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筆のお手入れ。Vol.11

のお手入れ。Vol.11
毛抜けについて
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毛が三本五本と、抜け始めるのは、筆の中心部で、軸に近い所が腐っています。
抜けた毛の根元をよく見ますと、黒くなり、細くなって居ります。洗った後の、水分の取り方が足りず、腐るに適した、水分と温度と時間の条件がそろうからです。早く乾燥させるか、低温の所におくかすれば防止出来ます。
柔らかい毛の筆や、太い筆になる程、中心部が乾燥し難いから、空気の入る穴をあけると良策です。千枚通しとか、針等で筆穂を差し通します。空気のふれる部分が多い程、水気は無くなり毛腐れを防ぎます。毛筋の細い筆程、密着度が高いので用心が大切です。
11p-211p-3
毛が抜け始めた大筆です。根本が黒く細くなっています。
抜けた毛を合わせて見ると、軸際で腐っていることが解ります。
半分に分けて見ますと、内部が変色し根元が黒くなっています。内部の変色は、内部の乾燥が悪く、むれた状態で変色したものです。空気に触れない炭素粒子は、水分を含んだままですので毛を腐らせます。よく乾いているのは、外側一センチ位だけです。
中心部の毛を、少しまとめて抜き出してみると、軸際の部分の残墨に、毛が侵されている事が良く解ります。

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