書道用品・和画材市場ユニカのブログ
書道用品、水墨画用品に関する豆知識や展覧間情報を逐次掲載!
last update 2013/05/22 10:14
 HOME  ショッピングガイド  個人情報保護方針  特定商取引法  カゴをみる

メニュー

お買物

RSS




 
HOME > お問合せQ&A > 墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.44

墨運堂「墨のQ&Aより」Vol.44

Q.青墨は表具すると散るのはなぜですか。

青墨の煤は茶系の煤に比べ、その粒子の大きさは10〜100倍近く大きな物です。そのために濃く使いますと、粒子は紙の繊維の中に浸透せず、紙の表面に乗っている状態になります。固形墨も液体墨も水溶性で、水の中で良く煤が分散できるように造られています。表具するためには、微粒子に分散された煤が紙に良く浸透し、紙の繊維に絡み付き固定されなければなりません。茶系の細かい煤を使った墨でも、造りが悪くて粒子が凝集して分散していたり、宿墨を使った場合には、煤が紙に浸透せず表具時に散ることがあります。青墨の濃い場合は、大きな粒子がさらに凝集して分散していて汚く見えるものです。青墨は淡墨でのみ表具できるとお考えください。青墨はできるだけ鋒鋩の細かい硯をお使いになり、より細かく磨り下ろして戴きますと、表具できる濃さも高くなりますし淡墨における透明感も増します。

その他お問合せQ&Aはこちらから>>

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://hpb.rentalserv.net/cgi-bin/tb.pl?bid=671&eid=181

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く
名前

メールアドレス

URL

コメント


Powered by Estore

 

新着情報

おすすめ商品

硯・墨 池保温シート 
墨は生きています。磨墨の快適温度は25℃くらいです。詳細はこちらへ
純銅製墨池
磨墨液保存用墨池。銅の持つ微量金属作用によりよる殺菌効果。詳細はこちらへ。

カレンダー