マドレーとマーブリングの違いについて。 Q.マドレーとマーブリングの違いを教えて下さい。私は、立体の素材に模様を付けたいと考えていますか? 出来るでしょうか教えて下さい。 A.ご質問のマドレーとマーブリングの大きな違いを下記にて回答します。当社のマーブリングとマドレーはどちらも水溶性の絵の具です。ご安心してご使用頂けます。 -------------------------------------- 《マーブリング》 ・水の上に絵の具を広げ、水面を動かして模様を作ります。それ故、よく似た模様はできますが、全く同じ模様を作ることは不可能です。水を使う為、空気の動きや風で水面が動き、模様が一定になりません。 ・模様は、絵の具が細い線の様に繋がった模様です。(油を使って、線の様に繋がった絵の具を切断した模様は可能です。) ・油や、型紙を使って、模様の形を作ります。 ・同じインクで、板締め和紙や蝋書が出来ます。 ・立体の素材にもつなぎ目無しで模様を転写できます。 マーブリング作品例:http://www.e-unica.co.jp/colum/rmarbling.html -------------------------------------- 《マドレー》 ・糊状の上に絵の具を垂らし、櫛状の道具を縦横に動かすことで、鳥の羽の様な繊細で細かい模様を作ります。糊状の表面を使う為、水の様に空気の動きや風で水面が動きません。櫛状の道具を使って、人為的に模様を作るため、同じ手順で行うと同じ模様を作ることが出来ます。 ・模様を転写する素材(紙や布等)に、前もって絵の具の定着が良くなる様に前処理が必要です。 ・マドレーは、別名ダッチマーブルとかトルコマーブル染めとも言われます。 ・水を使うマーブル染めがヨーロッパで糊を使うダッチマーブルとして新たな技法が開発された様です。 ・平面の素材に適しています。 ・マーブリングに比べ、糊を作ったり・・と前準備が必要です。 マーブリング作品例:http://www.e-unica.co.jp/colum/rmardley.html -------------------------------------- 《立体素材に模様をつける》 マドレーは糊状の表面を使用して模様を作り転写しますので、平面の素材に適しています。 立体素材であれば、マーブリングの方をお勧めします。 理由は、立体素材がすっぽり水の中に入る深さのある容器に水を入れ、その水面にマーブリングインク数色を垂らし、水面をゆっくりと動かして模様を作ります。 気に入った模様になった頃を見計らって、ひょうたんを水の中に静かにしずめます。表面張力でひょうたんの全面にマーブル模様が転写され、つなぎ目のない連続模様が取れます。 -------------------------------------- この様な説明で、お役に立てましたでしょうか? ご不明な点が御座いましたたら、遠慮なくご質問下さい。お電話でのご質問にも対応しています。 |