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筆の基礎知識 筆の歴史1

筆の基礎知識 筆の歴史1

■筆の起源
秦の蒙悟(もうてん)将軍が筆を初めて作ったという説が有名ですが、実際には殷時代(前1600頃〜前1028)の甲骨片に筆を用いたと思われる文字が書き残されており殷代あるいはそれ以前から筆があったことが知られます。さらに新石器時代末期の彩陶にも毛筆状のもので描いたと思われる文様があり、筆の存在を推測することができます。

現在確認できる最古の筆は、戦国時代の楚(?〜前223)の遺跡から発見された「長沙筆ちようさふで」です。約16cmの細い竹軸の一端を裂いて、兎毫を挟み、糸でくくりつけられて、漆で固められています。また漢代の木簡とともに発見された「居延筆きょうえん筆」(前75〜57と推定)は、約21cmの木軸の一端を四つ割にして、1.4cmの穂を差し込み糸で縛り、漆で根元を固めてあります。毛の種類ははっきりしませんが、筆としてかなり完成した姿をしています。

筆

左:最古の筆「長沙筆」の複製

右:漢代の木簡とともに発見された「居延筆」



資料提供:
芸術新聞社「墨スペシャル26 文房四宝の楽しみ」より


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