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last update 2013/05/22 10:06
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割れる筆の治し方3-2

割れる筆の治し方3-2

今まで書きやすかった筆が割れるようになった時、三種類の状態が多く見られます。
今日は、三種類の内の二番目を説明します。

3-2)筆穂が胴ぶくれになっている場合
穂首(筆の毛の根元)全体に墨の粒子と切れた毛が付着しているためで、両手ではさみ、もみ洗いし、水中で櫛を通します。筆専用の櫛がありますが、ご家庭にある櫛をご使用の場合は、歯と歯の間に突起が無く丸みのある物をご使用下さい。突起のある櫛をご使用されると毛が切れる場合があります。
最後に軸から指をすべらし、しこくようにして水を切ります。その後、紙か布で穂首を包み水分を吸収させ、筆架に穂首を下にして陰干しします。軸際(筆軸と筆の毛の付け根)に水分や墨が残っていると根腐れの原因になります。


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