硯の選び方
硯の選び方の目安として「鋒鋩〔ほうぼう)」の立ち具合(細かく均等である事、耐久性がある事)、石の緻密性、見た目、軽く叩きあまり硬い音のしないものなどを基準に、墨堂(丘)が平面であること、墨の磨り心地がよく、墨のおり方がよいこと、発墨がよいことなどがあげられます。「鋒艶(ほうぼう)」とは、やすりの目のような石目で、墨をおろす砥石の役目を果たします。硯の石紋をみるには、容器に水を張り、その中に硯を入れてみると石紋が浮かび上がってきます。
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