■端渓石たんけいせき(広東省肇慶市)中国の代表的な硯石で、鋒鋩が強く発墨にすぐれ、硯にするには最適の石材です。唐代から採石が始まり、宋代に量産されるようになりました。石の色は青紫や赤紫など紫が基調で、灰色や緑、黒など様々です。多彩な石紋があり、虫の化石は石眼と呼ばれ尊ばれます。一口に端渓といっても採石場所や時代によりかなり質にばらつきがあります。資料提供:芸術新聞社「墨スペシャル26 文房四宝の楽しみ」より
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