布用定着剤、ミラダイフィックスについて。Vol.3
布用定着剤、ミラダイフィックスについて Q:貴社お取り扱いの布用定着剤「ミラダイフィックス」を使って、墨や絵の具でTシャツに手描きする場合、描く前にプレコート液をシャツに塗ったほうがいいですか? A:墨や絵の具での手書きの場合は、プレコート液は使う必要はございません。プレコートはマーブリングやマドレーを布に染めるときのみに使用するものです。 ※注意 絵具をお使いの場合は、メーカーによって成分などが異なりますのでミラダイフィックスではうまく定着しない場合もございます。事前に同じ布でテストしてから、お使いくださいませ。 下記に墨を使って手描きする方法をご案内致します。絵具の場合もやり方は墨と同様です。 お好みの濃さに墨を磨り終えた後、墨の量の20〜50%程度のミラダイフィックスを加えて混ぜ合わせます。ミラダイフィックスの量により、粘度が上がり書き難くなりますが、その分、滲みませんのでゆっくりと作業してください。粘度が上がるにつれて筆先が繊維を引っ張るので絵具を乗せるように筆を運んでみてください。そうしますと、着色箇所と無地の部分の繊維の引っ張りが少なくなり、乾燥した後引き連れが起きにくくなります。 書を書く場合は、運筆が困難なため楷書体が良いかと思います。画数によっては、数回墨を付け直す必要があります。 落款をする場合、印泥をつけたあと、ティッシュペーパーなどで当て紙をして余分な朱を取り去ってから、ミラダイフィックスを落款の部分に筆で乗せるように優しく塗ってください。商品同梱のスキージ(へらのようなもの)でこすると朱が走ってきれいに押せない場合がございます。 ※その他の注意 筆:使用した後、乾燥してしまうと水に溶けにくくなりますので、使った後は速やかに洗ってください。もし乾燥した場合は熱い湯に浸して柔らかくなってから指でほぐして洗ってください。作業途中で筆を洗った場合は、よく水気を切って使用しませんと墨が水分で薄まり滲みが走ってしまいます。 絵具、パレット:筆同様、固まってしまったら熱いお湯に浸して柔らかくしてから洗ってください。 Tシャツ:繊維が綿密、毛羽立ちがないほど発色はきれいになります。必ず事前に洗濯をして、毛羽立ちと皺をアイロンで押さえてから作業してください。
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