磨機の墨色について。

数多くの墨磨機が販売されておりますが、全機種を試したことがありませんので当社の機械について申し上げます。
良い磨墨液を得るための条件は手磨りも機械磨りも同じです。
過度の荷重をかけないこと、墨が水の中に浸かったままになっていないことです。
磨る時に墨が1cm近く水の中に浸かっている状態で磨りますと、墨がどんどん水を吸い膨張致します。
膨張して柔らかくなった墨を磨りましても溶解しているようなもので、均一な分散は得られません。
墨の劣化・腐敗の大きな原因になりますし、後の処置を誤りますと墨その物を駄目にしてしまいます。
私は墨屋に生まれましたので、毎日墨を磨らねばなりません。それも多い時には数十挺に及びますので大変な重労働です。
この重労働を少しでも緩和したいために作りましたのが現在の当社の墨磨機です。
その特徴は硯板が斜めにセットされています。
その傾斜の半分まで水を入れることにより、墨は過度に水に浸かりません。
また傾斜させて回転させることにより固定された墨の硯にたいする接点は面から点に変わります。
荷重は手磨りよりも少なくてすみますし、墨に上下運動が加わりますので水に浸かる時間は半減され、手磨りに近い複雑な磨り方になります。
機械ですから手磨りのように自然な荷重の変化を加えることはできませんが、一定した粒子分布の淡墨にご使用戴ける磨墨液が得られます。
墨は硯の鋒鋩が作り出す分散液でありますから、硯板を変えることにより様々な磨墨液を作り出すことができます。
合成硯板は天然硯より少し粗いのですが、磨墨時間は短くてすみますし、普通の濃さ以上でお使いの場合は墨色に何ら問題はありません。
淡墨の美しい滲みを大切にされる場合は、磨墨時間は倍程度掛りますが、鋒鋩の細かい天然硯板(坑仔岩)をお使い下さい。
最近滲みの強すぎる紙をよく見かけますが、淡墨で筆跡も残らない分散の強い紙には、合成硯板のような鋒鋩の少し粗い物が良く合います。
当社の合成硯板は宋坑の鋒鋩に良く似たもので、濃墨でお使いの時には便利なものです。

 ※墨磨機の上手な使い方。
手磨りも機械磨りも同じです。 2O℃以上の水温でトロトロになるまで濃く磨って戴くことです。
それ以外に大切なことは、磨墨時に墨を過度に長い時間水に浸けないこと、浸けなくて済むような機構の機械が扱い上便利です。

 
墨磨機にはお手持ちの硯が使用できるタイプもあります。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.33

Q.の相性についてはどうでしようか。

難しいご質問でお答えのしようがありません。墨が少し硬くても柔らかくても、硯に吸い付くように滑らかに磨れるのが相性が良いと言うのでしようか。
硯の鋒鋩の硬度のムラもありますし、墨の練りの不均一さによるグリつきにもよりますのでなかなか難しいことです。
ただ松煙系の直火焚きの煤を使った墨(青墨)は粒子分布の広いもので、その凝集体も大きいものですから細かい鋒鋩の硯が適しています。
青墨を淡墨でお使いの時は、できるだけ細かい鋒鋩の硯をお使いになられた方が墨色も冴えますが、お好みにもよりますので一概には申し上げられません。
墨造りの立場から申しますと、どの硯にも相性のいい、素直な墨造りが大切と考えています。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.34

Q.油煙墨と松煙墨ではを代えた方が良いのですか。

松煙墨でも油煙墨に近い粒子の細かい煤を使った物がありますが、大変高価で現在は手に入れることは難しくなりました。
現在手に入る松煙墨の粒子は油煙墨の粒子より粗く、油煙墨に比べ色調も吸収色です。
また粒子は単体で分散するのではなく凝集体で分散しますので、細かい鋒鋩の硯で磨る方がよりきれいになります。
作品制作上での効果を考えますと一概には言えませんが、固形墨の分散液は硯の鋒鋩が作り出す分散液でもありますので、松煙墨にはより細かい鋒鋩の硯が良く、淡墨時の透明感も冴えると思います。
作品の効果として少し距離を置いて見る大作の場合は、松煙墨の吸収色を利用して、少し粗目の硯をお使いになるのも面白いかと思います。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.35

Q.固形墨を磨った後、どれくらいが一番良い状態ですか。
硯用保温シート http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/suzuri/toishi.html
硯の鋒鋩の粗密、水温にも大きく作用されますので一概には言えません。
細かく磨り下ろした場合はさほど増粘しませんが、粗く磨りおろした場合は時間と共に粗い粒子が水中で溶解して増粘します。
勿論墨造りも大きく関係します。
一般的に言えることは、水温が20℃以上であれば膠の溶解が早いので均一に分散する時間はさほど要りませんが、水温が低いと膠の持つ低温でゲル化するという性質のため、均一にならないばかりか、磨り下ろしの際に固まる場合すらあります。
良い分散液を造るためには硯も水も20℃以上が必要なのです。
冬場はお湯をお使いになることをお勧めします。
室温が20℃以下であれば40〜50℃のお湯を硯に注いで磨って戴きますと良く分散致します。
分散状態を知るためには淡墨にして筆跡の濁りを見て下さい。
練りの悪い墨や、膠の力の落ちた古墨は墨自体の問題ですので時間をおいても分散の改良にはなりません。
淡墨に透明感が感じられたらきれいに分散しています。
ご注意戴きたいのは時間をおけばおくほど良いと言うものではありません。
夏場などに長い時間をおきますと、加水分解により膠の力が急激に無くなり粒子の凝集が始まると宿墨状態になりますし、腐敗の心配もでて参ります。
宿墨の面白みを求められる場合は別ですが、磨墨液は磨ったその日中にお使いになるのがベターです。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.36

Q.しばらく使っている間に粘ってくるのはどうしてですか。

固形墨も液体墨も同じですが水分が蒸発するためです。温度湿度の低い温度の高い部屋では特に早く起こります。粘さは水分が一割蒸発したら、一割粘さが増すというものではありません。一割蒸発すると粘さは2倍にも3倍にもなります。お使いの途中で粘くなった時に加える水の量は、手に感じる量の10%程度のごく少量から調節して下さい。水分蒸発の早さは、固形墨・合成糊剤液体墨・膠使用液体墨の順番になります。固形墨には乾燥防止剤は入っておりません。合成糊剤使用液体墨にはエチレングリコールと言う乾燥防止剤が入っています。この薬は乾燥を少し遅らせるだけで、乾燥しますと紙の上に残らず表具も問題がありません。膠使用の液体墨は塩分の関係で水分の蒸発は遅く、粘度の上昇も一番遅くなります。しかも書いた紙の上に塩分が残り、いつまでも完全に乾きませんので皮膜形成が悪く表具できません。書いた文字の完全乾燥は線の締まりの上でも表具上も大変重要で、紙が乾いて少し縮むことが大切です。書いた紙が全然縮まないと言うことは、塩分が紙の上に残り完全乾燥ができないと言うことで皮膜形成も完全ではありません。また、
 仮名書きなど少量の磨墨液の水分蒸発の調節はなかなか難しいものです。ある程度多い目に磨って戴くこと、表面積の小さい深さのある墨池を持った硯(写経硯等)を利用し粘度上昇を遅らせて下さい。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.37

Q.温度で変わる粘さは、固形墨液体墨では違いますか。

温度で変わる粘さの変化は、膠や合成糊剤の種類や使用量で変わります。温度と粘度固形墨と液体墨の根本的な違いは、膠の持つ特徴であります18℃以下ではゼリー化して固まる性質にあります。この現象をゲル化すると言います。
水温が18℃以下になりますと極端に粘度増加を起こし、温度が下がるに従ってプリン状に固まってしまいます。冬場の様に水温が低い場合は、硯で磨りましても粒子が硯の鋒鋩で削り落とされた瞬間にゲル化してしまい良好な発墨は望めません。この膠のゲル化を塩分などで止めたり、ゲル化の無い合成糊剤を使用しますと低温による粘度増加はありますが、流動性を失うことはありません。
冬場、野外や寒い室内でのご使用は液体墨の方が適しています。
固形墨の上手な使い方は室温、水温共に20℃以上にして硯も温め、この条件下でお使いになることです。墨自体の保存から見ますと気温10〜18℃が最も適していますが、お使いになる時は20℃以上でお使い下さい。

※特に冬場は、硯用保温シートのご利用をお勧めします。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.38

Q.墨が折れたり割れたりすることがあるが、どうすれば良いのか。
  短くなった墨は捨てるしか方法は無いのか。

墨はさみ  墨用接着剤

墨の修理

墨が細かく割れた場合は私たちメーカーの責任であります。申し訳ありませんが、返品して戴くようお願い致します。交換させて戴きます。何らかの外からの力が加わり折れた墨や、使い残りの短くなった墨は、そのままでは使いにくい物です。墨自身がもっている膠の接着力を利用して墨同士を接ぎ合わせることができます。その墨で少しドロつく程度の濃墨まで磨り下ろし、両方の接着面に塗り接合しますと両方の膠が溶け出し融合します。接着が悪いと磨墨中に外れる場合がありますのでご注意下さい。簡単な方法としては、墨用接着剤(墨の精アルファ)や、もし無ければ木工ボンドで結構ですからどんどん接いでお使い下さい。磨り口が斜めでは継ぎにくいので水平に面直しをして接着致しますと強度も強く墨磨機にもかかります。接着剤の乾燥皮膜は、水に溶けず磨墨液の上に浮き上がりますので割り箸の先ででも取って下さい。磨墨液には何ら問題はありません。パッチワ−クの様に大きさのまちまちの墨を接ぎ合わせ、これは自分だけのオリジナルの墨だと自慢される方もおられます。




墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.39

Q.古くなってカスカスの墨を使う方法はありますか。

墨に混ぜる(膠液、棒膠もあります)
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/tenkayou/tenkayou.html

墨がカスカスになるのは、膠分が加水分解により炭酸ガスと水になり空気中に放出されたためです。その間に煤はどんどん凝集していますので、磨りましても水の中で分散することはできません。色調も膠気が無くなっていますので、濃墨の場合は艶のない絵の具の黒のような吸収色になります。実はこの墨が日本画で人物の頭髪を書く時に必要なのです。膠気の抜けた墨は簡単に見つかりませんので、普通は墨に胡粉を加え墨の艶を消して使うのですが、やはり白っぽさは目につきます。カスカスの墨に少し膠を足して使いますと思わぬ効果が期待できます。書に使う場合は水に日本画用の膠液を少し混ぜ、この薄い膠液で磨墨して淡墨で書きますと、筆跡には古墨の凝集が見られ、滲みは透明感のある明るいものになりますので、立体感のある思わぬ表現ができることがあります。鋒鋩の細かい硯を使い、力を入れないでトロトロになるまで濃く磨り下ろしてから希釈するのが大切です。水温も20℃以上あることが必要です。膠液の濃さはその古墨が持つ膠の残量とも関係しますので、色々お試し下さい。



墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.40

Q.墨が黴びたり腐ったりするのはどうしてですか。その使い道はありますか。

膠はコラーゲンを含むゼラチンを主成分とするタンパク質の一種であります。カビ墨
細菌の寒天培養と同じく膠も細菌にとっては理想的な栄養源なのです。乾燥している時はさほどでもありませんが、水溶液に致しますと空気中から細菌を拾い、一夜の内に爆発的に繁殖します。夏場、気温30℃前後の湿度の高い所に墨をおきますと、墨が空気中の水分を吸収すると共に細菌が侵入し黴びや腐敗の原因になるのです。墨の製造が冬に行われるのは、空気中の細菌の少ないそして細菌の繁殖しにくい低温が大切だからです。高価な墨を細菌の餌にしてはこれ程悔しいことはありません。ご使用後は、磨り口・側面部の水分を良く拭いて、乾燥した所で保存して戴くことが最も大切です。多少の黴びには抵抗力がありますが腐った墨は使用できません。その墨を使いますと筆に細菌が移ります。そして筆を洗わないで次の墨を使いますと磨墨液に侵入し、この液で書かれた作品が梅雨時分に腐敗臭を発することさえあるのです。黴びの生えた墨をお使いの後は必ず筆を洗い、良く乾燥させておいて下さい。膠とは大変なやっかい物ですが、固形墨にとりましてこれ程良い原料は現在でもありません。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.41

Q.使用後の残墨(磨墨液)を容器に入れて冷蔵庫にいれて保存していますが、どうでしょうか。

腐敗はある程度抑えられますが加水分解は止まりません。膠は水の中ではどんどんその力を失い、磨墨液中の煤の凝集が始まります。低温下ですのでスピードは少し遅らせることができると思いますが、宿墨化は止めらません。また使用後の残墨には空気中の細菌が混入しています。夏場は特に注意を要します。表具性を考えても夏場は磨墨後48時間、冬場は72時間を目安にされてはいかがでしょう。


耳寄り情報
608006 純銅製 墨池(ページの一番下に掲載されてます)
昔から「銅壷の水は腐らない」といわれているように、銅の表面は常に殺菌作用で無菌の状態が続き、銅の器の中に入れた水は何年経っても腐らないといわれています。
これは、明治26年、ネーゲリーという植物学者が発見した、銅の持つ微量金属作用により、常に無菌であるためです。十円銅貨の表面も微量金属作用で無菌です。 この銅が持っている微量金属作用を利用したのがこの磨墨液保存容器です。墨池としてもご使用頂けます。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.42

Q.宿墨は良いのですか。悪いのですか。墨色の変化についてはどうですか。

墨屋の立場から申しますと、悪いとしか申し上げようがありません。宿墨とは、固形墨の持つ寿命を水中で数日で終わらせることです。磨り下ろすことにより加水分解は温度にもよりますが、乾燥時とは比較にならないような猛烈なスピ−ドで進み、膠分が急激に減少し、磨墨粒子の凝集も急激に進む状態を宿墨と言います。言い換えれば短時間の内に水中で疑似古墨化をしていることです。急激な加水分解による膠の力の低下は、大きな凝集体を作り易く、濃く使いますと紙に浸透できず、紙の表面に乗っている状態で墨色も汚く、表具性も極端に悪くなります。おおげさに言えば消し炭の粉で書いたような品の無い作品になる恐れがあります。宿墨は水中での疑似古墨化と申しましたが、その進行過程で、淡墨でお使いの場合は、滲みも煤の凝集に合わせてどんどん変化しますので思わぬ表現ができることがあることも事実です。気温の高い夏場は特にご注意下さい。前にも申しましたが、宿墨は冷蔵庫内で夏場は48時間、冬場は72時間を目安にされたらいかがですか。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.43

Q.表具のとき磨った墨は散らないが、墨液は散ると聞いていますが。

液体墨の製法には膠を原料にした物と合成糊剤を原料にした物があります。表具性が悪いのは膠を原料にした液体墨なのです。合成糊剤を原料にした液体墨は固形墨と同様表具には何ら問題はありません。膠は固形墨にとりまして理想的な原料で、現在でも膠に代わる原料は見つかりません。先人の知恵に頭が下がります。しかし固形墨に最も適した膠の性質が、液体墨には最も不適合となるのです。膠はコラーゲンを含んだゼラチンを主成分とする蛋白質の一種です。その水溶液は低温になりますとゼリー状に固まります。これをゲル化すると言います。動物性蛋白質の一種ですから非常に腐敗し易く、一度腐敗しますと強烈な悪臭を発生します。膠の水溶液は加水分解により炭酸ガスと水に分解されます。膠を液体墨の原料として使う場合は、このゲル化、加水分解、腐敗を止めなければなりません。肉類の保存をお考え戴きますと解り易いのですが、蛋白質の保存は乾燥・冷凍・塩浸けするしかありません。乾燥したのが固形墨ですし、塩浸けしたのが膠を原料にした液体墨なのです。塩分が多く入りますと乾燥が極端に悪くなります。書きましても塩分はどこにもいかず、紙に残りますので膠の乾燥皮膜形成が阻害されます。これが表具性の悪い原因です。書いた紙が乾燥しても全然縮まない時は、膠の塩浸け液体墨とお考え下さい。表具しない練習用であれば問題ありませんが、表具する場合は塩分が紙に残りますので絶えず湿気を帯び、梅雨時には作品から膠の腐敗臭が出ることがあります。膠使用の液体墨は淡墨使用が大切で、薄めることにより塩分濃度も下がり膠本来の透明皮膜がよみがえり表具性も良くなります。

ここで少し“墨液”と言う言葉についてお話ししたいと思います。皆様もご存じのように昔から墨汁と言う製品がありました。膠を原料に多量の塩分を使って造られておりましたので洋紙には向くのですが、和紙には向かず乾燥も遅い表具のできない物でした。私共はこの欠点を改良して、塩分を一切使わない、乾燥の早い、表具できる液体墨として開発致しました。これまでの墨汁と区別するために当社の先代が「墨液」と名づけました。「墨液」とは生まれながらに膠を原料としない合成糊剤を原料とした表具のできる液体墨なのです。それがいつしか液体墨の総称名となり、墨汁造りの液体墨も墨汁では売れませんから「墨液」と言う名称で販売されるようになり、ご質問の墨液は表具できないということになったのだと思われます。当社の「墨液」と言う名称を使う製品群は、合成糊剤を原料とし固形墨と同等以上の表具性を備えた、一切塩分を使用しない液体墨であります。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.44

Q.青墨は表具すると散るのはなぜですか。

青墨の煤は茶系の煤に比べ、その粒子の大きさは10〜100倍近く大きな物です。そのために濃く使いますと、粒子は紙の繊維の中に浸透せず、紙の表面に乗っている状態になります。固形墨も液体墨も水溶性で、水の中で良く煤が分散できるように造られています。表具するためには、微粒子に分散された煤が紙に良く浸透し、紙の繊維に絡み付き固定されなければなりません。茶系の細かい煤を使った墨でも、造りが悪くて粒子が凝集して分散していたり、宿墨を使った場合には、煤が紙に浸透せず表具時に散ることがあります。青墨の濃い場合は、大きな粒子がさらに凝集して分散していて汚く見えるものです。青墨は淡墨でのみ表具できるとお考えください。青墨はできるだけ鋒鋩の細かい硯をお使いになり、より細かく磨り下ろして戴きますと、表具できる濃さも高くなりますし淡墨における透明感も増します。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.45

Q.液体墨は筆を痛めるのではないか。

固形墨も液体墨も使用後洗わなければ筆の寿命を縮めることに変わりはありません。固形墨の原料は膠ですし、膠使用の液体墨はゲル化を止めるために、そして加水分解を遅らせるために多量の塩分を使います。合成糊剤製の液体墨は筆を痛める物はありませんが、壊れやすい皮膜の膠と異なり弾力性のある皮膜を作りますので一度乾くと戻すのに時間がかかります。それぞれに腐敗、塩分による脱脂と乾燥の遅さ、弾力ある皮膜が問題となります。洗い過ぎると筆の腰が抜けると良く言いますが、私の経験では洗わないより洗ったほうが10倍も20倍も長持ちします。筆の頭に紐が付いているのは、使用後はよく洗い乾燥させるためです。濃墨をお使いの方で使用後筆を洗わない方はありません。腰を固めたほうが書き易い筆が多いので、そのように言われるのではないかと思います。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.46

Q.使用後のは洗った方が良いのですか。

固形墨であれ、液体墨であれ、筆は洗わなければいけません。固形墨の原料は膠です。洗わないということは、筆で宿墨造りをしていることですし、空気中から細菌を拾い培養していることです。膠の乾燥皮膜は固くて割れ易いものですから、筆の毛に墨が固着しますと、毛が折れ易くなります。特に夏場は筆についた細菌が磨墨液の中に混入し爆発的に繁殖する危険があります。膠を原料とした液体墨では塩分を多量に使用していますので常に湿気の多い状態になり、毛の脱脂、軸の膨張、抜け毛の多発の原因になります。合成糊剤を原料とした液体墨は、その乾燥皮膜が柔軟なため一度乾くと膠に比べ水に溶けにくく、無理をすると穂首を折ることがあります。筆の後ろに紐がついているのは使用後はきれいに洗って、よく乾燥して下さいと言うことです。筆を洗い過ぎると油が抜けて書きにくくなるとか、腰が砕けるとか、時には環境汚染になると言って子供に筆を洗わせない学校もあるように聞いております。墨屋は毎日試験のため何十本もの筆を使います。それも淡墨から濃墨まで試験しますので筆は完全に墨気が無くなるまで洗わなければなりません。洗わないより洗った方が何倍も筆の寿命が延び、手になじんだ筆は毛先を使い切っても捨てられないほど愛着がでて参ります。


墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.46-2

*墨屋は毎日を使いますので、ご参考までに腰固めをつぶさない、洗い水の最 も少ない環境汚染に配慮した方法をお話しします

まず硯の中に残った墨を筆で吸い取り、書き損じの和紙か新聞紙に吸い取らせます。
この時、紙で筆を拭うのでは無くて、丸でも線でも結構ですが普段字を書く要領で吸い取らせます。
次にその筆が吸い取れる水の量(2〜3cc)を硯に入れ、硯全体を筆で柔らかく洗い紙に吸い取らせます。
この作業を6回繰り返しますと濃さは1/64となり硯にも筆にも炭素や膠・合成樹脂の残りはわずかになります。
その後コップ半分程度の水で先に筆を振り洗いし、残り水で硯を洗いますと完了です。後は良く水切りし乾燥させることです。
牛乳ビン半分程度の水で完了し廃液も少なく、腰砕けも無くそれ以上に10倍も20倍も筆の寿命が延びるのです。
それだけではありません、この間に逆毛等も抜け、筆が練れてくると言うのでしょうか、新筆では味わえない手になじんだ手放すことのできない道具になります。
時間も10分程度で終わり、毎回気持ちの良い硯と筆を使えるのですから精神面でも良いはずです。
墨屋は毎日数多くの筆を使いますので、しかも淡墨の試験が多いものですから筆洗いが非常に大切ですし、一本の筆を穂先の毛が無くなるまで5年も6年も使います。
学校や塾でもこの筆洗いの方法を子供さん達に教えて戴けましたら、環境問題の実践教育になりますし、道具を大切に使う教育にもなり経済的です。
最近学校で行き過ぎた環境重視のため筆を洗わせずに、ビニールで穂首を包んで持ち帰らせ家庭で洗わせたり、次の授業までそのまま書道箱の中に入れておくなどして、カビが生えたり毛が折れる事故が多くなっています。
ひどいのは次の授業まで穂首が乾かないような液体墨を造れとの依頼も参ります。私はお習字がうまくなる大きな条件は道具を正しく使うことから始まると思いますが、いかがでしょう。
もう一つ面白いことは、この筆洗いの6段階の墨色を適当な和紙に書き、墨の名前・日付を控えておきますとその墨の個性が解ります。
また、年毎に書いておきますと墨の経年変化がつかめ、立派なご自分だけの色見本ができますし新たに墨をお買い求めになる時の目安になり業者へのご要望も具体的になります。
是非お試し戴きたいと思います。


和の文房具 芳名録についてVol.1

Q.商品についての質問ですが、605006 芳名録 もみ紙七行罫は表紙をはずしてページを追加用紙で増やせますか?

お問合せのメールありがとうございます。
お問合せの芳名録「もみ紙」ですが 表紙の取り外しができませんので用紙を追加する ことはできません。

表紙が取り外せて用紙が追加できる物は 商品番号が24511・24512の芳名録取外し表紙になります。

下記アドレスからご参照下さいませ。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wabungu/houmei.html



和紙の布「紙衣紙布」について。Vol.1

Q.私は毎日着物で生活をしていています。もちろん夏場も着物です。足袋もはきますが、結構蒸れます。

そこで、着物に紙衣の足袋というのがあったら良いのではないかしらと思いました。

いろいろな物を手作りすることが好きなので是非和衣で足袋を作ってみたいなと思っています。

足袋を作るには1辰△譴仆縞かなと思いますが、数点質問が御座います。下記質問にご回答をお願いします。

A.何分、足袋屋さんと取引した事が無く、試験的にも足袋を作った事がありませんので、正確なお答えをする事が出来ません。和紙の糸「紙衣」とこの糸を使って織った和紙の布「紙衣紙布」の特長から想像して回答したいと思います。

当社は、靴下メーカーに当社の和紙の糸「紙衣」を販売しています。靴下メーカーの苦労話として、和紙の糸100%では、通常の衣類に比べ、繊維に掛かる負荷がかなり大きい為、靴下には弱い様です。

その為、合成繊維と引きそろえて編み、特に指先の爪の当る部分や踵部分は破れにくくする為、より強い合成繊維で補強をしているそうです。

Q.ミシンをかけられますか?

A.紙布ですので、ミシンをかけられます。

Q.足袋にした場合変形するでしょうか。(たとえば指の部分など伸びてしまうでしょうか)
A.足袋に向く生地としましては、F0231純紙布をお薦めします。F0231は平織りで、薄手の木綿布程度とお考え下さい。変形については、普通の綿生地並みと思います。足袋の場合、足の指の爪が当る部分は裏から綿生地等で補強すると良いと思います。

Q.鼻緒が当たる部分の擦れはどうでしょう?
A.実際に擦って試験した訳ではありませんが、多分、和紙で作った糸ですので、摩擦抵抗が高い為、極端な擦れには弱いと思います。この鼻緒の当る指の股の部分に表から綿生地で補強するという方法は如何ですか?

Q.裏の擦れは?
A.市販の足袋でも、足裏面はかなり丈夫な生地で出来ていると思います。F0231の純紙布だけでは弱いと思います。
紙布の特長を生かす方法としましては、純紙布で足袋を作り、その後、足裏部分に市販の足袋の足裏生地並の生地を縫製補強する。すると、内側(足の裏が当る面)の紙布が足の裏にあたりさらさらの肌触りです。

Q.裏地を付けた方が良いでしょうか。
A.折角、和紙の糸で織った紙布ですので、夏用は、裏地がない方が肌触りが良くさらさらで、気持ちが良いと思います。冬用には、裏地を付けた方が寒くないと思います。

[お客様の声]

突然いろいろとお伺いしてすみません。
でも、夏場の着物対策として、さらっと着られる足袋や襦袢があったらとてもうれしいのです。そのための適正素材をいつも捜しています。

ユニカさんのブログを見させて頂きました。着物についての楽しい情報や手芸情報もあって楽しいブログでした。



水墨画用紙について。Vol.1

Q.水墨画仙紙(全紙)でドーサ引きの商品がありますか。

A.現在、当社では定番商品としてドーサ引きの画仙紙は扱っておりません。ドーサ引きをした紙は、製造後1年以内にご使用頂かないと、ドーサがどんどん強くなり墨をはじく程度になると書けなくなります。又、ドーサの濃度希望も多く、対応しきれないのが現状です。

通常、日本画家の多くは、ご自分の好みに合せてドーサ引きの画仙紙を作っておられる様です。画材店等で膠液を購入し、ご自分の好みに希釈して、厚口の画仙紙に刷毛で塗って作るのが一番良い方法です。

しかし、是非とも既製品をご希望でしたら、お取り寄せは出来ます。基本的には、書道のかな条幅用加工紙の中で、厚口画仙紙にドーサを引いてあるものがあります。このドーサ引き加工紙は、水墨画にも使用できます。

・厚口画仙紙ドーサ引き 半切判100枚 1反 @11,340円(税込み)
・厚口画仙紙ドーサ引き 全紙判100枚 1反 @22,600円(税込み)

★但し、ご購入後は早い目にご使用下さい。
※市販品で安価なドーサ引き製品は、膠を使用しないで、滲め止め用サイズ剤を使用したものが多いと聞いております。

※お取り寄せには、受注後5営業日程度かかります。



OA和紙について。Vol.5

OA和紙について

Q.パッケージデザインの仕事をやっている○○と申します。
今回、巻き付けラベルを作成したいのですが、和紙にカラーレーザープリンタで印刷したいと考えております。
そこで、御社の『HyperOA和紙【墨染(すみぞめ)】』を見つけましたが、厚さは、PPC用紙と同程度と考えて良いのでしょうか。現物の紙質・厚さ・色目・印刷結果などを確認したいのですが、見本かお試しセットの様な物は、ありませんか。

A.弊社のハイパーOA和紙墨染は、PPC用紙より薄い和紙です。PPC用紙100枚の厚さに対して約80%位の厚さを想像して頂ければと思います。これは、法務関係等の書類が嵩張らない事、薄くて耐折強度が強い、長期保存(当社の墨染めは中性です)、薄くても二つ折りして綴じた時裏写りしない、各種プリンタに対応、等々の条件を満たした和紙です。

見本紙を送りますので、お試し下さい。



マーブリング、マドレーについて。Vol.1

マドレーマーブリングの違いについて。

Q.マドレーとマーブリングの違いを教えて下さい。私は、立体の素材に模様を付けたいと考えていますか? 出来るでしょうか教えて下さい。

A.質問のマドレーとマーブリングの大きな違いを下記にて回答します。当社のマーブリングとマドレーはどちらも水溶性の絵の具です。ご安心してご使用頂けます。
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《マーブリング》
・水の上に絵の具を広げ、水面を動かして模様を作ります。それ故、よく似た模様はできますが、全く同じ模様を作ることは不可能です。水を使う為、空気の動きや風で水面が動き、模様が一定になりません。
・模様は、絵の具が細い線の様に繋がった模様です。(油を使って、線の様に繋がった絵の具を切断した模様は可能です。)
・油や、型紙を使って、模様の形を作ります。
・同じインクで、板締め和紙や蝋書が出来ます。
・立体の素材にもつなぎ目無しで模様を転写できます。
マーブリング作品例:
http://www.e-unica.co.jp/colum/rmarbling.html
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《マドレー》
・糊状の上に絵の具を垂らし、櫛状の道具を縦横に動かすことで、鳥の羽の様な繊細で細かい模様を作ります。糊状の表面を使う為、水の様に空気の動きや風で水面が動きません。櫛状の道具を使って、人為的に模様を作るため、同じ手順で行うと同じ模様を作ることが出来ます。
・模様を転写する素材(紙や布等)に、前もって絵の具の定着が良くなる様に前処理が必要です。
・マドレーは、別名ダッチマーブルとかトルコマーブル染めとも言われます。
・水を使うマーブル染めがヨーロッパで糊を使うダッチマーブルとして新たな技法が開発された様です。
・平面の素材に適しています。
・マーブリングに比べ、糊を作ったり・・と前準備が必要です。
マーブリング作品例:
http://www.e-unica.co.jp/colum/rmardley.html

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《立体素材に模様をつける》
マドレーは糊状の表面を使用して模様を作り転写しますので、平面の素材に適しています。
立体素材であれば、マーブリングの方をお勧めします。
理由は、立体素材がすっぽり水の中に入る深さのある容器に水を入れ、その水面にマーブリングインク数色を垂らし、水面をゆっくりと動かして模様を作ります。
気に入った模様になった頃を見計らって、ひょうたんを水の中に静かにしずめます。表面張力でひょうたんの全面にマーブル模様が転写され、つなぎ目のない連続模様が取れます。
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この様な説明で、お役に立てましたでしょうか?

ご不明な点が御座いましたたら、遠慮なくご質問下さい。お電話でのご質問にも対応しています。



墨染め染色用墨液について。Vol.9

墨染め墨液について

Q.藍染めの稽古着、袴(色落ちしたもの)を黒に染めてほしいという要望ですが、貴社の墨染墨液で可能でしょうか?  稽古着・袴とも綿です。

A.当社の墨染め墨液の原料は、染料ではなく墨に使う煤(顔料)ですので水に溶けているのではなく、水の中に分散しています。それ故、糸や布を染めている訳ではありません。
煤の粒子が200ミリミクロンと非常に小さい為、染まっているように見えますが、繊維のねじれ目や布の折り目に煤がひっかかっている状態です。ひっかかっている煤が落ちないように定着処理する必要があります。
http://www.e-unica.co.jp/colum/ssenshoku.html
★綿、絹、麻、紙糸等自然素材は染まります。特に絹は良く染まります。

手染めをされた場合や製品染めをされた場合は、斑染め(むらぞめ)となります。
藍染に比べ洗濯堅牢度や湿摩擦は強いですが、反応性染料と比べますと洗濯堅牢度や湿摩擦は弱い事をご了解下さい。

この様な条件で良ければ、当社の染色用墨染墨液で、藍染めの稽古着、袴(色落ちしたもの)を斑染め黒に染める事は可能です。染め色は鮮やかな黒ではなく、落ち着いた男性的な黒色です。
http://www.e-unica.co.jp/colum/rsenshoku.html

当社取引先の藍染工房(九州)では、墨染めと併用されて染めておられます。
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※アパレル関係やバッグ等の会社で、当社の墨染め墨液を使用して製品化されていますが、藍染感覚で色落ちする事や均一な染め上がりでなく自然な斑染めを特徴とされている様です。
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この様な説明で、お役に立てましたでしょうか?

ご不明な点が御座居ましたたら、遠慮なくご質問下さい。
お電話でのご質問にも対応しています。



水墨画用品・画筆について。Vol.1

Q.仏画用の筆を探しています。彩色用と線描用です。

A.仏画用の筆をお探しとの事ですが、仏画用としての専用筆は御座いませんので、水墨画用筆の中から彩色筆と線描用筆をご紹介します。
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彩色用筆
http://www.e-unica.co.jp/shopping/suiboku/gafude/saishiki.html

線描筆として面相筆
http://www.e-unica.co.jp/shopping/suiboku/gafude/menso.html

をご参照下さい。

※上記以外にも用途に合わせた画筆を各種取り扱っております。是非ご参照下さ
い。
水墨画用筆全般
http://www.e-unica.co.jp/shopping/suiboku/gafude/gafude.html
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ご不明な点が御座居ましたたら、遠慮なくご質問下さい。
お電話でのご質問にも対応しています。



布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.8

布用定着剤、ミラダイフィックスについて

Q.ブログを拝見いたしました。 早速質問ですが、 布用定着剤「ミラダイフィックス」と顔彩についてです。
墨についての使用法は紹介されていましたが、 顔彩で布に絵を描いた場合も使い方は同じでしょうか? (先に絵の具にミラダイフィックス混ぜて描く方法)
 それではなくて普通に描いた後に、上からミラダイフィックスを塗ってもいい のでしょうか?

A.書道用の墨には、ミラダイフィックスを混ぜてお使い頂くと、定着が強まると記述しておりますが、欠点は粘度が高くなり、書きにくくなることです。

しかし、顔彩は、筆に含ませた水で絵の具を溶いて使用するため、墨に比べ水分が格段に少ない状態で使用することになります。その為、書道墨での粘りより、更に粘度があがり、筆が動かなく滲みも出にくくなる可能性があります。
それ故、顔彩をご使用の場合は、ミラダイフィックスを混ぜないで、先ず顔彩のみで布に描いて、よく乾燥させた後、ヘラでミラダイフィックスを塗るのが一番良い方法です。これが、ミラダイフィックスの本来の使用方法です。

★注意点:顔彩は、墨に比べ粒子が粗いので、ヘラでミラダイフィックスを塗る時は、軽く表面をなぜる様に塗って下さい。あまり強く擦ると、絵の具が剥がれ、ヘラの進む先に絵の具が引っ張られて、汚れる場合があります。

どうしても、顔彩にミラダイフィックスを、混ぜられる場合は、少量にして下さい。
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ご不明な点が御座居ましたたら、遠慮なくご質問下さい。 お電話でのご質問にも対応しています。



和紙の糸「紙衣かみこ」について。Vol.1

和紙の糸「紙衣かみこ」について

私は今、 アメリカのでファッションの勉強をしているものです。
来年の卒業にあたりショーをおこなう事を目標にがんばっているのですが、そのコレクションに紙でできた糸を使いたいと考えています。 
自分なにりいろいろと試行錯誤して 紙の糸や布を作ってみたのですがうまくいかず困っていたところ、そちらのサイトを見つけてメールさせていただいています。

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Q.今の問題は私が今日本に滞在していないので、 オーダーした場合アメリカまで発送していただけるのでしょうか?

もちろん、海外からのご用命も承っております。
お品物はEMS(国際スピード郵便)にてお送りさせて頂きます。
手順と致しましては、
1.ご注文内容・送付先をお知らせください。
2.当社から送料を含めた金額(日本円)と、当社銀行口座をご案内いたします。
3.当社指定口座へご入金ください。
4.ご入金確認後、商品をお送り致します。
となります。

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Q.また、
 180103 和紙の糸「紙衣」2mmスリット 約500g巻 
180107 和紙の糸「紙衣」15mmスリット 約500g巻  
 に興味があるのですが、 これらの色は白なのでしょいうか?
 ほかに色はありますか?

和紙の原紙は、マニラ麻と言う植物から出来ています。基本的には原料を漂白しないで、原料そのままの色で製造していますので生成り〜白色に近い色です。
別の色をご希望の場合は、岡田様ご自身で糸を染色することも出来ます。染料は、草木染、反応染料、直接染料で染める事ができます。

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Q.さわり心地は、麻を触ったときと同じような感触なのでしょうか?

麻糸よりも柔らかい感触ですが、綿糸や絹糸に比べた場合は、やや硬い感じです。
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Q.コメントのところに冬でも暖かくと書いてあるのですが、秋冬ものとしても使えるということですか?

A.紙衣糸は、テープ状の極薄和紙をこより上に撚糸していますので、中空芯の状態となり空気を含んでいます。それ故、綿のシーツ等は、冬なヒヤッとした冷たさ感じますが、紙糸で織ったシーツはあまり冷たさを感じません。編み物の場合は、ウールと引きそろえで編んで頂くと軽く保温性もあります。
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Q.スリットとは糸幅(糸の太さ)ということですか?

紙衣糸は和紙を2ミリ・3ミリ・5ミリ・10ミリ・15ミリ幅に裁断して、こよりの様に撚糸をしています。それ故、通常のデニール表示では誤解(紙糸は目方のわりに軽いと言う特徴がある為)を招きますので、紙糸の裁断幅としてスリット幅を表示しています。10ミリ、15ミリスリットは染色しやすい様に軟撚で扁平な状態の糸形状です。
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質問ばかりで本当に申し訳ありません。よろしくお願いします。

封書で送れる程度の紙衣糸見本帳がありますので、ご希望でしたら送り先をご連絡下さい。何分、特殊な自然素材の糸ですので、文章ですべてをご説明する事が難しく、又、ご理解頂きにくいと思います。
一度、見本帳でご確認頂いてからご注文された方が良いと思います。



墨染め染色用墨液について。Vol.10

Q.60cm幅×6メートルの布を淡墨色に染めるのに、どの溶液をどのくらい必要ですか

.上記の寸法で淡色ですと、墨染め墨液、定着剤、助剤を個別にご購入頂くより、180200墨染め3点セットを2セットご購入頂いた方が無駄がないと思います。

180200墨染め3点セット掲載URL
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/sensyokusumi/sensyokusumi.html

※180200墨染め3点セットは、濃い目のグレー色でTシャツ4枚程度(約2.52平方メートル)染められます。墨染め染色をご希望の布は3.6平方メートルですので、2セットで十分だと思います。

Q.また、退色はしますか?

.墨染め墨液は、書道用墨の煤(炭素ですので不活性です)を使用していますので、日光堅牢度は強く、紫外線による色褪せはあまりありません。但し、洗濯堅牢度は藍染より強いですが、反応性化学染料より弱いです。

Q.染色のコツを教えてください。

.手染めの染色方法
http://www.e-unica.co.jp/colum/ssenshoku.html
※墨染め染色後、定着処理をする前に、流水でしっかり押し洗いをし下さい。押し洗いで余分な墨がすべて洗い流され、布を押しても透明な水しか出てこない状態になった布を定着処理をすると洗濯堅牢度は非常に良くなります。

墨染め染色作品例
http://www.e-unica.co.jp/colum/rsenshoku.html

※染色工場の浸染方式では、布をピンと張った平面の状態で染めますので均一に染めることが出来ます。しかし、手染めをされる場合は、小さいお鍋をご使用になって染められますので、布がかたまりの状態でお鍋に入れられる事になります。その為、かたまり状態の布皺や折り目部分の染めが薄くなり、「むら染め」になります。この点をご了解下さい。

★アパレル関係では、均一染めより「むら染め」を好まれます。



表装について。VOL..2

表装について

Q. 24629 仮巻 色無地軸 半切」 は、軸のみの販売でしょうか。 それとも、接着剤がついているので、 この商品を買えば軸装ができるようになっているのでしょうか。

この製品では、本格的な軸装は出来ません。この仮巻き軸は、紙で出来ていますので、作品をこの仮巻き軸に全面的に貼り付けると、紙が糊の水分を吸った後乾燥し、仮巻き軸が波打ち、反り返って軸の様相を呈しません。

仮巻と言いますのは、書作品を「裏打ちしないで軸装風」に見せる本表装ではない「仮の軸」の事です。それ故、仮巻き軸に書作品の四隅を糊で貼り付けて使用します。
小学校や中学校の廊下に生徒の書道作品を飾る時に良く使用します。主に学校にて使用されます。

Q. もし、軸装をする際に、この商品だけでは足りないものがありましたら、 教えていただきたく思います。

本格的な軸装をご希望でしたら、やはり専門の職人に仕立てて頂く事を進めします。当社も軸装を承っておりますので、下記URLをご参照下さい。

軸装承り処:http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/hyoso/jikuso.html

ご不明な点が御座居ましたたら、遠慮なくご質問下さい。
お電話でのご質問にも対応しています。



ラッピングについて。Vol.1

Q. ギフト包装はお願いできますでしょうか。

ギフト包装承っております。記事欄がございますのでそちらに「ギフト包装希望」とご記入下さい。

Q.また、商品の送り先をプレゼント先の住所にすることはできますでしょうか。

お届け先の記入欄にお届け先のご住所等をご記入下さい。お届け日・お時間にご指定がございましたらご記入下さいませ。

Q.書道用品を一式購入したいのですが、 購入した商品一式を購入した硯箱に納めた形でお送りいただけますでしょうか。

硯箱に入らない筆や墨、文鎮等が御座いますので、硯箱の大きさや筆の寸法などご確認の上ご注文をお願い致します。
硯箱 http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/komono/suzuribako.html



硯について。Vol.1

Q.朱墨用の白い硯 は売ってますか?

朱墨専用の硯は御座いません。通常は、黒い墨を磨る書道用の硯をl使用されます。篆刻では墨と朱墨を使って印稿を石印材に逆字で書かれる時は、篆刻用二面硯を使われます。しかし、日本画や写経用の硯として白い硯が御座いますのでご紹介します。ご一覧下さい。

篆刻用品http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/tenkoku/hitsubokuken.html

彩墨http://www.e-unica.co.jp/shopping/suiboku/enogu/saiboku/set.html

写経硯http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/shakyo/suzuri.html

何かご不明な点が御座いましたら、お気軽にお尋ねください。



筆文字承り処について。Vol.1

筆文字承り処

Q. お尋ねしたいのですが、手書き名刺の原稿で、所属団体や肩書きも入れることはでき ますか。よろしくお願いします。

お名前以外に所属団体や肩書きを入れた原稿も作成できます。但し、所属団体や肩書きは、文字数が多く、名刺のバランスを考え、お名前より小さい筆文字で入れさせて頂く事になります。
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文字数が不明ですが、1500円から2000円程度でお考え下さい。
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原稿は、名刺サイズの比率にあわせた大きな紙に制作してお渡し致します。大きな紙に書いた筆文字を名刺サイズに縮小してご使用頂く方が印刷時の版下作成には鮮明になります。



表装について。VOL..2

表装について

Q.御社額装で製作対象とされているものは「書画」限定でしょうか?
たとえば「歌舞伎の押隈」を取り扱われたことはありますか?

作品の材質は絵絹です。 押隈にしてから数ケ月間乾かしておりましたが、 それでも、化粧が厚めに乗っている部分はまだ若干柔らかいく らいです。

当社の表装は書画限定です。

書画用の墨や日本画用絵具には、もともと裏打ち・表装を前提に製造されていますので、膠や糊剤(紙等の繊維に浸透させ絡み付く効果と薄い皮膜を作る効果)を配合されています。書画用の表装は、紙や絵絹に書かれた又は描かれた作品を良く乾燥させた後、紙や絵絹の裏に水を霧状にかけ刷毛で皺等を伸ばし、裏面に薄い和紙を薄い澱粉糊で貼り付け(裏打ち作業)てから軸や額に仕立てます。この裏打ち作業の折、この膠や糊剤が、墨や絵の具の散り(「泣く」とも言います)を抑えます。

墨や日本画用絵具で「押隈」を描かれた物でしたら、表装はできますが、今般、「絵絹に押隈」は、歌舞伎役者の顔から直接取られたとの事ですので、化粧品となります。化粧品は、本来、顔等に塗られるもので、膠や糊剤は入っていないと思います。数ヶ月保存されていても未だ乾燥していないとの事ですので、多分、油性の溶剤が使用されていると思います。

それ故、上記にて述べました様に、書画用表装は「水」を使いますので、書画等の表装技法ではご期待にお答え致しかねます。勿論、今まで「絵絹に押隈」の表装は、行った事はありません。

※化粧品の素材は知りませんが、長期保存や紫外線での色褪せ等も考えられます。

私感ですが、どうしても表装を・・・・とお思いでしたら、油絵の額装方法(木枠にキャンバス生地を貼り付ける)なら可能と思いますので、お近くの画材店で相談される事をお勧めします。

お役に立てずに申し訳ありません。



布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.8

布用定着剤、ミラダイフィックスについて

Q.ミラダイフィックスは 50%羊毛 50%アクリルのような服でも染める事ができるんでしょうか?

過去にマーブリング・マドレー模様を施してからミラダイ処理をテストしようとしたことがあります。結果、生地に模様が映らなかったので定着試験はしていません。ミラダイフィックスを塗布できれば定着効果はあると思います。

但しミラダイフィックスをスキージで塗布する際に、生地の毛羽立ちが予想されますので他の生地と比べて作業しにくいかと思います。ミラダイフィックスの層が羊毛の毛羽立ちを抑えることになるため、羊毛生地の風合いが損なわれる可能性がありますので不適かと思われます。

又、ミラダイフィックスは、アイロンを使って熱で定着させますので、羊毛+アクリル生地の耐熱性に問題があると想像します。



墨染め染色用墨液について。Vol.11

墨染め染色用墨液について

Q.染色後の墨液、助剤、定着液の処理についてお尋ね致します。
そままで、下水道に流してよろしいでしょうか?  中和剤など使うのでしょうか?

墨染め墨液、助剤、定着剤使用後廃棄方法

一般家庭での用途の場合は、水で薄めてから廃棄して下さい。墨染め液の原料には特に有害な物質は含まれておりません。
助剤・定着剤につきましてはメーカーに問い合わせたところ、墨染め3点セットで使用する程度の量では水で薄めてから排水に流す処理で大丈夫だとの事です。
助剤および定着剤に毒・劇物性はありません。

染色工程で3種とも水で充分に薄めてから使用されると思いますので、書道用墨液と同等の処理の仕方(排水口に流す等)で処理可能です。
もし気になる様でしたら、紙おむつなどに吸水させ燃えるゴミとして処理して下さい。



巻紙について。Vol.1

巻紙について

Q.手紙や式辞に 筆文字との相性バツグン。ワープロ対応のもの」と 紹介されている製品は、どちらのものになりますでしょうか?

ホームページ上の商品説明が中途半端で申し訳ありませんでした。下記にて補足説明をさせて頂きます。
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 24644 巻紙 越前手漉   定価1890円
こちらの商品は、手漉きの和紙ですので表面の平滑度が低く、筆の抵抗を上げ、尚且つ墨の吸収を良くしていますので毛筆専用です。
強いてプリンターをご使用の場合は、ドットインパクト方式であれば使用可能です。

◆24645 巻紙 越前機械   定価1260円
こちらの商品は、機械漉きですので表面の平滑度は手漉きに比べ高くなっています。濃度調整が可能なサーマル(感熱)式のワープロであれば、使用可能です。インクジェット方式のワープロの場合は、少々ニジミがでると思います。
※ワープロやプリンターメーカーの機種や指定インクによって印字品位が異なる事をご了承下さい。

 24646 巻紙 奉書      定価368円
こちらの商品は、機械漉きで、紙の原料も安価な製品です。表面だけを見ますと、一見、洋紙の様に見えますが機械漉きの和紙です。
表面の平滑度も非常に高く、ツルツルした状態ですので、サーマル方式のワープロに対応しています。但し、インクジェット方式では少々ニジミが出ます。
※ワープロやプリンターメーカーの機種や指定インクによって印字品位が異なる事をご了承下さい。
-----------------
サーマル方式のワープロでしたら、24646巻紙奉書をお勧めします。



筆について。Vol.3

かな条幅用筆かな墨について

Q.仮名条幅用の筆はどういったものがよろしいですか?
仮名6号筆、8号筆と指示があったのですが、皆目見当が つきません。 仮名用の墨は?初心者向けで教えて下さい。

.,な条幅用筆(大字仮名)
中筆:
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shofude/chufude.html
をご参照下さい。
※漢字条幅用の筆でも使用できますので、書かれる紙の寸法や文字の大きさ、文字数で選んで下さい。毛質は硬いか柔らかいを確認してご希望の毛質をお選び下さい。
漢字用筆:
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shofude/futofude.html

六号とか八号という表示は、筆の大きさを表す数字です。
※メーカーによって多少異なりますので、単に商品名とお考え下さい。
特に小筆は、ひらがなで書かれた商品名はかな用筆です。筆の大きさは号数より寸法表を確認される事をお勧めします。

△な条幅の墨
かな墨:半紙、料紙、加工紙等の墨です。ご予算に合わせてお選び下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/kanasumi/kanasumi.html
選ぶコツは、ご使用の硯の大きさに合わせて墨の大きさをお選び下さい。
墨の○丁型と言いますのは、墨の目方です。1丁型は15gを目安にして下さい。5丁型は75gとなります。数字が大きくなるほど墨の大きさが大きくなります。

※かな条幅作品は、加工紙を良くご使用になりますので、墨も青墨や赤茶紫系の墨をご使用になられます。その場合は、下記ページをご参照下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shosumi/daiwagaboku/daiwagaboku.html
選ぶコツは、通常淡墨でご使用される事が多い為、あまり大きな墨を選ばない事と、ご使用の加工紙の色に合わせてお選び下さい。例えば、淡いに青系の加工紙には、青墨の淡墨で書かれると全体が明るく感じます。反対に赤紫系の墨で書かれると全体が暗く感じます。



OA和紙について。Vol.6

OA和紙「雁皮あすかの」について

Q.「雁皮あすかの」で、A4判より大きいサイズの商品は有りませんか?

現在、「雁皮あすかの」の定番商品としては、A4判以外ありません。
別寸での裁断ご希望の場合は、誠に申し訳ありませんが1ロット1000枚以上となります。又、「雁皮あすかの」の生産時に裁断しますので納期は当社の都合となります。



拓本用品について。Vol.2

拓本用品について

Q.今回古銭の拓本を採りたいと思い用具を購入しようと検索致しましたら御社を見つけメールを送信した次第です。
最初に最低揃えなければならない用具と使い方、金額 等を教えて戴けると大変ありがたいです。

拓本には、通常、乾拓と湿拓があります。

ヾヂ鵑蓮釣鐘墨(蝋墨)と言うものを使用してとります。
子供の頃、10円玉の上に薄い紙をのせ、鉛筆で紙の上を擦ると10円玉の図柄が浮かび上がる遊びをされたと思います。これが乾拓です。ただ、鉛筆の代わりに釣鐘墨を使用するのが正式な方法です。

23921 乾拓用釣鐘墨    定価368円 販売価格価格:294円 (内税14円)

⊆沼鵑蓮古銭の上に拓本用の和紙をのせ、霧吹きで和紙を湿らした後、綿で紙上を押さえ、古銭の形を浮かび上がったら、紙の上から更に日本手ぬぐいの様な布をあて、拓本用のブラシでたたき、古銭の繊細な図柄に和紙を食い込ませ又余分な水分を取ります。この前準備が完了したら、大きいタンポに墨をつけ、小さいタンポで大きいタンポに付けた墨面をたたき、小さいタンポに墨を写します。この小さいタンポを反故紙に軽く叩いて、墨の濃さを調整または確認してから、古銭にのせてある和紙の上を、軽く叩いて拓を採ります。

初心者の方には、拓本セットをお勧めします。
拓本の採り方テキストや練習用版木等すべての最低限必要な道具がセットされています。初心者用ですので、失敗が少ないように拓本墨は油性にしています。このセットで慣れられれば、書道用の墨(水性)でご自身の拓本墨や道具をお作り下さい。
※古銭を採拓の場合、セットに入っているタンポよりもっと小さいタンポが必要と思います。セットに入っているタンポを参考にしてご自分で古銭用サイズのタンポをお作り下さい。

29308 はじめての拓本用具    定価6772円 販売価格5418円 (内税258円)

詳しくは、下記拓本ページをご参照下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/wahobby/takuhon/takuhon.html



赤ちゃん筆(胎毛筆)について。Vol.7

赤ちゃん筆(胎毛筆)について

(ご不幸事を内容にした、「お問合せQ&A」を掲載することに躊躇いがありましたが、同じような境遇の方に少しでもお心の空洞を癒すお手伝いが出来ればと思い、勇気をもって掲載しました。)

Q.亡くなった子供の髪の毛で筆を作りたいのですが。

お子様をお亡くしになられたとの事、心よりお悔やみ申し上げますと共にご冥福をお祈り申し上げます。

赤ちゃん筆は、お生まれになってから一度も散髪をれていない髪の毛で作ります。一度散髪された後の髪の毛には、毛先が無く、筆に仕立てましても書をかく筆にはならない為です。書筆は、必ず毛先があります。赤ちゃん筆も書を書ける筆として仕立てます。

しかし、毛先の無い髪の毛で、書を書くための用途ではなく、お亡くなりになられたお子様のご遺髪を筆の形にしてお残しになりたいとのお気持ちでしたら、謹んで筆の形にお仕立てさせて頂きます。

その場合、ご希望でしたら、お子様のご生年月日とご没年月日も筆軸に彫刻させて頂きますので、下記当社HPの注文書備考欄にご没年月日をご記入後印刷して、お子様の髪の毛と一緒にお送り下さい。

赤ちゃん筆注文書
http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/taimoufude/orderform_taimou.html



表装について。Vol.5

表装について

Q. 書道作品の表装を検討してるのですが、作品サイズが75センチ×205センチです。
丸表装で仕上げていただきたいのですが、価格はどのくらいになりますか?
飾る場所の天井高さは223センチしかないのですが、作品に仕上げることは無理でしょうか?


縦作品と解釈してご説明します。

通常の丸表装をした場合の仕上がり寸法は、幅91cm長さ270cmとなります。しかし、天井高が223cmとの事ですので、軸を飾った時に軸の下部が床に着かないで、吊り下げる紐及び紐の伸びを考えますと、床から最低9cmは空けた方が良いと思います。

天井高に合わせてバランスの良い丸表装をする為には、作品の上下に付ける「一文字」と言う裂地を付けないで、作品の周りに幅1ミリ程度の裂地で縁取りをする「筋回し」を入れ、幅90cm長さ214cmに仕上げる必要があります。少々窮屈に見えると思いますが、この仕立て方法でよければ丸表装筋回し仕立てで軸装をさせて頂きます。
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下記軸装ページの真ん中当りに「一文字」と「筋回し」の説明がありますのでご確認下さい。

http://www.e-unica.co.jp/shopping/takumi/hyoso/jikuso.html
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価格は、別注+筋回し入りとなりますので、21,000円(税込み)です。

ご一考の程お願い申し上げます。



OA和紙について。Vol.6

ハイパーOA和紙墨染

Q.貴社OA和紙ハイパー墨染のA2判を別注裁断できますか? 又、その場合の最低数量を教えてください。

別注裁断の最低数量は1,000枚となります。これは、OA機器で印刷・プリントされる事を前提に、和紙の目(縦目、横目)を考えて裁断します。基本的は、コピー機の形状から、和紙の一辺の長い方が縦目で裁断します。それ故、A3、A4判もすべて長い方を縦目に裁断しますので、紙の取り方と、和紙は裁断機の能力、工場での作業効率、裁断費用、包装、運送用梱包等の関係とで、最低1,000枚以上が必要となります。

今後も継続してA2判のご使用予定が御座いましたら、この機会に纏め買いされる事をお勧めします。

★和紙の目が、縦目でも横目でもどちらでも構わないと言う事であれば、裁断費等の費用は割り高になりますが、A3判(縦目)を裁断する時に、100枚(横目)だけ取り出す事はは可能だと思います。



筆のお手入れ。Vol.1

のお手入れ

今迄、書き良かった筆が、割れる様になった時、次の三点の状態が多く見られきます。

不良筆

  

 この部分に残量がある 不良筆1毛が残墨で曲げられている


A)軸際の所、七〜八ミリの間で、軸と同じ太さ、又はそれ以上太く、固くなっているものです。これが特に多いようです。
この残墨の為に割れるので、これを取らないといけません。
B)筆穂が胴ぶくれになっているもの。
C)筆穂の毛がもつれているもの。

半紙用、条幅用の割れる筆のなおし方
A)の形になっているもの
ー敢櫃了痛呂亘呂亡泙泙譴討い諛韻砲茲辰童任なっていますので、その膠を柔らかくしないといけません。
熱湯を入れた器にとっぷり浸し一時間ぐらいして固くなっている部分を強くつまんで見て柔らかくなっていなければ前の湯を捨てて新しい熱湯を入れて三十分位置くと固さがゆるんできます。固くなっていた部分を何回も強くつまみ込んでその固まりを潰して行きます。
筆穂にたっぶり水を含ませて、穂先を上に向け、コップ等に立て、一晩そのままにして置きます。軸際に残って固まっている墨を、柔らかくしもみ出し易くする為です。
B)筆穂が胴ぶくれになっているもの。
C)筆穂の毛がもつれているもの。A、軸際の所、七〜八ミリの間で、軸と同じ太さ、又はそれ以上太く、固くなっているものです。これが特に多いようです。この部分に残量がある。

次回へつづく



筆のお手入れ。Vol.2

のお手入れ2

筆手入れ2-1筆手入れ2-2

筆穂をしっかり摘まみ、軸を毛の方に押しつけ、ハンドルを廻す様にゆっくりと廻します。軸際に残っていた墨が出てきます。
時々水道の水に流しながら黒い汁が出なくなる迄、根気よく行います。首の取れる心配はありません。


筆手入れ2-3



親指と中指の爪で、爪切りの様に軸際をはさみ、軸を引っ張ります。スーッと抜けれぱ残墨は取れています。
ひっかかる様ですと、まだ残っているので、抜ける様になる迄、△虜邏箸鮃圓い泙后


次回へつづく



筆のお手入れ。Vol.3

のお手入れ2

筆手入れ3-1の昭蠅派をはさみ、水につけ乍らよくもみ洗いして、黒い汁が出なくなる迄、行います。
毛肌に付着している墨の粒子がとれます。






筆手入れ3-2
ドを水の中に入れ、頭髪用の櫛で櫛を入れます。始めは引掛かり、先に行きません。軸を少し廻し、場所を変えて櫛を入れます。毛のもつれを先に送り出す気持で、徐々に先に押して行き、どちらから櫛を入れても、先迄通る様になれば宜しい。水の中で櫛をかけるのがキメ手です。水から上げて、櫛をかけるのは、効果が少ない様です。水中では毛が良く広がる為です。



筆手入れ3-3水を切る場合は、左の写真の様に、軸から指をすべらしてしごく様にして水を切ります。右下の写真に示す場所に指を当てないことが大切です。親指と人差指の接点から、軸際の間に、僅かづつの墨の粒子が、自然に溜め込まれ、割れる原因になって来ます。筆手入れ3-4








次回へつづく



筆のお手入れ。Vol.4

のお手入れ。Vol.4



筆手入れ4P-1Г靴瓦い疹態のままでは、かなり水分が残っていますので、水分を吸収しやすい紙か布で筆穂を包み、両手で強く圧し、充分に水分を吸収させます。
細い毛の筆程、水分が残っていると、根腐れの原因となります。







筆手入れ4P-2┷Kの作業をおこなっても、軸際の毛が張っていると、毛は曲がりクセがついている為です。糸を巻いて乾燥させ、二日位置くと、曲がりクセは治り、腰の締まった元の姿に戻り、気持良く書ける様になります。筆手入れ4P-3








B(筆のお手入れ。Vol.1参照)の形になっている筆
 筆穂全体に多量の墨の粒子と、切れた毛が付着している為で、両手ではさみ、もみ洗いし、水中で櫛を通します。 
 
前記(筆のお手入れ。Vol.3参照)、きイ虜邏箸鮃圓い泙后

筆手入れ4P-4筆手入れ4P-5









 



次回へつづく



筆のお手入れ。Vol.5

のお手入れ。Vol.5

筆のお手入れ。Vol.1参照)の状態になっている場合同じ所が割れるのは、そこがもつれ合っている為 です。水中で櫛をかけま す。水の中に筆を入れると自然に毛が拡がり、櫛が通し易くなります。場所を変え乍ら櫛を入れ、先迄櫛が通る様になればよいでしょう。

筆手入れ5P-1 筆手入れ5P-2

写真の様に軸際の残墨が出来るのは筆を洗う時と、筆をしぼる時に無意識のうちに作られています。水を含んだ毛の部分だけをつまむ為に指と軸との僅かのすき間に少しづつの墨が溜め込まれて割れる原因が作られます。
筆手入れ5P-3

四本共きれいに洗われてありますが、軸際八ミリの問が残墨で固くなり、毛を拡げています。

筆手入れ5P-4_1筆手入れ5P-4_2

次回につづく。



筆のお手入れ。Vol.6

を洗う時の注意点


6p-16p-3

墨を洗い落とす時、又洗った後、筆をしぼる時、上の写真の様に、筆穂だけ摘まむと、軸側の三角の部分に、筆に含まれて居る墨を詰め込むことになり、割れる筆を作る第一の原因となります。更に筆穂の付根の軸を拡げ、竹軸の場合は軸が割れて来ます。
6p-2

水道の水を筆に当て、下の写真の様に、軸と毛とを、半々に摘まむと、指の丸い所が境目に当たり、根元に墨を残さず、きれいになります。
6p-46p-6

此の位置に指を当てることが、一番大切です。
洗ひ終われば、紙か布で出来るだけ水分を抜き取ることです。水分の取り方が足りないと根腐れの第一の原因となります。

6p-5

次回につづく



筆のお手入れ。Vol.7

を洗う時の注意事項2
筆のお手入れ。Vol.6の方法で洗う前と洗った後。

7p-1-1

7p-1-2

手入れ前

手入れ後

7p-2-1

7p-2-2

手入れ前

手入れ後

7p-3-1

7p-3-2

手入れ前

手入れ後

7p-4-1

7p-4-2

手入れ前

手入れ後

次回につづく



筆のお手入れ。Vol.8

のお手入れ。Vol.8

小筆のについて

8p-1-18p-1-2
小筆の墨落としは、硯面に水滴を四、五滴落とし、出来た小さな水溜まりの中に、墨の付いている部分を突込み、その水の中で、出来るだけ、筆に含まれた墨を薄くします。チリ紙等に筆先を包み、摘まみ込んで、しごくようにして水分を取ります。次回使う時、無理なく必要量の墨液を含ませる状態にして置きます。
紙に水を含ませて、その上で墨の付いた筆を拭ふだけでは充分とはいへません。墨が残り過ぎています。
8p-28p-3

次回につづく



筆のお手入れ。Vol.9

のお手入れ。Vol.9

小筆について2
9p-19p-2
新しい時、きれいな線の出ていた筆が、先が割れる様になるのは、筆穂の中間に墨が溜まり、束ねてある毛の間を拡げるからであり、その墨溜まりを、除き去れば、筆先はまとまります。固まった状態で使用し続けると、周囲の毛が切れ、中心の毛だけになります。
墨溜まりになっている所を爪で削り、水を含ませて一時間位置きます。
9p-39p-4
少し柔らかくなった所で、墨溜まりになつて居る所を、指先でよくもみほぐし、溶けて黒くなった筆を洗は無いで、筆を撫ぜて見て当たりが無くなる迄行います。当たりが無くなれば黒いままで形を整へ、コップに立て、乾燥させます。黒くなった筆を洗いますと捌きになって使い難くなります。
もみほぐした墨のニカワが筆を固めてくれるので洗い落とさない方がよい訳です。

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筆のお手入れ。Vol.10

のお手入れ。Vol.10

小筆について3

10p-

10p-2-110p-2-2

筆先に邪魔する毛がある時は、針先でその毛を分け出して、出来るだけ根元の方で切り取ります。
無理に引き抜くと、尾締をゆるめる場合がありますので、よくありません。

筆の寿命

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10p-4
10p-5
筆を洗う時穂先を見ると、特に黒い部分があります。それのある間は、まとまった線は出ます。
紙との摩擦で、すりへって無くなった時、寿命が尽きたと思って下さい。

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筆のお手入れ。Vol.11

のお手入れ。Vol.11
毛抜けについて
11p-1
毛が三本五本と、抜け始めるのは、筆の中心部で、軸に近い所が腐っています。
抜けた毛の根元をよく見ますと、黒くなり、細くなって居ります。洗った後の、水分の取り方が足りず、腐るに適した、水分と温度と時間の条件がそろうからです。早く乾燥させるか、低温の所におくかすれば防止出来ます。
柔らかい毛の筆や、太い筆になる程、中心部が乾燥し難いから、空気の入る穴をあけると良策です。千枚通しとか、針等で筆穂を差し通します。空気のふれる部分が多い程、水気は無くなり毛腐れを防ぎます。毛筋の細い筆程、密着度が高いので用心が大切です。
11p-211p-3
毛が抜け始めた大筆です。根本が黒く細くなっています。
抜けた毛を合わせて見ると、軸際で腐っていることが解ります。
半分に分けて見ますと、内部が変色し根元が黒くなっています。内部の変色は、内部の乾燥が悪く、むれた状態で変色したものです。空気に触れない炭素粒子は、水分を含んだままですので毛を腐らせます。よく乾いているのは、外側一センチ位だけです。
中心部の毛を、少しまとめて抜き出してみると、軸際の部分の残墨に、毛が侵されている事が良く解ります。

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筆のお手入れ。Vol.12

の手入れ。Vol.12

12p-1
作品が作られるとき、筆の軸際いっぱいまで墨は含ませられていません。
12p-212o-3
軸際に墨が入り込み、毛を腐らせる原因を作るのは、「筆を洗い」、「水をしぼる時」の二つの作業で起こります。
原因1)水の入った容器に直接墨の含まれた筆を入れて洗う作業。
12p-4
原因2)筆をつかんで水をしぼり取る作業。
この二つ作業(洗い方)が軸際に僅かづつの墨を残して行く原因です。

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筆のお手入れ。Vol.13

のお手入れ。Vol.13

13p-113p-2
水道の水を流し乍ら、墨を洗い流すこと。
流れ水に当て乍ら、穂をつかんで軸の方に押しつける様にして軸際の墨をゆすり出すこと。
13p-313p-4
容器に水を入れ、水中で櫛を通すこと。
軸際から、穂先に向けてしごくように水を送り出すこと。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.14

のお手入れ。Vol.14
14p-1
更に紙に包んで、よく押さえて紙に水分を吸ひ取らせること。
14-2-114p-2-2
この状態で、乾燥させるのは充分とは云えません。
軸際の中心部は一ケ月近くなっても湿ったままの状態です。更にタンバタ質の腐敗温度になりますと、腐り始め、毛が抜け出します。
14p-3
一昼夜過ぎた時、外側はよく乾いているのに、半分に分けて軸際に近い所を見ますと、かなり湿って居ます。
14p-4
軸際の内部がよく空気に触れるようにする為千枚通しを通して、出来るだけ軸際迄穴を開けます。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.15

のお手入れ。Vol.15
15p-115p-3
一センチ五ミリ間隔位に、鉛筆等を差して通気を良くしますと、早く乾燥します。
根腐れは防止されます。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.16

のお手入れ。Vol.16
16p-216p-3
毛の抜け始めた筆を軸からはづして半分に割ってみました。
16p-416p-5
はめてあった軸に合わせて見ると中心部と軸際に墨が残って居る事が解ります。
16p-6
軸際部分で、毛が腐って切れて居ります。

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筆のお手入れ。Vol.17

のお手入れ。Vol.17

17p-1

中心部に残った墨の粒子は空気に触れない為、乾燥が悪く25℃以上の温度が続けば毛が腐り始めます。

17p-2

細い毛ほど密度が高いので乾きにくく腐りやすいようです。
太さが1.3cm以上の筆は、千枚通しか針等で穴を開け、出来るだけ軸の近く迄空気の入るようにする。

17p-3

乾き具合をくらべて見ました。
右の筆は、普通に水をしぼって吊したもの。
左の筆は、普通に水をしぼって、更に紙で水分を吸い取り、穴をあけて吊したもの。

17p-517p-4

一昼夜過ぎて半分に分けて見ました。
右側の筆:内部にかなりの湿りがあります。
左側の穴をあけて吊した筆:軸際に少し湿りが残っています。

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筆のお手入れ。Vol.18

のお手入れ。Vol.17
半紙用や学童用の筆について
18p-1
洗い方が不充分ですので、段々と固まって来て、筆の働きが悪くなり、ゆったりとした字が書けなくなります。
18p-2

熱湯に入れる
この状態になれば、空缶等に熱湯を入れ、筆を浸して一晩置きます。毛は痛みませんから心配いりません。筆を固めている、ニカワやポンドを柔らかくする為です。ぬるま湯では柔らかくなりません。

18p-3
爪割り
18p-4
18p-5

手もみ
少し柔らかくなれば、爪で五ミリ間隔位に荒割りをし、両手にはさんでもみ洗います。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.19

のお手入れ。Vol.19
半紙用や学童用の筆について

19p-1
櫛入れ

黒い汁が出なくなれば、水中で櫛をかけて毛を揃えて乾かします。

19p-2

紙で水分を吸い取らせ形を整えてできあがり。

19p-4
手入れ前

19p-3
手入れ後

19p-5

固まり過ぎた筆で書くと、墨含みが少なく紙にこすりつける状態で書く為、外側の毛が切れ汚い線が出るようになる

19p-7

左側の二本は半分から先の部分がすり切れて細くなって居る。

19p-6

常に墨を落として、手入れしてある筆は墨含みが良く、毛の弾力が生かされゆったりした字が書け、筆が長持ちします。

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筆のお手入れ。Vol.20

のお手入れ。Vol.20
半紙用や学童用の筆について
20p-3
20p-4
筆の後始末
練習した半紙を八つ折にしてその折り目に包み押さえて墨をよく吸い取らせる。
20p-5
20p-7
硯の海に水を入れ、その水で筆に付いていた墨を落とす。
20p-6
硯の縁で水をしごく。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.21

のお手入れ。Vol.21
半紙用や学童用の筆について
21p-1
21p-2
筆の後始末
別の半紙を八つ折りし前回(Vol.20)の様に水を含んだ筆を包み、押さえ込んで水分を充分吸い取らす。
形をととのえて筆巻に巻込む。
21p-4
最初の紙で硯の海の水を吸い取らせる。
21p-5
二番目の紙で残りの水分を吸い取らせ、硯の墨のよごれを拭きとる。
21p-6

硯はきれいになりました。次に使う時、気持よく使えます。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.22

のお手入れ。Vol.22
筆の固め方
22p-1
卵の白身を容器に取り出し筆に充分含ませる。
22p-2
ポタポタと垂れる余分な白身を指で搾り取る。
22p-3
糸の端をセロハンテープか押しピンで固定し、筆穂に一回巻きつける。
22p-4
45度位の角度にして糸を引っ張り、筆軸を指で回し、引き抜きながらしぼり取る。
22p-5
指で形をととのえる。
22p-6
コップに立てて乾燥させる。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.23

のお手入れ。Vol.23
軸曲がりの修正法
23-2
あやまって毛を焼かないように、筆穂を紙で包み水で少し湿らせる。
23p-1
ガスの火で曲がっている所を焦げないよう熱くなる迄温める。
23p-3
ハサミの小さい方の穴に通しおさえて曲がりをなおす。
首とれ修理
23p-4
穂首が取れた時、接着する場合は、軸の穴の中の、古い接着剤の残りを、小刀かハサミの先で、きれいに取り除きます。取れた穂首をはめて見ます。残墨で穂首が太くなっている時は、水を含ませてもみ出します。
23p-5
良く乾燥させてから、穴の中に接着剤を塗り、首をしつかり詰め込みます。
23p-6
詰め込みが浅いと、書く時筆が割れます。穂首の方に接着剤をつけないこと。

次につづく



筆のお手入れ。Vol.24

のお手入れ。Vol.24
出来るだけ、おわかり頂ける様にと思って説明致しましたが、不充分の点も多々あると思います。

講習会の会場等で割れる筆の手入れをする時、そばで見て居られて、「そんなにしても大丈夫ですか」、「首はとれませんか」、「毛はいたみませんか」、と聞かれますが、心配ありません。

しかし、黒い汁がでなくなっても更に続けると、毛を傷めます。筆を洗われる時、大切にする気持が働き過ぎて、逆に筆を使いにくい状態にもっていく結果になって居るようです。筆を洗う時、割れる原因を作らない様に指を当てる位置に気を付けて頂くことが一番大切です。

水道の水を流し乍ら、その水でただ墨を流し落として吊すだけでも、充分とは云えません。紙に包んで押さえて水気を充分取る必要があります。気を付けて手入れをし、いつも書き易い状態ですと更に愛着が湧いて、書く楽しみも増してくるでしよう。
書き易い筆だからと、書き終わったあと、そのまま、又は、水洗いした筆を、先が傷まない様にと思ってキャップをかぶせ、永く置くのはよくありません。気温の高い夏季においては四日間位で悪臭がするようになります。

毛筋の細い柔らかい上質の羊毛筆は使い始めに、青墨を充分含ませて頂くと青墨の色素が毛を保護するといわれて居ります。
その他にもいろいろあると思いますが一度試して見て下さい。

編者

「筆のお手入れ」終わり



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