紅花墨(こうかぼく)と○印について墨の形は、頭が少し丸くなった長方形で、紅花墨と言う名前で一般に知られています。昔、紅花(べにばな)の汁を入れて造られたところからこの名前がつけられました。墨の頭の印は、●(星)と○(丸)の二種類があります。一つ●(星)から五つ●(星)、一つ○(丸)から五つ○(丸)まで十段階あり、墨の等級を表します。●(星)より○(丸)の方が高級品で、●や○の数が増える程、原料が良い墨となります。昔から、「紅花墨」は一般的に「お花墨」と呼ばれています。これは、「紅花墨」の文字が草書で書かれており、その「紅」がひらがなの「お」の様に見えることから呼ばれる様になりました。
Powered by Estore