雅号印について Q:HPを拝見しました。書画のところに印を押したいのですが、名前が〇〇△△というのですが、この場合、△△で印鑑を作るのか、名前4文字でつくるのでしょうか。教えてください。 A:書画用の落款印には、朱文(文字が朱色になる凸文字)と白文(文字が白抜きになる凹文字)があります。 基本的には、白文は苗字に使用します。例えば「〇〇之印」又は「〇〇之章」とし、苗字の文字数によって変動します。 余談ですが、「印章」と言う言葉は、ここからきたものと思われます。「・・之印」は昔は「代表者之印」とか「内閣総理大臣之印」と言う何かを代表する役職等に限定して使用されていた様です。今も会社や政府では、この様に使用されています。個人名は、本来、「・・之章」としますが、現在は、個人名にも「・・之印」として使用されています。 朱文は雅号又は下の名前等の文字を使います。例えば、「△△」です。 出来れば、白文印と朱文印をお持ちになるのが一番良いのですが、1個(カ)のみですと、朱文「△△」をお持ちになる事をお勧めします。 書画に使用する場合は、作品の大きさや作品効果を考えて、白文+朱文、白文のみ、朱文のみ、を押印する場合があります。 標準的な使用方法は、作品の左側に、上から、作者のお名前署名(署名を入れない場合もあります)、白文、朱文と言う順序になります。勿論、作品の大きさにより、印の寸法も大きいものから小さいものまでを効果的に使用されます。 他に、冠帽印と言うものがありますが、これは、飾り印とも呼ばれ、作品の一番右上に押します。最近は殆ど使用されません。 今回は、○○様の書画作品の大きさが不明ですので、印の寸法についてご説明が出来ません。 お電話でのお問い合わせも承っておりますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。 |