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筆のお手入れ。Vol.14

更に紙に包んで、よく押さえて紙に水分を吸ひ取らせること。

この状態で、乾燥させるのは充分とは云えません。
軸際の中心部は一ケ月近くなっても湿ったままの状態です。更にタンバタ質の腐敗温度になりますと、腐り始め、毛が抜け出します。

一昼夜過ぎた時、外側はよく乾いているのに、半分に分けて軸際に近い所を見ますと、かなり湿って居ます。

軸際の内部がよく空気に触れるようにする為千枚通しを通して、出来るだけ軸際迄穴を開けます。

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