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写経用品について。Vol.2

写経用の筆について


Q:貴社の写経筆を使っているのですが、一本でどれくらいの枚数を使用できるのでしょうか?

A:筆の毛質(硬い、柔らかい)、墨の濃さ、書かれる時の筆圧、書かれる早さ、下敷の材質や厚さ、等の使用条件によって筆の磨耗度合いが異なります。

それ故、一概に使用枚数をお答え出来ませんが、基本的には、硬い毛の小筆で、早書きすると、筆の穂先は早く磨耗するようです。穂先が切れていたり、磨り減っていれば買い替え時期です。

50枚足らずで穂先が切れたり磨り減ると言う事は余りありませんが、穂先に墨の滓が付き団子状態になって書き難くなってくる事はあると思います。この様な場合、毛先に水を含ませ紙に線を引くように毛先を整えながら水分を取 って下さい。これを2〜3回繰り返していただければ墨の滓も取れ使いやすくなります。使用後もこの様にお手入れして頂くと、次に使う時に穂先が堅く固まっていませんし、先割れも起きにくくなります。筆も長持ちします。

筆は天然の獣毛と天然の竹を使用して作りますので、同じ銘柄の筆でも手になじみ難い物もあります。専門家は小筆の場合、同じ筆を10本とか20本購入し、実際に書いて見て、自分に使いやすい筆を数本選びます。しかし、一般の方はこの様な購入方法は出来ないと思いますが、筆とはこの様に微妙な物であることをご理解下さい。
ご参考までに、書道用の筆ページもご覧下さい。
http://www.e-unica.co.jp/shopping/shodo/shofude/shofude.html


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